・豆乳がなぜダイエットに効くのか?
・豆乳ダイエットの方法
・おすすめの豆乳商品
みなさん、身体に良いとされている豆乳ですが、実は豆乳がダイエット食品としても優れていることを知っていましたか?
この記事では、なぜ豆乳がダイエットに良いのか、その理由をまとめてみました。また、豆乳ダイエットに効果的な正しい飲み方やタイミング、同時に摂取すると相乗効果の得られるおすすめの食品を紹介していきます。
目次
1. 豆乳の基礎知識

出典:https://dietsoul.jp
そもそも、豆乳とは何かご存知ですか?
豆腐を作る途中で大豆ができるのですが、その大豆からできた液体のことを豆乳と呼んでいます。みなさん、なんとなく「豆乳は身体に良い」と考えておられると思いますが、どうして身体に良いのでしょうか。そこでまず最初に、豆乳に関する基礎知識をご紹介します。
【調整豆乳と無調整豆乳】
豆乳には、調整豆乳と無調整豆乳があり、その定義はJAS法で細かく定められています。

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・調整豆乳
大豆固形分が6%以上。大豆以外に、砂糖や食塩、食用植物油のみを加え、口当たりと風味を良くしたもの。
・無調整豆乳
大豆固形分が8%以上。大豆以外に、何も加えていないもの。
これだけだと一見、砂糖の含まれている調整豆乳のカロリーの方が高そうですが、実はそうでもないんです。調製豆乳のカロリーは200ml当たり68kcal、無調整豆乳は104kcalとなっています。調整豆乳の方が低カロリーですね。
なぜかというと、調整豆乳の大豆は、普通のものより脂質を少なくしたものが使われているからです。つまり、ダイエットのために飲むなら調整豆乳の方がおすすめということです。
【一日の摂取量】
いくら健康に良いとされている豆乳でも、摂取のし過ぎは身体に良くないとされています。何事も限度が大切なのです。摂りすぎると、豆乳に含まれるトリプシンインヒビタというものが、タンパク質を分解するために膵臓から出るトリプシンの分泌を妨げてしまいます。そうすると、消化器系がうまく働かなくなり、下痢を引き起こす可能性が高まるのです。
また、豆乳には美肌やダイエット効果が高いとされるイソフラボンが多く含まれていますが、過剰摂取をするとホルモンバランスを崩し、ニキビなどの原因となってしまうこともあります。
一日に豆乳は、だいたいコップ一杯程度とされる200mlを目安に飲むのがおすすめです。他の大豆製品もよく摂られる方は、半量の100ml程度に抑えておくと良いでしょう。飲む量さえ気を付ければ、とても身体にとって良いこと尽くしなのが豆乳です。
2. 豆乳がダイエットや美容に良い理由

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豆乳は、もともと大豆からできているため、高タンパク低カロリーな飲み物です。そして、その大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど、栄養価が高く優れた食品なのです。タンパク質やビタミン、ミネラル、イソフラボン、ペプチドなど数え切れないほどの栄養素を含んでいます。
豆乳は、これらの成分を大豆からたくさん引き継いでいるため、健康や美容はもちろん、ダイエットにも効果的だと注目されているのです。
以下に、ダイエットや美容に良いとされる豆乳の成分を一部、ご紹介します。
■タンパク質
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす作用があり、痩せやすい体質にしてくれます。
■イソフラボン
大豆イソフラボンが女性ホルモンを増加させることで、バストアップ効果や、肌、髪を綺麗にする効果があります。また、更年期障害や骨粗しょう症の予防にもなります。
■サポニン
サポニンは、脂肪の吸収を抑える働きがあり、体重や内臓脂肪の増加を抑えてくれます。
■リノール酸
豆乳に含まれるリノール酸により、アレルギーやアトピーなどを予防してくれます。
■カリウム
カリウムは摂取し過ぎた塩分の排出を促してくれるので、女性の多くが悩む、むくみの解消を手助けしてくれます。
■ビタミンE、ビタミンK
ビタミンEは、血行促進や脂肪の酸化を抑える働きがあるので、生理不順や肌荒れを防いでくれます。そしてビタミンKは、歯や骨の成長を促進させてくれる働きがあるので、健康には欠かせない栄養成分です。
3. 豆乳ダイエットにおける正しい飲み方やタイミング

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豆乳のダイエット効果を最大限に得るためには、その飲み方とタイミングがとても大事になってきます。
【正しい飲み方】
スーパーやコンビニでは、豆乳が冷えた状態で売られていますが、少し温めてから飲むことをおすすめします。それは、温めても栄養価はほとんど変わりませんが、栄養素の吸収を良くすることが分かっているからです。
身体を冷やしてしまうと代謝が悪くなるので、冷たい豆乳を飲むことはダイエットに向いていません。そして、タンパク質を壊さないためにも、温める温度は40度ぐらいまでにとどめておきましょう。
【飲むタイミング】
ダイエットのために、豆乳を飲む正しいタイミングは、「起床後すぐ」と「食事の前」です。
■起床後
朝の起床後に豆乳を飲むと、そのエネルギーや栄養素を効率よく摂取できるので便秘の改善に繋がることが分かっています。便秘はダイエットの天敵なので、とても嬉しいですね。
■食前
食事の30分前に豆乳を飲むと、大豆サポニンによって脂肪やコレステロールの吸収が抑えられます。また、血糖値の上昇を緩やかにすることもできるので、ダイエット効果が高まります。また、満腹中枢を刺激することもできるので、食べ過ぎ防止にもなります。
4.他の食品と豆乳の組み合わせ
豆乳は、他の食品と組み合わせて摂取することで、より一層ダイエット効果が期待できることが分かっています。
① バナナ+豆乳

豆乳ダイエットの中でも、最もバランスが良いとされているのが、豆乳バナナドリンクです。
バナナには、ストレスを抑制する効果があるので同時に飲むことでイライラを抑えながらダイエットができます。また、バナナにはカリウムが豊富に含まれていて、むくみを解消してくれる効果もありますし、バナナを摂ることで満腹感も得られるので最高の組み合わせといっても過言ではありません。
② きなこ+豆乳

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きなこも豆乳と同じく、大豆から作られたものなので、言うまでもなくとても健康に良いです。豆乳にきなこを溶かして飲むことで満腹感が得られますし、食物繊維が豊富なので便秘の解消にも効果的です。
③ ココア+豆乳

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温めた豆乳にココアを溶かすことで、豆乳が苦手な人にも飲みやすくなります。また、ココアに含まれるポリフェノールにより、アンチエイジング効果も期待できます。
5.おすすめの豆乳商品
■キッコーマン 豆乳飲料 バナナ味

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フルーツ系の豆乳飲料の中で、一番人気なのがこのバナナ味です。しっかりバナナの味がして、豆乳の味が抑えられいるので飲みやすいドリンクです。とても甘みが強いので、甘いものが好きな方におすすめです。
■キッコーマン 豆乳飲料 紅茶味

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アールグレイ風味で、豆乳よりも紅茶の味を強く感じられる、とても人気のある商品です。抗ストレスや老化を防ぐ効果のある、茶ポリフェノールが多く含まれているので、お仕事の合間など、一息つきたいときの気分転換に良いですね。
■マルサン 豆乳飲料 麦芽コーヒー カロリー50%オフ

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豆乳飲料のカロリーが気になっている方におすすめの商品です。1本中のカロリーは200mlあたり、48kcalととても低カロリーです。また、糖質や脂質も他のものより少なくなっているところも有り難いですね。カロリーオフとはいっても、味は甘さが控えめでとても美味しいですよ。
■豆乳クッキー

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豆乳で作られており、一般的なクッキーよりカロリーが低くなっています。固形物なので、食べ応えがあり、満腹感も得られるので人気の商品です。カロリーが高いお菓子をやめて、豆乳クッキーに置き換えたり、食事の前に数枚食べて食事の量を減らしたりすることで、ダイエット効果が期待できます。
6.まとめ

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豆乳が健康や美容、さらにはダイエットにも効果的な理由が分かっていただけたでしょうか。豆乳の原料である大豆がすごく豊富な栄養素を含むために、さまざまな効能が得られているんですね。その栄養素一つひとつが、それぞれに大きな役割を担っていて、美容やダイエットの促進を手助けしてくれています。
また、身体に良いからと摂取のし過ぎは逆効果ですので、一日コップ一杯を目安に食事の前などご自身にあったタイミングで飲むようにしましょう。他の食品とうまく組み合わせて、豆乳の栄養成分を効率良く摂り入れてダイエットを成功させたいですね。
ライター:木村