【子供用シャンプーって?】安心して子供に使えるシャンプーの選び方

この記事でわかること
・子供用シャンプーの必要性
・シャンプーの選び方
・おすすめのシャンプー

 

赤ちゃんの時は頭も体と一緒に洗いますよね。そういえば子供って何歳からシャンプーを使えばいいの?と疑問に思うママも多いはず。市販では子供用シャンプーが販売されていますが、本当に必要なのでしょうか?

今回この記事では、子供用のシャンプーとはどういうものなのかをふまえたうえで、子供のシャンプーの選び方・使い始めるタイミング・おすすめのシャンプーをご紹介します。お子様にぴったりのシャンプーが見つかればいいですね♪

1.子供用シャンプーとは?

はっきり言ってとても単純です。子供が使うことを前提として作られたシャンプー。何とも単純な答えに拍子抜けされましたか?

大人用との違いも簡単で、成分が違うだけ。大人は整髪料やオイルなどを使用することがあるため、洗浄力の強い成分を使用していることが多いです。

一方、子供用のシャンプーは弱酸性やアミノ酸の優しい成分でできているのが特徴。シャンプーを嫌いにならないよう、キャラクターのボトルで販売されているものもあります。スーパーで見かけると子供に『買ってぇ』とせがまれるアレです。私は自分の子供に使用したことがないのですが、お風呂が嫌いな子や、シャンプーが苦手な子のためにはとてもいいアイテムです。自分で好きなキャラクターのボトルを選ぶと、お風呂が待ち遠しくなるかもしれません。

2.大人用のシャンプーを子供が使用しないほうがいい?

これは多くのママさんが疑問に持つ問題だと思います。実際、私の子供(4歳・2歳)は私のシャンプーを使用しているのですが、ママのものを共有できると分けて購入することがないので経済的ですよね。でも、実際は子供の肌や頭皮に合わせて子供用、もしくは成分にこだわって選んだほうがよさそうです。もちろん、私の家庭のように、子供の肌や頭皮に問題がなく、お母さんの判断で大人用を使用することがダメというわけではありません。

美容師さん曰く、なぜ大人のシャンプーを使用しないほうがいいかというと、子供の皮脂汚れなどは簡単に落ちるため、大人用のような洗浄力のきついシャンプーを使用しなくてもいいからなんだそうです。洗浄力の強いシャンプーは必要以上に油分を洗い流してしまい、頭皮が乾燥する原因になります。異常にフケが多い場合やかゆみがある場合は、シャンプーが原因だということも考えられますので、皮膚科の先生や小児科の先生など専門家に診ていただく必要があります。

また洗浄力の強いシャンプーは、目に染みて『シャンプー嫌!』となることも…。その点、子供用のシャンプーは弱酸性など肌に近い成分でできているため、目に染みにくいんだそうです。肌や頭皮、髪にも優しいので、刺激に弱い子供の頭皮にも安心して使用できますね。子供がお風呂を楽しめるような工夫もされている子供用シャンプーは、毎日髪の毛を洗う習慣がつけやすく、肌も痛めにくいのでトラブルを防げます。

3.無添加のほうがいいの?

子供用もの、特に赤ちゃんの肌などに直接使うものは『無添加のもので』というのはよく聞きますね。では、シャンプーでも無添加のものがいいのでしょうか。もちろん、香料や刺激物などが配合されていないほうが肌の弱い子供には優しいのかもしれません。

そもそも無添加とは本当に安全なのでしょうか。無添加と表記している商品でも、安心な成分のみで製造されているとは限りません。刺激物が配合されていても『厚生労働省が定めたアレルギーの原因になる成分』がたまたま使用されていなかったというだけで『無添加』として記載できるので、十分注意が必要です。

また天然成分だから安心という方がおられますが、それも注意が必要です。天然成分だけで製造されているからと言って誰でも安心して使用できるとは限りません。子供の体質や肌質によってはアレルギー反応で赤くはれたり、炎症が起こったりすることもありますので、商品の成分表をしっかり確認して初めて使用する際は子供の様子をしっかりみてあげてくださいね。

■子供の頭皮を知る

子供の頭皮や皮膚はまだ刺激があるとそれに対応できないほど発達していません。つまり刺激物をバリアして守ることができないのです。ちょっとした刺激で、炎症を起こす子もいるくらい、子供の肌や頭皮は繊細なのです。

ここで重要なのは『洗浄成分』。次項でもお伝えしますが、『無添加』とか『天然成分配合』などと謳っている商品が多く販売されていますが、必ずしも安全ではないということを頭に入れて、購入することをおすすめします。

4.子供のシャンプー、上手な選び方とは?

子供の肌は強い子でもやはり繊細なもの。刺激の強いシャンプーは肌や頭皮を痛める原因になりかねません。洗浄成分は選ぶ上で重要なポイントです。

■おすすめはアミノ酸シャンプー

子供にとってよいとされているのは、アミノ酸系シャンプーです。低刺激で一般的な大人用のシャンプーと比べると洗浄力は落ちます。大人が使用すると少しもの足りなく感じるかもしれません。しかし、子供の頭皮など、最低限の汚れを取るのであれば十分といえるでしょう。
気を付けたいのは『アミノ酸配合シャンプー』は洗浄力の高い成分が配合されている可能性があります。成分をしっかり確認してくださいね。

また、オーガニックシャンプーもおすすめされていることがありますが、植物アレルギーの子供が使用すると、アレルギー反応を起こしてしまうこともあります。お母さんの判断で使用してみてください。

■気を付けたいのは『高級アルコール系シャンプー』

代表的な成分は『ラウレス硫酸Na』や『ラウレス硫酸アンモニウム』など石油系の界面活性剤で、洗剤などでよく使用される成分です。一般的にドラッグストアなどで安価で店頭に並んでいるシャンプーは高級アルコール系シャンプーだといえます。よく泡立つことで知られている成分で、洗浄力が高いため刺激が強く、炎症や乾燥、フケ・かゆみの原因になることもあります。

■シリコンシャンプーとノンシリコンシャンプー

シリコンシャンプーはやめたほうがいいとよく聞きます。簡単に説明すると、シリコン成分は環境によくないと言われています。本来なら下水処理場で油分などが微生物分解されるのですが、シリコンは微生物分解できないので環境にいいとは言えません。ただし、人体のことだけに注目すると、シリコンが悪いというよりは、海面活性剤で洗いすぎた髪をシリコンでコーティングするというものなので、特に問題があるものではありません。

逆にノンシリコンと謳っている商品で、洗いあがりに髪がきしむことはありませんか?
こちらは、指通りをよくするシリコンが入っていないため、洗浄力の強い成分で洗って何もコーティングされないので、髪がギシギシになっているように感じるのです。ノンシリコンが髪にいいように勘違いさせるような広告があり、注意が必要です。単にシリコンが配合されていないというだけで他のコーティング剤が入っている可能性があります。必ずしも髪にいいとは言えません。

■石鹸系シャンプーは子供に使用していいの?

石鹸系シャンプーは髪にハリを与え、低刺激のものが多く発売されていて、子供の敏感な肌には安心して使えると言えそうです。しかし、石鹸系のシャンプーを使い続けると、肌の弱酸性とは真逆のアルカリ性に傾くそうで、酸性のリンスを一緒に使用する必要があります。手間でなければ、特に肌の弱い子供にはおすすめといえるかもしれません。
また、長年使い続けている方は『抜け毛が減った』『枝毛が目立たなくなった』という利点を挙げています。

赤ちゃんの頃は身体も髪の毛も洗える全身用のベビーソープを使用されている方が多いと思います。赤ちゃんの頃から髪の毛がふさふさの子を除き、たいていの子は全身使えるベビーソープで十分ですよね。大体1歳ごろからシャンプーを使用している方が多く、子供の髪の毛の量が増えた、子供がシャンプーに興味を持ち始めたなど成長に合わせて使用を切り替える方が多いようです。

■大人用に切り替えるタイミングは?

子供用のシャンプーはいつまで使用しているかということですが、特にいつまでということはありません。一般的に洗浄力に物足りなさを感じた頃に切り替える方が多いようです。小学生になり『皮脂のにおいが取れにくくなった』とか『髪の毛をまとめるために整髪料を使用するようになった』というタイミングで、大人用を使用するようになったという方も。一概にこれが正しいとは言い切れないのですが、成分やシャンプーの種類によっては親子で使用できるものもありますし、子供の肌の状態などを考慮しながらお母さんの判断で使用を切り替えてあげてくださいね。

6.子供におすすめのシャンプー

■キャラクターボトル

・バンダイ

出典:http://bandai-lifestyle.jp/

キャラクター商品やおもちゃの販売でおなじみの『バンダイ』。キャラクターの種類もさすがのラインナップで子供が好きなキャラクターが多数揃っています。成分は、弱酸性のリンスインシャンプーで、低刺激・アミノ酸系界面活性剤でしっとりした洗い心地。

■弱酸性・低刺激・無着色

・1才半からのコンディショニング泡シャンプー ふんわりシャボンの香り

出典:https://products.pigeon.co.jp/

1歳半から使用できる泡シャンプー。泡で出てくるため、子供の『自分で!』にも対応できます。なんでもじぶんでやりたがる時期には助かるシャンプーですね。弱酸性の低刺激でたくさんの汗やニオイをしっかり洗い流してくれます。

■大人も一緒に使えるオイル系アミノ酸シャンプー

大人も、年齢とともに肌が荒れやすくなることもあります。今まで大丈夫だった安価なシャンプーでも乾燥が目立つようになることもあります。低刺激のアミノ酸シャンプーは洗浄力が弱い、髪がきしむという弱点がありますが、指通りをよくするため、シリコンではなくオイルを使用しているのが、オイル系アミノ酸シャンプーです。
保湿力もあるシャンプーなので、子供も大人も安心して使用できると言えそうですね。

・モイスト・ダイアン オイルシャンプー エクストラモイスト

出典:http://www.moist-diane.jp/

オイルシャンプーで一番人気の商品です。比較的安価で手に入りやすいかもしれません。
バオバブオイルなどをはじめ、希少なレアオイルを配合しています。アルガンオイル洗浄成分を配合。頭皮に詰まった汚れもすっきり洗い流してくれます。植物成分なので、アレルギーが出ないかは確認してからご使用くださいね。

7.まとめ

ここまで子供のシャンプーについてみてきました。実際、私の子供には一般的な大人のシャンプーを使用していても特に大きなトラブルがなかったので、それほど深く考えてきませんでした。しかし、乾燥やフケ、かゆみのトラブルは確かに気になります。思い返せば体調が悪いときなど、かゆがっていることがあったように思います。

私のように、今まで何も思わなかったという方も多いのではないでしょうか。しかし、検索をしてこの記事にたどり着かれた方は、気になってシャンプーの選び方や子供用のシャンプーについて気にされていたことと思います。この記事が少しでも役に立てればと思います。
それぞれに利点や弱点はつきもの。お母さんの判断で、子供にとって一番良いシャンプーを見つけるきっかけになればいいですね。

ライター:Sawai