【使い方次第では最高の学習ツールに!】子供用タブレットのすすめ

・子供用タブレットは子供の学習意欲を促すためのツールとして最適
・子供用タブレットの特徴や賢い選び方
・タブレットの「悪影響」を受けないために注意したいこと

 

スマホやタブレットといったデジタル機器は、現代の子供たちの生活に当たり前のように普及しています。今や、授業でタブレット端末を導入しているような学校もあります。大手の通信教育会社等において、タブレット端末を利用した学習法を取り入れているのも有名ですよね。学習にタブレットを利用するという動きにはどのような背景があるのでしょうか。もちろん子供の学びにとって良い効果が期待できるからとのことなのでしょうが、デメリットなんかも気になるところですよね。なぜ子供用タブレットが良いとされるのか、その特徴や賢い選び方、さらには使用するうえでの注意点についてご紹介していきたいと思います。

 

1.子供用タブレットはメリット沢山?

 

なんとなく子供にタブレットを買い与えることに抵抗を感じてしまう親御さんも少なくはないでしょう。しかし、その使い方次第では、子供の自主学習を促すのに最高のツールとなり得るのが「子供用タブレット」の存在です。そのメリットや適切な使用開始時期について見ていきましょう。

■親のスマホに興味を示す子供は多い

子供って、スマホやタブレットで遊ぶのが好きですよね。しかもあっという間に使い方を習得してしまうものです。「スマホでゲームはさせたくない」、「動画サイトなどは見せたくないから気を付けている」というご家庭の場合でも、子供が自分の写真などを見るために器用に親のスマホを操作しているといった話はよく耳にします。そういった特徴をうまく活用して学習につなげられるのが、子供用タブレットなのです。学びの第一歩はいかに興味を持たせるかがキーポイントとなりますからね。

■遊びつつ学習させることができる

興味を惹きつけた、その次の段階で大切なのはいかに集中させるかということです。その点でもやはり、子供用タブレットは有効です。音楽や映像を駆使していたり、ゲーム感覚でクイズや問題が出題されたりすることによって、子供は遊びの延長で学習に取り組むことができます。特に学習向けの子供用タブレットですと、いかに子供に興味を持たせるか、集中させるかといったことが考え尽くされていますので、子供が夢中になってしまうのも当たり前とも言えます。

■いつから使用させても良いか

デジタルメディアや機器が子供に与える影響については、まだまだ研究が進められている段階なので、明確には言えません。しかし一般的には、乳幼児である0~2歳児に使用させるのは良くないのではと言われています。この時期には、できるだけ自然なものにしっかりと触れさせてあげることが大切です。3歳になれば内容を少しずつ理解しながら使用ができるようになってくるために、おもちゃ遊びの延長として子供用タブレットによる学習方法を取り入れてみると良いかもしれません。ただし特に未就学児については、親と一緒に使用することが推奨されています。

タブレットの特徴をメリットとしてうまく取り入れられると、学習のツールとして大きな力を発揮してくれることがお分かりいただけましたか?勉強に苦手意識を持つ前に、遊び感覚で学習する習慣が身に付くと良いですよね。そのひとつの方法として、子供用タブレットの存在がいま注目されているのです。「子供に与えっぱなし」、「子供にやらせっぱなし」の状態にならないように注意することは必要ですが、早期教育の一環としてご家庭で取り入れてみるのも良いかもしれませんよ!

2. 子供用タブレットは普通のタブレットとどう違う?

では、子供用タブレットと普通のタブレットの違いは具体的にどういった点にあるのでしょうか?やはり子供に使わせるなら「子供用」タブレットが良いのでしょうか?子供用タブレットの特徴を中心に、その点について考えてみましょう!

■子供用タブレットは主に学習機能を果たすおもちゃ

子供用タブレットは、主に学習機能に特化したものが多く発売されています。製作社としては子供の知育玩具という意図を持っていて、購入者としても子供に楽しく勉強させたいという思いから使用するのがほとんどでしょう。ことばや文字、音楽といった学習機能が搭載されているのが子供用タブレットの大きな特徴です。その他、英会話や数字、生活習慣に至るまで、様々な学習機能を持ったものが発売されていますので、お子様に合ったものを選んであげられると良いですね。

■ゲームやチャット機能がついているものもあるので注意

ただし、あまり学習効果を期待できない「遊び」が主な子供用タブレットも存在していますので、その点は要注意でしょう。ただゲームなどをするためだけに使用していてタブレット依存症になってしまってはデメリットでしかありませんよね。購入する前に、搭載されている機能についてはきちんと確認しておきましょう。

■メリットとデメリット

おもちゃで遊ぶ感覚のまま、学習に取り組めるというのが最大のメリットと言えるでしょう。自分でやりたいという自発性から、自主学習の習慣につながることも期待できます。一方デメリットとしては、視力の低下が懸念されるという点が考えられます。どうしても夢中になると画面に近づきすぎたり、長時間続けてしまったりしがちです。そのあたりは、ママを始めとした周りの大人の方々が注意してあげましょう。

普通のタブレットですと、インターネットに簡単に接続できてしまうという点、ゲームや動画の閲覧がしやすい状態にある点などがデメリットとして考えられます。子供はタブレットの使用法などすぐに習得してしまいますので、おそらく避けられない状況となるでしょう。また、学習用に使用させたいとなると、学習効果のあるアプリを厳選してダウンロードするといった手間も必要となってきます。その点子供用タブレットですと、あらかじめ学習機能が付いた内容となっていますので、子供の学びに直結しやすいと言えるでしょう。お子様に何を学ばせたいか、お子様がどのようなことに興味を持っているのかといったことに合わせて選んであげられると良いですね!

3. 子供用タブレットの選び方

子供用といっても、それなりの値段のする「おもちゃ」ですので、失敗しないように選びたいものですよね。どういった点に注目して選べばいいのか、ポイントをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

■値段の相場は?

特に最近ではデザインも機能も非常に多種多様です。様々なメーカーから発売されていますので一概には言えませんが、手頃なもので5,000円前後、キャラクターデザインのものですと20,000円前後するものもあります。気軽に買い替えできる価格帯ではないかと思いますので、慎重に選びたいところですね。

■機能性

まずはどういった学習機能が付いているのかを確認しましょう。特に幼少のお子様の場合には、親御さんが学ばせたいと思う内容が搭載されているかがポイントとなるかもしれませんね。そして機能面についてさらに言うと、お子様が安全に使用できるかどうかにも注目しましょう。特にインターネット接続ができるようなものの場合には、子供向けの閲覧制限や時間制限がかけられるものを選択できると良いですね。

■使いやすさ

子供にとっていかに使いやすいか、これも大きなポイントとなってくるのではないでしょうか。ボタンの押しやすさ、スムーズな操作性のものを選んで、子供が自分自身できちんと使えるものを選んであげましょう。

■デザイン

子供の関心を惹くことが大切になりますので、機能性や予算に見合えば、お子様の好きなキャラクターデザインのものを選んであげるのも良いでしょう。また、サイズにも注目しましょう。外出時の待ち時間や空き時間にも使用することを考慮するなら、持ち運びしやすいサイズ、シンプルな形状のものが良いかもしれませんね。

子供用タブレットの選び方について、注目したいポイントについてまとめてみました。学習用に使わせたいのならば、まずはその機能について十分に確認しておきましょう。遊びに特化したものもありますので、学びの要素がメインなのかどうか、しっかり見ておくことが大切です。そのうえで、価格や使い勝手を確認できると良いかと思います。サンプルが店頭に並んでいることが多いと思いますので、お子様と実際に触って検討されてみてはいかがでしょうか。

4. 気を付けるべきこと

子供用タブレットを子供の学習用に使うことをおすすめしてきましたが、その際の注意点もありますので、こちらもぜひ確認しておいていただければと思います。使用方法によっては、一般的に皆さんが懸念されるようなデジタルメディア・機器の弊害を被ることにもなりかねません。周囲の大人たちがその点を十分に理解したうえで、子供用タブレットを取り入れてみてくださいね。

■使用時間の制限

いくら学習用にとは言え、長時間の使用はおすすめできません。長時間画面を見続けると脳や眼が疲れてしまいます。また、夢中になり過ぎて部屋にこもりがちになってしまうというのも考えものです。例えば1日1時間までなど、ご家庭で明確な使用時間のルールを決めてしまいましょう。

■なるべく親が一緒に楽しむ

これはテレビやDVDを見せる時などにも言われることですが、子供用タブレットを使用させる際には、親も一緒に楽しむことがおすすめです。その目的として、子供が適切な使用方法や時間を守れるようにするためといったこともありますが、特に注目したいのは、親子の触れ合いという点です。子供の学習ツールとしてだけでなく、親子のコミュニケーションツールとしてタブレットを使用できるのがベストではないでしょうか。

■親自身がスマホやタブレットの使用している姿をなるべく子共に見せない

いまの時代には、なかなか難しいことかもしれません。もちろん、連絡手段として、仕事の一環としてスマホやタブレットを使用することは問題ありません。しかし、「ただなんとなく」、「だらだらと」そういったものを使用している姿を子供に見せるのは避けましょう。スマホやタブレットの使用の仕方においても、やはり子供にとって見本となるのは身近な親の姿です。きちんと目的を持って使用するものだということを、子供に身をもって教えてあげられると良いですね。

子供用タブレットを使わせるうえで気をつけたい点について、ご理解いただけたでしょうか?子供が小学生にもなると、なかなか親の目が届きにくくなってしまうものです。できればそれまでに、スマホやタブレットとのきちんとした付き合い方を教えてあげたいものです。そのためにはご家庭でしっかりと使用するためのルール作りをすることや、親がお手本になることが大切です。親御さん自身も、自分のスマホやタブレットの使用方法について見直してみることも大事かもしれませんね!

5. まとめ

子供とタブレット使用の関係について、いかがでしたか?子供用とは言え、タブレットを早いうちから使わせるのには抵抗があるという方もまだまだ多いかもしれません。ただ、学校の授業でタブレット端末が活用されるようになっていたり、小学校でもプログラミングの授業が導入されるようになったりといった背景から考えると、なんとなく悪影響が多そうだからという理由で避けてしまうのは得策ではないかもしれません。ご家庭で使用方法・使用時間の決まりを明確にして、賢く子供用タブレットを選択することができれば、お子様にとって最高の学習ツールになり得ることだってあるのです。子供の早期教育のため、すでに勉強が嫌いになってしまっているお子様のため、学習を始めるひとつのきっかけとして、子供用タブレットを取り入れてみてはいかがでしょうか?うまく使って効果を発揮できれば、大きなメリットを感じられるはずですよ!

 

ライター:槌谷