子供に習い事はさせるべき?人気の習い事や、始めたあとの悩みとは!?

この記事を読んでわかること
・習い事をするメリット
・子供にさせたい習い事5選
・習い事のお悩みを解決

 

最近、保育園や幼稚園に通う前から習い事を始める子供が増えてきています。おそらく、習い事を通してなにか得意なものを見つけてもらいたい、新しいことを学んで成長して欲しい、と思うお父さんやお母さんが多いからではないでしょうか。実際、子供に習い事をさせることで将来的に役立つ技能を身につけさせることが可能です。

では、具体的には、子供が習い事をすることでどのようなメリットがあるのでしょうか?習い事を始める前に気をつけたいことや、習い事を始めたあとに発生する悩みをお伝えしていきます!ぜひ、習い事を始める前にこの記事を読んで、ひとつの参考にしてみてください。

 

1.習い事をするメリット

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子供が習い事を経験することで、「やっていてよかった!」と感じられるメリットを以下に挙げてみました。

■将来の夢や目標を立てられる

習い事を通して、新たな知識やスキルを磨くことができます。そこから、子供ながらに「将来こうなりたい」と思えるような夢や目標が見つかることもあります。実際、プロのサッカー選手や野球選手など、習い事と直結する仕事に就く子供もいますし、そうでなくともその幼い頃の経験が大人になってから活かされることが十分にあるのです。

■チャレンジ精神がつく

最初から何でもできる子供なんていません。習い事で壁にぶつかると、「もっとできるようになりたい」という気持ちになります。そこで、努力を続けることの大切さを学ぶことができるのです。できなかったことができるようになる、その成功体験を積み重ねることが子供にとって大きな自信になります。将来、その自信が困難を乗り越える際の力になってくれるのです。

■体力がつく(スポーツ系の習い事)


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さまざまな技術が発達した今の時代、子供が身体を動かす機会が昔に比べて減っています。その結果、怪我をしやすかったり、体力がなかったりする子供が増えているのです。子供の運動不足を補う意味でも、スポーツ系の習い事は大変意味があります。身体が成長する時期に適切な運動をすることで、運動神経やバランス感覚を養うことができるのはもちろん、体力をつけ、丈夫な身体を作ることができるのです。

■コミュニケーション能力が育つ

保育園や幼稚園だけでは学ぶことのできない、挨拶や礼儀、チームでの協調性などのコミュニケーション能力を学ぶことができます。チームメイトと切磋琢磨して成長する機会も多く、ときには、悔しい思いや悲しい思いをすることもあるでしょう。そこから、相手を思いやる気持ちや、互いを理解し合う能力など、普段の生活では得られないことを学べるのも習い事をするメリットです。

2.習い事をする前に気を付けること

子供に習い事をさせるときに、「運動が苦手だから体操をさせよう」とか「音楽が苦手だからピアノを習わせよう」と、苦手なことを克服させたいがために習い事を始めさせる親が多いです。しかし、この考え方はとても危険です。

たとえば、運動が苦手だから体操を始めた場合、運動能力が向上する可能性もあるのですが、それと同時に運動に対してさらに苦手意識を持ってしまう可能性もあるのです。もとから運動ができる子が多い体操クラブなどに子供の意思とは関係なく無理矢理入れられたりすると、他の子と比べて出来ない自分に気付き、かえって自信を失うパターンもあり得ます。

基本は子供が「やりたい」と言い出したものや、向いていそうなものをさせてあげるのが良いでしょう。また、親の感情や要求を強く押し付けて、子供にプレッシャーを感じさせることも避けたいです。習い事選びで一番大切なことは、子供の意見をしっかり聞きそれを尊重してあげることなのです。

3.【男の子・女の子別】人気の習い事5選

■男の子編
第1位 水泳
第2位 学習塾
第3位 英語教室
第4位 体操
第5位 ピアノ

■女の子編
第1位 水泳
第2位 ピアノ
第3位 学習塾
第4位 英語教室
第5位 書道


出典:https://woman.mynavi.jp/

男女共に、第1位には水泳がランクイン!実は、水泳がここ数年、習い事ランキングで1位を独占しています。やはり、基礎体力がつき、身体が丈夫になるからでしょう。東大生がやっていた習い事の1位でもあり、勉強熱心な家庭からも支持されています。また、親がやっていて良かったから子供にもさせている、というケースも多いようです。

2位以下は、男女で少し順位のバラつきがあるものの、項目はほぼ同じですね。男の子の方が、女の子に比べると体操が上位にきているのも納得です。やはり、男の子は運動会などで「一番になりたい」とか「跳び箱ができるようになりたい」と考える子が多い傾向にあるからでしょう。

女の子はピアノや書道が上位にありました。
筆者は、男の子にもピアノが人気なことに少し驚きましたが、近年の男性バンドの活躍などから、音楽教室に興味を持つ子が増えていることが背景にあるようです。

また、ここ数年でグングンと順位を上げているのが英語教室です。日本の国際志向の高まりや小学校での英語授業の必修化を受け、英語の必要性を感じている親が年々増えてきているからだと考えられます。

4.こんなときどうする?習い事のお悩み

■習い事を辞めたいと言っている

子供が習い事を辞めたいと言い出すことは、実はよくあることです。
そんなときは、なぜ辞めたいのか、その理由によってそのまま辞めさせるのか、説得して継続させるのかを見極めましょう。大切なのは、子供の話をじっくり聞いてあげることです!


出典:https://itmama.jp/2015/07/03/92837/
✔辞めさせた方が良いケース
・子供が楽しくなさそう
・他にやりたいことがある

この習い事が嫌だからやめたい、逃げたいというのではなく、子供がしっかり意思を持って相談してきたときには辞めさせるという選択も良いと思います。親が子供の様子を客観的にみて、どのような感情で言っているのかを判断する勇気も必要です。

✔継続させた方が良いケース
・できないから辞めたい
・練習がしんどいから嫌だ
・目標の達成ができていない

練習のしんどさや、課題が達成できないことの挫折感から習い事を辞めたいと言う子供も少なくありません。そんな場合は、習い事を始めたときの初志を貫くことの大切さや、我慢強く続けることで必ず成長できることを諭し、考え直すように説得してみましょう。そのまま続け、できなかったことができるようになった時には、やめたいと思っていたことすら忘れている場合もありますよ。

■(受験などで)習い事を辞めさせたい時


出典:https://chi-vi.com/

中学受験などで塾に通う日が増え、他の習い事との両立が子供にとって負担になってくる場合もあります。親としては、塾を優先して欲しいと思うかもしれませんが、どの習い事を優先させるのか、は子供の意思を最優先にしてあげましょう。
特に、高学年などになると反抗期が始まり、本人がやりたいことを無理にやめさせると受験までやめてしまう可能性もあるからです。
子供が続けたがる習い事は、受験の期間は回数を減らすなどしてうまくスケジュールを組み、受験勉強と両立させる環境作りをしてあげたいですね。

■習い事が続かない

この悩みを持つご家庭も多いのではないでしょうか。実は、習い事を長く続けるにはコツがあるのです。それは、習い事を始める前に親子で"目標設定"をすることです。
人が何かに夢中になるためには、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。これは大人にも子供にも共通していることですが、子供は自分で目標を決めることが難しいので、親がそのサポートをしてあげましょう。そして、その目標に近付いている、上達している、と感じることができれば達成感を感じられ、子供のやる気に繋がるのです。
目標があることで、子供は「もっと上手くなりたい」という意欲が掻き立てられ、習い事を続けることができるようになるでしょう。

5.まとめ


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子供は習い事を通して、努力を継続することの大切さや集中力、他者との協調性などを学ぶことができます。また、習い事での悩みや困難にぶつかった際にどのように対処していくかで親子の絆を深めることもできるのです。

習い事を選ぶときには、親だけでなく子供の意見も尊重しながら、自身のやりたいことや興味のあることに挑戦させてあげましょう。また、始める前にしっかり"目標設定"をすることもポイントです。そうすることで親子のゴールが決められるので、やめる・やめないの気持ちがブレることなく習い事を継続できます。
これらを踏まえ、普段の生活にうまく習い事を取り入れれば、子供の可能性を無限大に伸ばしてあげることができるはずです!

ライター:木村