調理器具・調味料・食器類、使うモノが多くて散らかりやすいキッチン。間違ったキッチン収納の使い方をしていませんか?『使いたいときに見つからない』『すぐに汚れる』そんな悩みを解決するべく【整理収納アドバイザー】瀧本ルミさんにお話を伺いました!
実は、キッチンの収納次第で、食事を作るストレスが軽減できて、尚且つ時短に繋がるんです!
子ども達が帰ってくる前に夕食をパパっと作って一休みしたいところ。
なのに『支度に手間がかかって時間が足りない!』そんな風に慌ただしく準備をしている方必見!
瀧本ルミさんが教えてくれる『キッチンの収納術』を実践すれば、きっと自分時間が作れるはずですよ♪
・瀧本ルミさんとは
・収納ポイントと便利グッズ
・上手な収納スペースの活用法
読むのに必要な時間は約 6 分です。
目次
1.整理収納アドバイザー瀧本ルミさん

出典:https://ja-jp.facebook.com/
女の子2人のお子さまを育てながら、整理収納アドバイザーとして訪問サポートを行いつつ、自宅でも片づけレッスンを開講し活躍している瀧本ルミさんですが、「元汚家出身なんです」とルミさん。実は片付けが苦手だったそうです。
整理収納アドバイザーになるキッカケは、マイホームの購入だったそうです。
自分の思いが形になるマイホームは、外観だけではなく部屋のインテリアにもこだわりたいものです。
せっかく綺麗な家なのに、玄関を開けた途端“残念な光景が…”なんてことにならないためには、片づけ力が必須です!
そこで片づけに興味を持ち、数々の著書を出版している整理収納アドバイザー小西紗代先生が主宰する【-ちいさいおうち- Petit maison-】のレッスン生となり『片付けの大切さ』を知り、そこに繋がるたくさんのことを学ばれ、次第にご自身でも整理収納のお手伝いができればと考えるようになったそうです。
そして2016年に整理収納アドバイザー1級を取得され、自宅サロン『ルミさんのるんるんのおうち』で片づけレッスンを開講されています。
るんるん気分で過ごせる“おうち”になりますように♡と願いが込められた自宅サロン『るんるんのおうち』に通えば、今まで知らなかったお役立ち情報がたくさん学べるはず♡
Profile
瀧本ルミ
整理収納アドバイザー1級
整理収納教育士
生前整理アドバイザー2級認定講師
京都府福知山在住
事業内容
おうちレッスン(Fino株式会社認定お片付け教室)
整理収納サービス(訪問お片付けサポート/新築収納プランなど)
生前整理アドバイザー2級認定講師
イベントなどでのお片付け講座
6月スタートの『るんるんおうちレッスン5期生』を募集中♪
2.キッチン整理収納 ポイントは?

リビングや寝室、子供部屋の収納も大切ですが、毎日立つキッチンは『使い勝手の良さ』を考えた収納や『散らかりにくい』収納法など、特に気にかけておきたい場所ではないでしょうか?
キッチンの整理収納をする上で一番大切なことは何なのか、お伺いしました。
■清潔で安全なこと!
まず一番に大切なことは『清潔で安全であること』と話す瀧本さん。
キッチンは
・食材を扱う場所
・火や刃物など、危険なモノを扱う場所
です。
不衛生にしていることで起こりえる食中毒や、火を使うことでボヤの危険性、刃モノでの怪我がなど、細心の注意をはらう必要があります。

3.収納に使える便利グッズは?
収納スペースはあるけれど、収納方法がわからず、ただ積み重ねてしまい“出しづらい状態”になっている方も少なくないのではないでしょうか?
特に、フライパンなどの『大きな調理器具の置き方に困っている』と言う声を良く聞きます。そこで収納に便利なグッズを教えていただきました。
【100円ショップのファイルスタンドケース】
(後方に高さがあって前方は低くなっているプラスチックのカゴ)

フライパンのスタンドやザルボウルスタンドとして、また調味料を入れるとしても便利です。

【100円ショップのカットボックス】

ラップを立てて収納したりスライサーを立てて収納ができます。
立てて収納すると、取り出しやすく仕舞いやすいので使い勝手がUP◎
【100円ショップのキッチントレー】

仕切りが自由に動かせるのでお弁当作りのピックや、おかずカップ等の細かな物を種類ごとに収納できます。
また、仕切りを外せば長い菜箸も入る長さがあります。
スリムタイプとワイドタイプがあるので用途に合わせて選びましょう。
【コンロ用のお掃除シート】
コンロ下にお掃除シートを収納しておくと、汚れたらすぐに拭けるので便利です。

汚れの水分が乾くと頑固な汚れに変わってしまうので、頑固な汚れになる前に手軽に掃除が出来るお掃除シートをスタンバイして、大掃除なしでもキレイをキープしましょう!
4.収納スペースの活用法を教えて!

多少の違いはあるにせよ、ほとんどのご家庭のキッチン収納場所が上記のような形態ではないでしょうか?
①~④と順をおって見ていきましょう。
■①シンク下

シンク下に収納する物は、水から調理がスタートする調理器具を収めましょう。
例えばザル・ボウル・ヤカン・小鍋・スライサー・計量カップ等です。
湿気があるので食品を収めるのはNG!
漂白剤等の除菌に必要な物もシンク下でOKです。

①の上段の写真のように突っ張り棚に100円ショップの書類ケースを結束バンドで止め、引出しのようにすると、スライド出来て使いやすく重宝します。
■②作業スペース上段
作業スペース上段に収納する物は、調味料・食品・菜箸・ラップ・オタマ・フライ返し等を収納すると便利です
■③作業スペース下段 ④コンロ下
『作業スペース下段』と『コンロ下』には、火から調理がスタートする調理器具を収納しましょう。
フライパンや、炒めることからスタートするカレー鍋等はコンロ下が便利!
作業スペース下段は高さがあるため、調味料・食品を収納しても良いでしょう。

また、土鍋や卓上コンロ、ホットプレート等の重量があるものは、安全のために下の方の収納を利用しましょう。
5.やりがちな失敗✖収納例
■不透明な保存容器に食べ物を収納
おかずの作り過ぎや、作り置きのために中が見えない保存容器に入れて保管して、失敗したことはありませんか?
その時は覚えていても残念ながら人間は忘れる生き物です。
気が付いた時には“腐らせていた”なんてこともよくある話。
これで解決◎!
透明の保存容器や、ラベリングをすることで“うっかり忘れ”を予防!
■色んな場所に調理器具を収納
用途別に収納していないことで、いざお菓子を作ろうと思っても、色々なところから調理器具やお菓子の型や材料を出すのに時間が掛かってしまったり、急なお客様におもてなしをする余裕が無くなってしまうなんて事はありませんか?
【グルーピング収納で解決!】
一つの行動で使う物をまとめておくことで、行方不明が無くなり、したい調理が直ぐに出来るようになります。
例
・計量機とハンドミキサーのお菓子作りセット
・色々なお菓子型を集めたお菓子型セット
・おしぼりタオルやコースターを入れたおもてなしセット
など

仕切った収納がされていないと、引き出しの中がごちゃ混ぜになり、なかなか探し物が見つからないなど不便が生じます。
身近なものとして、牛乳パックを使って仕切りを作りたいところですが、良く洗ったつもりでも黄ばんできたりと不衛生です。
収納用品は投資と考えましょう。
最近では、100円ショップの物でも便利な物が沢山出ているので、洗えて清潔な物を選ぶようにしましょう。
6.まとめ
食材を扱うキッチンは、毎日使うこともあり家の中でも汚れやすく、衛生面で特に配慮が必要な場所ですよね。汚れても“後で拭こう”と後回しにしてしまい、なかなか汚れが取れずに苦労することってありますよね。
すぐに拭き掃除ができる場所に『掃除用品』を収納するなど、行動動線上に収納することで効率がよくなり時間が短縮でき、大掃除の手間が省ける。
『整理収納=管理能力』
ただ片づけるのではなく『次に使いやすいように』そして『取り出しやすく使いやすい』収納法を考え管理することが、家事を効率よくこなすために必要なテクニックだったんですね!
ついつい重ねて収納してしまうフライパンやお鍋は、スタンドを使い縦に置くことで取り出しやすくなり、調理時のストレスが軽減され、手際が格段とUPするはず♪
今回、どれも100円ショップで揃えられるモノを例に、ご紹介いただきました。
私たちと同じ主婦ならではのアイデアに感謝です♡
お財布に優しい収納グッズを揃えて、今すぐにでも収納法を実践しちゃいましょう♪
これで夕食のおかずが一品増えるかも?
使う場所のすぐ近くに収納するという事がポイントです。