転職タイミングはいつ?ワーママ転職の成功のコツまとめました♪

こんにちは!この記事は、転職を考える子持ちママに向けて、実際のママの転職体験談と転職のベストタイミングについて詳しくまとめています。合わせてママの転職市場やママの転職が難しくなりがちな理由などを前提のお話も扱っています。読めばきっと転職前の不安な状態を、より広い視野で見直すことが出来るようになるはず♪

ワーキングマザーが一般的になった現在、ママは家庭にいるものという考えはすっかり古くなっています。子育てしながら社会に出て働くことは、ママ自身に経済力や社会性を取り戻させるため、とても良い動き方ですよね。子持ちママの転職活動は、子どもの生活と切り離しては考えられません。

もしもタイミングを誤れば就職も失敗、家事や育児に支障が出るばかりでなく、かけた時間や労力が水の泡…ということもありえます。ママの転職活動では、タイミングの見極めがきわめて重要になります。この記事ではそうした見極めに重要なポイントやママの体験談も扱っていますので、ぜひ参考にしてください!

■子持ちママのお仕事事情

現在の子持ちママのお仕事事情についてまず見ていきますので、詳しい事情を知ってみませんか。

子育てしながらでもお仕事したいママはたくさん

子供がいる中で働くことは、ママとしても様々な制約がありますが、それでも働きたいというママが増えています。結婚・妊娠・出産を経ても、そのまま家庭に入るばかりではなく、外に出て働くワーママは一般的となっています。
そんな中でママが転職するのは本当に簡単なのでしょうか。

正社員もあり得るかも?ママ歓迎企業は増加傾向

結婚前に働いていて、結婚・妊娠や夫の転勤などで離職した女性ほど、子育てをしていても働きたいと両立を望む人が多いです。結婚前に正社員として働いていた女性も多いため、これまでのキャリアやスキルを活かしたいというママも珍しくありません。

そしてそれを取りまく状況も、決して悪くありません。現在、人手不足があらゆる業界で問題となっているため、ママを労働力として再評価する企業も出てきていて、ワーママの就労環境も整い始めています。保育園や託児所を備えた職場などもありますよね。
ママでも正社員を目指すことが可能な時代と言えます。業種や労働条件をしっかり吟味して正社員を目指してみる方法もおすすめです。
ただし、転職先を探す場合に、男性が多い業種や会社は、どちらかというと子持ちママを歓迎しない場合や働く条件そのものが整っていないケースがよくあります。営業職や技術職などは男性も多く、変則的に対応しなければならないことも多いため、時間に制約があるママには厳しい条件になります。
同じ正社員を目指すにしても、業種や会社を選ぶ必要があると言えます。これまでママを多く採用している会社などの場合は、働きやすい職場が多いと考えられるのでおすすめです。

それでも難しくなりがちなママ向けの求人探し

正社員を目指すママも増えていて、就労環境は良くなっていますが、それでも子持ちのママの多くは時間的制約があることがデメリットです。転職が簡単と言うわけではなく、難しさは今もあります。そのためママ同士で少ないママ向けの求人を奪い合うことに…。
そうした状況を避けるためにも、これまでの自分のスキルの棚卸や差別化のための資格取得をしてみるのがおすすめです。自分のスキルや経験を改めて列挙して「これならママでも雇ってもらえそう、転職できそう」と言えるものを、客観的に自己分析してみませんか。もし、そういったものが見つからなければ子育て中に資格を取るのもおすすめです。
ママ同士や独身の若い女性との求人の争奪となりますので、差別化できるものを持っておくことが大事になります。

子持ちママのデメリットも知っておくことが成功のコツ

また、子育て中は転職のために求人探しをする時間もなくて大変なママが多いでしょう。求人探しに成功するコツとしては、子持ちママが転職する際のデメリットになりそうなことも最初に知っておくことがおすすめです。
デメリットになるポイントをあらかじめ知っておくことで、逆に転職しやすくなりますので参考にしてみませんか。具体的にデメリットを挙げてみます。

・時間的制約

子供のお迎えの時間があるなど、労働時間に時間的制約があることが多いですよね。時短で働かなければならないワーママもいます。正社員として働くには時間的制約があることが多く、厳しい場合が多いでしょう。時短勤務が難しい場合は、最初はパートや派遣などで入って、後で正社員登用がある会社に入る方法もおすすめです。
前例としてそういうワーママがいる職場を探すのもいいでしょう。

・残業があまり受けられない

子持ちのママの場合には、急な残業なども受けられない可能性がありますので、残業が多い仕事や変則的な仕事は難しくなります。最近では残業週何時間と求人に明記してありますので、残業時間がない所を選ぶことがポイントです。

・仕事が終わらない時に誰かにお願いしなくてはならない

時間内に仕事が終わらないというケースもあり、間に合わない場合などは誰かに自分の仕事をお願いしなければなりません。お願いする相手がいない場合やいた場合にも相手に気を使うのがデメリットです。仕事の協力体制があるのかどうかも大切です。
あまり人数が少ない会社で、自分が休んだら代わりがいないという会社よりも、協力体制がある会社を選ぶのがいい方法です。
また、終わらない仕事を家に帰ってやるワーママもいます。しかしそうした勤務をする場合、時間に余裕がなくなるため気を付ける必要があります。

・子供が病気の時に休まなければならない

子供が病気の時に、休むことが多くなるのは雇う側としてはデメリットで、いつ休まれるかわからないと思われます。子供が病気の時に他の人に見てもらうことが可能なのか、どこかに預けられるのかなどを検討しておく必要があります。
病気の子供を保育園に迎えに行ったり、病院に連れていったりするのに、時間単位で有休が使えたり、子育て期間中の特別な有休がある企業もあり、そうした制度が利用できると嬉しいですね。

・一度離職しているので、スキルや経験に不安

転職するママの場合には、一度退職していますので、その間のスキルや経験が不安視される可能性があります。最近では、少し仕事を離れていただけでも技術や知識が通用しなくなることがあります。スキルや資格をブラッシュアップしておかなければ、あまり役立たないこともあります。
子供が保育園や小学校へ入る時期を目指して資格を取っておくのもおすすめです。

■ママの転職体験談を参考に

ここで、ママの転職に関して、実際にあるママのAさんの体験談をご紹介します。
転職することになった理由や転職までの流れ、そして失敗談や失敗からくる教訓や対策がとてもためになりますよ。

Aさんの転職理由は?働く環境が合わなかったことから

わたしが転職を決意した理由として、まず、以前の職場環境がイマイチであったという事がありました。いわゆるファミレスでランチのホールのアルバイトをしていたのですが…。
当初、年少・年長の子どもを抱えていました。そのためランチの時間しか入れない事を先方には伝えてあり、先方もその件を了承してくれていたのですが、小さな子どもがいるという理由でシフトをかなり削られたり、希望のシフトとは真逆のシフトを入れられたりと…、理不尽だなぁと感じることが多々ありました。

Aさんはアルバイトから転職を決意!

職場の方々もいない方の悪口をほぼ毎日言っていて、そう言うことが苦手な私には、ただただ苦痛でしかありませんでした。正直、アルバイトなのでお給料もそんなにいただけるわけでもなく家計の足しにもならないような額でしたので、いっそのこと転職をしよう!と奮起しました。

Aさんはどう転職先を選ぼうとしたのか?慎重に選ぼうとしたが失敗

次に働くところはしっかりしたところにしよう!と、ハローワークや就職情報誌などを見て色々と探しました。面接も何件か受けましたが、小さな子どもを抱えているとなかなか取り合ってもらえないのが現状でした。
その頃は子どもたちも小学校3年生と1年生で少し大きくなったものの、まだ母親の手が必要な年齢だったので、会社側もフルでしっかりと働いてもらえないと言う気持ちもあったのだと思います。

Aさんは希望業種を変えてみることに

そんな時に、知り合いからの紹介で大手の生命保険会社での営業のお仕事のお話を頂きました。保険営業など私が一生やらないお仕事だと思っていたので、一瞬戸惑いましたが…。
しかし話を聞いてみると、私が想像していたものとかなり違う状況でした。一般的なイメージとは随分と違い、職員の事を考えた仕組みでした。
働く人も主婦やママさんたちがほとんどなので、小さい子どもを抱えていても働きやすい環境を整えてくれているようでした。その話が本当なら、これほどありがたい事はない!と思ったのです。

Aさんの転職後の実感は?アドバイスは?

その話の通り、働き出してそろそろ4年経ちますが、子どもを抱えていても何1つ困る事なくお仕事をすることが出来ています!
ワーママにとって1番大切なのは、ママが働くことに対して深い理解のある職場を選ぶこと!職種で毛嫌いせずに、ひとまず話を聞いてみる事が最も大切だなと思う、私の就職活動でした。

Aさんの転職の実体験を知ってみると、最初の職場はあまり子持ちママもいないような環境でしたので、ママにとっては環境が厳しかったようですね。シフト制で難しい勤務も多かったのが転職した理由となっています。
転職後はママにも理解のある職場に転職することができて、成功していますよね。
業種や会社によっては、子供がいても働くことに理解のある場も多くあります。そうした所を探し出すことが転職を成功させるためのコツと言えます。業種や会社にあまりとらわれないことも大事だと気づかされるAさんの体験談です。

■ママの転職のベストタイミングはいつ?

よく言われるのは、ママの転職のベストタイミングはいつがいいのかということです。いつ転職するとうまく成功するのかが気になりますね。
Aさんの場合には、アルバイトだったということもあり、もっとしっかりと働きたいというのも転職のタイミングになっています。下の子供が小学生に上がったのも大きなタイミングになっています。
ママの転職のベストタイミングについても具体的に参考にしてみませんか。

保育園と小学校、どちらの節目がねらい目?

ママの転職のタイミングは、子供が保育園や小学校に入った節目に転職する人が多くいます。どちらの時期がねらい目と言えるのかも見ていきます。
保育園と小学校に入った節目に転職した場合に、どんなメリットやデメリットがあるのかも参考になりますよ。

・保育園入園の頃の転職の場合

保育園入園の頃に転職するケースが多くありますよね。保育園入園の場合には、まだ子供にも多くの手がかかり、仕事も転職して不慣れで気を使います。家事と育児、仕事でストレスが大きくなるママもいます。送り迎えが必要なために、保育園までの送迎の時間がかかることでもストレスを感じるママがいますので少し注意が必要です。
保育園に子供が通い始めると、子供が病気になったりすることも多くなり、その都度仕事を休む場合や保育園まで迎えに行くデメリットは覚悟しておくことが必要です。また、精神的には「小さな子供を長い時間預けていていいのだろうか」「もっと子供と触れ合う時間を作った方がいいのでは」と思うママもいます。
ただ、国の制度としては2019年10月から、3歳からの幼児教育・保育を無償化にするという施策ができたことで、保育園にも預けやすくなりましたよね。正社員でなくても、アルバイトやパートで預けて働いても、その分が全額収入アップに繋がります。子供が保育園に入るのをきっかけに転職するのはいい機会と言えるでしょう。

・小学校入学の頃の転職の場合

小学校に入学した頃に転職するのは、保育園と違って子供を保育園に送る必要がなくなるのがメリットです。子供も成長し安定してきますので、病気も減ってきます。
ただ、小学校1年生は下校時間も早く、その後学童保育に預けることになります。学童保育の時間が短いために早く迎えに行く必要があるのが大変です。保育園に預けていた場合よりも早く迎えに行かなければならなくなります。残業などがあると時間に間に合わないことも増えてきます。

・ママの中で様々な条件を考えたタイミングが大事

こうして見ますと、保育園に入る頃に転職する場合と小学校入学の頃に転職する場合には、それぞれにメリットやデメリットがあり、各々気になることがあります。
転職する際に、転職先でも面接の際に「時間的制約があるのか」「残業ができるのか」「子供が病気の時にはどうするのか」「今のスキルや経験」などについて、詳しく聞かれるでしょう。そうした際、自分でこれらの条件がクリアできると判断できた時が、転職のベストタイミングです。ママの中で、一番いい時期を見つけることが大切です。

・求人数が増える1月~3月に転職活動をするのがおすすめ

一般的に言えば、求人数は、1月~3月に求人が増えますので、その時期に子持ちママも転職活動をするのがおすすめです。子供が保育園や小学校に入る前になりますが、その時期に転職活動をして決めるのが一番いい方法です。
保育園の場合は、預けたい所をあらかじめ決めておき、雇用先が決まる予定と言うことで進めておくといいでしょう。

共働きになる場合はとくに慎重に

子持ちママが働き、またそれが共働きになる場合、子供だけでなく夫との関係も考えて転職する必要があります。共働きになる場合は、夫の協力がとても大切です。
保育園の送迎で夫の協力が得られるのか、小学校の学童保育の迎えなどに寄ってもらえるのかなど、どんな時間帯に実際に協力してもらえるのかを相談して慎重に転職してみませんか。
転職のタイミングは、子供と夫と自分、みんなのタイミングがいい時を見計らうことが重要です。保育園に入園する時、小学校に入学する時、それぞれの時期に協力体制が得られるよう確認して転職できるのがベストですね。
そして、最初から無理をしそうな場合には、それを解決する手段を事前に考える必要があり、自分の親に子供を迎えに行ってもらうなど対策を取ってから転職するのがおすすめです。できるだけ周りのサポートを得られるようにして、タイミングを逃さずに転職するのが成功のコツと言えます。

■まとめ

子持ちのママが転職するタイミングについて見てきました。子育て中のママにとって、転職はとても大変なことで、タイミングを大事にすることが必要です。子供が保育園や小学校に入る際もいいタイミングと言えます。
今の職場がママとして働くには環境が良くない場合には、より働きやすい環境を求めることも大切です。ママにより働きやすい環境の業種や会社に転職することで、仕事も長続きさせることができます。転職を成功させるためにも、子育て中のママにも優しい業種や会社を吟味して選ぶことが大事なことですね。