【時期・症状・対策】つわりを乗り越えて素敵なマタニティライフを☆

妊娠初期症状として多くの妊婦さんが経験する「つわり」。実際のところどれほどつらいものなのでしょうか?特にこれから妊娠をお考えの方、第一子の妊娠が判明したばかりの方にとっては、とても気になるところですよね。

今回はつわりの時期や症状について詳しく見ていきたいと思います。また、つわり中の対策や食べ物などについてもご紹介していますので、今まさにつわりに悩まされている方の参考にもなれば幸いです。少しでも楽になって、可愛い赤ちゃんと対面するまでのマタニティライフを楽しみましょう♡

この記事でわかること
・妊娠初期という時期について
・つわりの症状の色々なタイプ
・つわりへの対策法

読むのに必要な時間は約 5 分です。

1.妊娠初期症状(つわり)はいつから?


妊婦の50~80%がつわりを経験すると言われています。本当に軽度のものも合わせると実に90%に上るという情報もあります。振り返ってみるとつわりだったのかなと感じる程度のものから、食事もできなくなるほどの重度なものまであります。

このように、妊娠初期症状のつわりについては本当に人それぞれなのです。ここでは一般的な症状やその時期についてご紹介していますので、あくまでも一つの目安として考えてくださいね。

■妊娠初期症状(つわり)がはじまる時期

つわりがはじまる時期については、一般的には妊娠5~6週からだと言われています。そのため、つわりなどの初期症状によって妊娠に気づく方が多いのです。そして、妊娠12~16週までに自然におさまっていくと言われています。長い方だと実に3か月近くもつわりに悩まされるケースがあるんですね。

■どんな症状なの?

ここでは代表的な症状を5つご紹介しておきますね。同時に様々な症状が出る場合もありますし、一度おさまってもまた別のつわりの症状をぶり返すこともあります。

① 吐きづわり
皆さんがよくイメージするつわりと言えばこれではないでしょうか。食事の有無を問わず吐き気をもよおす症状です。気分が悪いのはもちろんのことですが、症状が重いと体重の大幅な減少や脱水症状などを引き起こすこともあるので注意が必要です。

② 匂いづわり
お米の炊ける匂いがだめになった、なんてよく耳にしますよね。普段はなんてことのない匂いで気分が悪くなってしまう症状です。料理をするのが辛くなるといったケースもあるので、なかなか厄介な症状です。

③ 食べづわり
空腹になると吐き気を感じるため、こまめに何か口にしていないとつらいという症状のことです。栄養の偏りや大幅な体重増加といった、特に妊婦が避けたいような症状にもつながりますので、気を付けたいところですね。

④ 眠りづわり
これも多くの方が経験する症状だと言われます。十分な睡眠をとっていてもずっと眠たい状態が続くのです。妊娠中も仕事を続けている方などは特につらい症状と言えるかもしれませんね。

⑤ よだれづわり
あまり一般的には知られていない症状かもしれませんが、必要以上に唾液が分泌されてしまうというものです。口内の多量の唾液に不快感があったり、それを飲み込むことで胃が気持ち悪くなったりと、吐き気や嘔吐につながるようなこともあるようです。

実際とても大変な思いをされる方も多いのですが、つわりがどういったものか、どんな症状があるのかをあらかじめ知っていれば、不安も少なくなって乗り越えていけるのではないでしょうか。つわりがある方が身体的にはつらいのはもちろんのことですが、逆につわりがなさすぎて胎児の成長が心配になってしまう方もいるようです。「妊婦=つわり」といったイメージも大きいですので納得できますよね。いずれにせよ、妊娠初期症状の時期や程度については本当に人それぞれですので、人と違っていても心配する必要はないということを知っておいてくださいね。

2.初診のタイミングは?

早い段階でつわりの症状を感じる方もいますが、すぐに産婦人科で受診しても、早すぎると判断が難しい場合もあります。初診のタイミングとしては、生理予定日の2週間後、妊娠6週目ごろがベストだと言われています。妊娠検査薬で陽性反応が出たり、つわりの症状が出始めたりする5週目ごろでは、胎のうがはっきりと確認できないケースがあるのです。初診で明確な判断ができなかった場合には再診が必要となります。

妊娠6~7週目になれば、ほとんどのケースで胎のうや胎児心拍が確認できるようになります。早すぎても判断が難しいということですが、逆に遅すぎるのもあまりよくありません。初診は遅くとも生理予定日から1ヶ月以内に受けた方が良いそうです。その理由としては、妊娠の有無の判断が遅くなると、流産のリスクや異常妊娠の発見などの遅れにつながるためです。また、そのタイミングや産婦人科によっては、分娩予約が取りづらくなることもあります。

胎児心拍の確認ができるまでは母子手帳がもらえません。そのため受診が早すぎると再診の診察代が余計にかさんだり、妊娠が確定するまで落ち着かなかったりといったマイナス面があります。一方で受診が遅すぎると、最悪の場合には胎児の命にかかわるリスクもあるということです。

このように、生理最終日を把握していないと、妊娠の可能性がある時にデメリットとなってしまうこともあるのです。妊娠を希望しているかどうかにかかわらず大切なことではありますが、特に「いつかは妊娠を」と考えている方は自身の生理周期などはきちんと把握しておきましょうね。

3.妊娠が判明したら


さて、いざ妊娠が判明したら知っておきたいのはつわりについてですよね。日常生活が左右されるものですので、ある程度把握しておいて不安を軽減させましょう。まだ症状が出ていない方は「これからどんなにつらい症状が出てくるの?」、すでにつわりの症状が出ている方だと「何か症状が楽になる方法はあるの?」などが気になるところだと思います。

■正直どれくらいつらいの?

つわりの様々な症状については前述しましたが、取り上げたもの以外にも、たとえば全身の倦怠感や頭痛といった症状を感じる方もいます。症状のあらわれ方や程度は本当に人それぞれだということですね。最もひどい時期には1日中寝たきりで過ごすなんて方もいます。食事をすることもままならないといった方もいます。

ただつわりがひどすぎるからといって過度な心配をするのは避けたいものです。ストレスがつわりを悪化させるというケースもあるそうですよ。どうしてもつらい場合にはドクターに相談してみると良いでしょう。つらい症状を取り除くことは難しかと思いますが、相談したりアドバイスをもらったりするだけで気分が楽になる場合もあるようです。また一方で、つわりがほとんどないからといって胎児の成長に問題があるわけでもありません。妊婦健診で順調に育っているということであれば気にしなくて良いでしょう。

■つわりの対策は?

実はつわりの原因について、明確なことは判明していないそうなのです。そのため、これをすればおさまるといった確かな対策がないというのが事実です。症状が人それぞれという点からも、万能な方法はありません。しかし、効果が期待できる対策はありますので、いくつかご紹介しておきます。経験者による方法を集めてみましたので、参考にしていただけるものがあるのではないでしょうか。

① とにかく寝る
可能な限り寝たり横になったりするという方が多いようです。気分が悪いと何もする気が起きないという面もあるかもしれませんね。妊娠は病気ではないのだからと言われることもあるようですが、やはり体調が悪い時に無理して動く必要はないのではないでしょうか。

② こまめに食べる
なるべく空腹の時間を作らないようにするというのもよく耳にします。確かな原因は判明していないものの、起床時や空腹時につわりの症状が出やすい傾向にあるようなので、確かに効果はありそうですね。

③ マスクの着用
匂いに敏感になる方が多いので、外出時だけでなく自宅でも着用しているという方が多いようです。特に寒い時期の外出時には、風邪やインフルエンザ予防のためにも、着用しておかれた方が良いでしょう。

④ 自分が欲しているものを食べる
昔からよく言われるような酸っぱいものなど、妊娠するとなぜか急に食べたくなるものがあるようです。その他には炭酸水やフルーツなど、さっぱりしたものが欲しくなる方が多いみたいです。栄養面も気にしたいところですが、多少ジャンクなものでも食べたい時には食べてしまってストレスをためないという考え方も良いかもしれませんね。

⑤ 気分転換する
外の空気を吸うと気分が悪いのがおさまったという方もいるようです。また、働いている時だけはつわりが平気だったなんて方もいるようで、程よい緊張感がプラスに働くというケースもあるようですね。家で好きなテレビを見る、友だちと話す、買い物に出かけるなど、自分なりの気分転換をして気がまぎれると良いですね。

■つわり中の食べ物は?

妊娠中の食事については、やはり胎児の栄養や成長をいちばんに考えたいところです。栄養バランスを考えた3度の食事が理想的ではありますが、つわりがつらい方に関してはあまり神経質にならなくても良いかもしれませんね。たとえばよく妊娠中に急に食べたくなるものとして、トマト、フルーツ、フライドポテトなどがあります。フルーツも取り過ぎは糖分過多になりますし、フライドポテトは油分・塩分が多いのはご存知の通りでしょう。ただそういった食べ物でも、もし食べることでつわりがましになるようなものがあるなら、栄養面やカロリーは気にせず摂取してしまうのもつわり対策のひとつだと思います。

4.まとめ

つわりの症状が様々なのと同様に、対策も様々です。人と比べても仕方のない部分ですので、神経質にならないようにしましょう。何より、つわり自体が過度なストレスになるのは考えものですからね。つわりの症状がある時には家事などは手を抜いてしまって、なるべく自分のしたい通りに食事や娯楽を楽しみましょう。そのためには、身近な人たちの理解が必要になってくると思います。たとえば産婦人科やベビー用品店などで開催されるマタニティクラスにパートナーと参加するなど、理解を深めてもらう機会を作れると良いですね。つわりを一緒に乗りきって、素敵なマタニティライフを送ってくださいね♡可愛い我が子を抱いたときには、つわりのつらさなんてきっと吹っ飛んでしまいますよ!

ライター:槌谷