女性ホルモンを増やす方法って?』上手に女性ホルモンと付き合おう

様々なトラブルの原因にあげる「女性ホルモン」。増やす方法はあるのでしょうか?また、恋をすると増えるとか、美味しいものを食べると増えるなどよく聞きますが本当のところどうなのでしょうか?ここでは、女性ホルモンの説明から、なぜ女性ホルモンを増やすのか、どうやって女性ホルモンを増やすのかなど、女性の体と一生上手く付き合っていく方法をご紹介していきます。

この記事でわかること
1.女性ホルモンは似ているものでカバー
2.エストロゲンを増やす方法
3. 女性ホルモンに似た大豆イソフラボン

読むのに必要な時間は約 7 分です。

1. 女性ホルモンを増やしたい!

結論、女性ホルモンは、増やすことができません。

その理由は、女性ホルモンは生まれたときから変わらないからです。はじめから女性ホルモンは増やしたり減らしたり出来ないのであれば、この記事を読む必要はないと思う人もいるかもしれませんが、女性ホルモンを増やす減らすではなく、上手に付き合っていくということをここではご紹介していきたいと思います。

女性ホルモンは一生でスプーン一杯分くらいとも言われますが、そのスプーン一杯分くらいの微量なホルモンでも女性の心身の変化を左右します。増やすことができないということですが、バランスよく同じ分泌量にコントロールするようにしたり、食事や睡眠など生活習慣で補うということはできます。

また、恋をしたり、ときめいたりすると、女性ホルモンが増えるというのをよく聞きませんか?でも上記で示したように、女性ホルモンが増えるということは残念ですがありません。女性ホルモンは脳からの指令で体の中で作られ分泌されているので、感情で分泌が左右されることはありえません。

しかしときめきは女性ホルモンにいい影響を与えます。今回はそちらについても後程ご紹介しますね!

2.女性ホルモンのおさらい

女性の体は、エストロゲンとプロゲステロンという2種類のホルモンが、毎月の生理を起こしています。女性ホルモンとはなにかを簡単に言うと、この2種類のホルモンのことです。約28日周期のリズムで、この2種類のホルモンが交互に増減することで、月に一度生理が来ます。

出典:https://www.otsuka-plus1.com/

月経から次の月経まで28日周期のグラフです。月経から排卵日までに、エストロゲンが分泌され、排卵から次の月経まではプロゲステロンが分泌されることがわかりますね。

■増やしたい女性ホルモンはどっち?

エストロゲンの方です。やはり、女性らしさを保つために相応しいからです。そして、これが不足していると、生理不順になって生理が遅れてしまうこともあるそうです。

エストロゲンの分泌の量が少ない原因としては、不規則な生活、運動不足、お酒や煙草の過剰摂取が考えられます。そのせいで乱れると、生理時の過剰な痛み、肌荒れ、下手すると生理が止まることもあります。

そうするとまたストレスなどで不規則な生活になってなど…悪循環ですね。そんなことにならないように対策や知識をつけておきましょう。

■エストロゲンの作用

これは”美のホルモン”ともいわれ、主には女性が妊娠・出産するにあたって大事な役割があります。

エストロゲンは、「子宮内膜を厚くして妊娠に備える」「受精卵の着床を助ける」「卵子を育てる」といった役割があります。他にも女性らしい体を作る効果もあり、具体的には、「肌にハリやツヤを与える」「髪をツヤツヤにする」ということも言われています。

また外見だけでなく、「新陳代謝がアップする」「内蔵脂肪をつきにくくする」「自律神経や脳の働きを良くする」なども役割があるそうです。
またエストロゲンの分泌は、年々減少していきます。

出典:https://www.otsuka-plus1.com/

グラフを見ると、性成熟期にあたる35歳くらいから減少がはじまり、更年期である50歳の頃には急激に減少していますね。

■プロゲステロンの作用

こちらも妊娠する体をお手伝いする役割があり、子宮内膜をさらに厚く妊娠を維持する・子宮筋の働きを調整する・乳腺の発達を促すという役割があります。

またエイジングケアの効果もあります。ただ体にとっていい事以外も骨盤内に血を溜め込むので、血行が悪くなるという役割もありますが、体にとっては重要なことですね。

さらに皮脂の分泌の量を増やしてニキビができやすくなるなどもあります。そのためよく排卵後から生理がくるまでに新しい化粧品や刺激が強い化粧品を使うのは避けましょうと聞きますね。

この2種類の女性ホルモンは、どちらかの分泌が多くてもダメで、バランスが大事です。

エストロゲンの分泌が高まる時期に、体も心も調子が良く、やる気が出たり、気持ちも前向きに活動できたりします。

しかし、プロゲステロンの分泌が高まる時期は、イライラしたり落ち込みやすかったり、やる気が出ない気怠さや、腹痛・腰痛・頭痛が見られる場合もあるそうです。これはPMS(月経前症候群)で、症状が様々ですが、あまり感じない人からひどい人まで人それぞれに感じます。

なので、エストロゲンとプロゲステロンの2種類の女性ホルモンと上手く付き合うためには、バランスが保たれているかということが大事になるということです。

3. 上質な女性ホルモンを作るために

上記で女性ホルモンは増やせないと言いましたが、さらに妊娠や出産の適齢期後半である35歳から分泌量は急激に減少します。ここからは生活習慣を整えてコントロールする方法をご紹介します!

■まずは生活習慣から!

“バランスのいい食事”

【マグロ、カツオ】
ビタミンB6という成分が、エストロゲンにはたらきかけ、女性ホルモンのバランスを調整してくれます。そのビタミンB6がマグロやカツオにも含まれています。また女性ホルモンの材料になる、タンパク質も同時に摂取できるので、こちらもオススメの食品です。

【ナッツ類、かぼちゃ】
ナッツ類やかぼちゃにはビタミンEが豊富に含まれています。このビタミンEは、脳下垂体や卵巣に直接作用する働きがあるので、女性ホルモンのバランスを整える効果的があると言われています。また、抗酸化作用もあるので、アンチエイジングにも効果的です。

ナッツとドライフルーツを混ぜたものや、いろんな種類のナッツが入っているものは、最近コンビニでも手軽に手に入りますが、出来たら砂糖の入ってないものをオススメします。かぼちゃはスープにして豆乳と混ぜても美味しいですね。

【アボカド】
アボカドはスーパーで安価に手に入り、半分に切ってスプーンですくってそのまま食べられるので、お手軽なので嬉しいですね。

成分としては、ビタミンB・ビタミンE・マグネシウム・カリウム・葉酸・食物繊維などがあります。たくさんの成分がまとめて摂取でき、これらの成分にはホルモンバランスを維持するための重要な成分です。

【良質な油】
タンパク質とコレステロールは、女性ホルモンに必要な材料です。食事で油をとることで、体内でコレステロールに変化します。身近で摂取しやすい食材ですので、毎朝に習慣づけたり、工夫して毎日の食事に取り入れてくださいね。

ただ、油と聞いてカロリーが気になる方も多いのではないでしょうか?取りすぎは確かにカロリーが気になりますが、程よく摂取できると女性ホルモンを増やすことや、美容や健康にもつながります。揚げ物とかではなく、オリーブオイル、クルミなどのナッツ類や、卵などから良質な油を摂取するようにしてください。

また、フライパンに油をひく代わりに、バターを使う。バターはホルモンを作るために必要な脂溶性ビタミンを豊富に含んでいます。栄養もたっぷりなので、料理に使ってください。

“良質な睡眠”
睡眠不足だと自律神経のバランスが乱れ、女性ホルモンにも影響してきます。遅くても12時に寝て7時に起きるなど、早寝早起きを心がけましょう。また、寝る前に食べない、携帯やパソコンを触らない、熱すぎるお風呂は避けるなど、睡眠の質にこだわるようにしましょう。

“体を積極的に動かす”
運動をすることは、体の血行と代謝が良くなるので、女性ホルモンにも良い影響があると言われています。軽い運動でいいので、寝る前にヨガやストレッチを行うなど、無理なく続けれるような運動を選ぶといいですね。

■毎日を楽しむことが大事♪

ドキドキやワクワクは女性ホルモンのエストロゲンに影響します。ドキドキやワクワクを感じるとドーパミンが大量に分泌されます。そのドーパミンが分泌される場所が、エストロゲンの分泌を指令する視床下部を通るので、エストロゲンにも良い影響があるということです。

小説、音楽、映画、自身の趣味でも何でもいいので、ドキドキやワクワクを感じられるように新しい挑戦をしてみるといいですね。

■ストレスは一番ダメ

女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、指令を出すのは、脳の視床下部という部位です。

自律神経の指示を出す部位でもあるので、不規則な生活やストレスにより自律神経が乱れてしますと、女性ホルモン分泌にも影響が出てしまいます。

ストレスをなるべくためずに上手に付き合いましょう。

4.女性ホルモンに似たもの

女性ホルモンは増えないと何度も言っていますが、女性ホルモンの中のエストロゲンは、食事で補うことはできます。

基本的にはバランスのいい食事と言われていますが、一言にバランスがいいと言っても野菜を食べとけばいいということではありません。

女性ホルモンのエストロゲンの分泌量を増やすことに効果的な食べ物は「大豆イソフラボン」です。

■大豆イソフラボン

女性の体の中で、女性ホルモンと同様の働きをすると言われている大豆製品に含まれる「大豆イソフラボン」。大豆イソフラボンとは、大豆の胚芽に含まれる成分です。大豆製品の、納豆・豆乳・豆腐などにも含まれています。

赤ちゃんの離乳食でもよく使うお馴染みの食品なので、スーパーでも安価で手に入るし、離乳食に使った残りをママが食べることができますね。赤ちゃんでも食べれるということは、お腹に優しく消化もいい食べ物です。

さらに低カロリー高タンパク質なので、カロリーが気になる方や、ダイエット中の方にも手軽に摂取できます。ただ豆乳ラテなど、砂糖を加えるとカロリーが高くなるので、飲み方や食べ方には気をつけてください。あと注意点は、食べ過ぎはダメです。納豆は小パック2個、豆乳は400ccくらい、豆腐なら一丁くらいを目安に食べるようにしてください。

また、更年期やそれに近い女性には、大豆イソフラボンが強い味方になってくれるのでぜひオススメです。エストロゲンの減少で体調の不調や、更年期症状が起きますので、エストロゲンに似た成分の大豆イソフラボンを摂取することで、こういった症状が軽減するケースもあるようです。

そのほかにも大豆イソフラボンに期待できる効果として、以下のようなことも言われています。

・月経不順の改善
・コレステロール値の改善
・肌にハリや潤いを与える
・骨粗しょう症を予防
・血行を良くし血圧を改善

などです。大豆製品の種類は豊富なので、意識して摂取するようにしましょう。

最近では、大豆イソフラボンを強化した特定保健用食品や、サプリメントが数多く出ています。ご紹介しますね。

① おすすめの摂取方法

【オーガランド 大豆イソフラボン】

女性特有の悩みにオススメな「ザクロエキス」「大豆イソフラボン」を配合。ザクロエキスは、エイジングケアが気になる方にも効果的なのでオススメですよ。

さらに、気になる美容や、エイジングケアのサポート成分としてオススメの大豆イソフラボンを配合しました。美容サポートのみならず、健康習慣が気になる方の健康維持にもオススメです。

[葉酸の恵み]

妊娠中でも美容を維持したい!赤ちゃんに十分な栄養を届けたい!
そんな方にとてもおすすめのサプリメントです。

イソフラボンはもちろん、妊娠後の美容維持のことを考えた鉄分やミネラルも含まれているので嬉しいですね♪

放射能テストにも合格した安心で安全なサプリメントです。是非試してみて下さいね♪

[美BODY]

現役インストラクターの方が監修の美BODYはマスカット味でとても飲みやすいサプリメントです。
イソフラボンはもちろんコラーゲンやヒアルロン酸など美容成分もたくさん入っています。

現役インストラクターが監修しているので、脂肪燃焼成分も入っているのが嬉しいですね♪

初回購入は480円とお得なので、美容だけではなく、美しい体を手に入れたい方は是非試してみて下さいね♪

【小林製薬 発酵大豆イソフラボン エクオール】

小林製薬から出ている栄養補助食品、命の母発酵大豆イソフラボン。楽天市場でお買い得の商品で、ランキングの上位にも載っています。一回1粒でOKなので、手軽に摂ることができますね♪

[イソフラボン&ファイバー]

女性ホルモンだけじゃなく、お腹の調子もよくしたい!そんな方におすすめです♪
ヨーグルトや牛乳にも混ぜて飲むことができるので、とても飲みやすくなっています。

最近疲れや、美容が気になる方は是非試して欲しい商品です!

■もっと似ているのは・・・?

近年の研究では、大豆イソフラボンのパワーの源になっているのは「エクオール」という成分だということがわかりました。

エクオールは大豆イソフラボンよりも、より女性ホルモンに似た成分だということがわかりました。

出典: https://www.otsuka-plus1.com/

大豆イソフラボンに含まれるダイセインという成分が、腸内細菌の力を借りて、変換されて生まれます。

“しかし、日本人の2人に1人はエクオールを作れません”

そこで女性の健康と美容をサポートできる、エクオールが摂取できるオススメのサプリメントを紹介します!

【エクエル/エクオール含有食品】

出典:https://www.otsuka-plus1.com/

大塚製薬のサプリメントです。世界で初めて大豆イソフラボンを乳酸菌で発酵させたエクオールを1日4粒で10mgを摂取することができます

5.ホルモンを補充する治療
女性は閉経が近くなると卵巣の働きが低下するため、卵巣から分泌されるエストロゲンが急激に減少します。この変化があまりにも急激なため、体がついていけずに更年期障害になる女性が多いのです。

最近では、ホルモンを補充するという治療方法もあります。この治療の目的は、急激に減少するエストロゲンを必要最低限補充するといったことです。しかし、メリットもデメリットもあるようなので、気になる方は調べてみるのもいいですね。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。女性は、生理や妊娠、出産など、様々な経験をするとともに体も変化していくので、女性ホルモンと向き合わないといけません。

女性ホルモンを増やすことは出来ませんが、食事や生活習慣、サプリメントなど様々な方法で補い、上手く付き合っていくということが可能です。

好きな食べ物を工夫したり、ストレスをためないように発散方法を考えたり、自分の体にあった方法を見つけて行くことを楽しむということも女性ならではのことですね。