皆さんは自身のお子さんと一緒に絵本を読んだりしますか?絵本は親子のスキンシップが図れるとても手軽で、大切な遊びの一つです。絵本には沢山のメリットがある事はご存知の方が多いと思いますが、これからの時代は英語の絵本を活用することを強くおすすめします。最近では保育園からでも英語に触れる機会が増え、今後より国際的な社会になっていく中で、英語の需要はますます高まっていくことだと思います。
そんな英語を幼少期の絵本から取り入れることで、絵本を読むメリットに加え、様々な効果が期待できます。英語を子供に習わせたいけど、時期はいつからにしたらよいか迷っている方や、ご自身が英語が苦手で、英語を敬遠している方などは、ぜひ英語の絵本を手にとっていただきたいと思います。英語が苦手なママでも、楽しめる英語絵本は沢山ありますし、子どもが興味を示してくれるのなら、月齢、年齢関係なく、すぐにでも英語絵本を始めてほしいと思います。沢山のメリットがありますから。
今回は低年齢期に英語の絵本を活用するとどんなメリットがあるのかや、おすすめの絵本の紹介、また「英語脳」を鍛える方法などについてご紹介したいと思います。
1.乳幼児期に英語の絵本を活用するメリット
2.年齢別おすすめ英語絵本の紹介
3.「英語脳」を作る方法
読むのに必要な時間は約 13 分です。
目次
1.初めての英語は絵本から

私にももうすぐ2歳になる娘がいるのですが、絵本が大好きです。家に帰ってきたらすぐに本棚へ行き、お膝に座って呼んでもらうのをいつもせがんできます。日々絵本を読む中でこんな小さな子でも、すごく意識が絵本全体にいきわたっているなと感じます。
細かいところを指で指して教えてくれたり、言葉も読み聞かせていくうちに、まねして話すようになったりと、絵本が子供に与える影響は大きいなと実感しています。乳幼児頃の低年齢期に絵本を読み聞かせるメリットは多くあります。
なんといっても親子のスキンシップが図れ、より絆を深める時間となります。また、絵本を読むことを毎日の習慣にすると、絵本を読む前には何をする、絵本を読んだらベッドに入る、など生活のリズムが整うことも期待できます。大きくなっても読書をすることに抵抗がなくなったり、絵本から道徳やものごとの良し悪しなど学ぶこともできます。
このように絵本には沢山の効果がありますが、英語学習にもぜひ活用していただきたいおすすめのツールなのです。今は沢山の外国人が日本にやってきますし、外国へも手軽にいけるようになってきました。そんな中英語の必要性がますます叫ばれ、どのように英語を取り入れていけばいいのかと悩んでいるママも多いと思います。そんなママにおすすめなのが、英語の絵本なのです。
■なぜ低年齢に英語の絵本が良いの?

では低年齢期に英語の絵本をおすすめする理由について、お伝えしたいと思います。まず、どの言語でも絵本を読み聞かせすることで、先ほどお伝えした絵本のメリットを得ることができます。
子供はママとのふれあいが大好きです。絵本と英語を組み合わせる事で相乗効果が期待できると考えます。私も日々娘に絵本を読み聞かせる中で、娘が絵本からの情報を吸収していくスピードや量に驚かされます。好きな絵本は特に、何度も繰り返し読み聞かせるので、覚えるスピードも早く、まだ2歳にもならない小さな子ですが、自分なりの言葉で表現しようとしますし、それが日々上手になっていくのを感じることができます。
娘の絵本の効果を実感していますので、この時期から英語絵本を読み聞かせすることは、今後の英語学習を考えてみてもとても重要だなと感じます。絵本が好きな子は特に、興味を持って絵本を見聞きしていますし、集中力があります。低年齢期の子供たちはすごいスピードで色々なことを吸収する力があります。
英語の映像を見せたり、英語の歌を聞かせたり、英語学習は様々ありますが、この時期の子供達が興味を持ってくれる絵本を活用することで、より効果的に、より効率よく英語を学ぶ力をつけていくことができるのではないかと私は感じます。また小さい頃から英語に触れる機会を増やす事で、将来の英語教育も抵抗なく受けることが可能になると思いますし、ママ自身の英語の勉強にもなりますよね。
さらに、海外の絵本はその地域の生活習慣だったり文化や価値観などが反映されていると思いますので、海外の習慣だったり、文化を学んだり、受け入れたりできる機会にもなるのではないでしょうか。
■どんな絵本を選べばいい?

ではさっそく、英語の絵本を読み聞かせしたい!と思ったママに、どんな絵本を選べばいいのか、英語の絵本選びのポイントを今度はご紹介したいと思います。
・読まなくても内容がわかるイラスト
文字も読めない小さい子にとって、注目するのは、やはり絵本のイラスト部分になりますよね。かわいいイラストだったり、動物・果物など子供たちがなじみのあるイラストがあると興味を持つ可能性大です。絵を見るだけで、ストーリーの流れがわかるような単純で、リズムのあるような絵本がおすすめです。
・文字数が少なく簡単なストーリー
動物や食べ物の紹介、また朝・昼・晩の挨拶だったり、生活の流れを絵本にしていたり・・そういった簡単・単純な流れの絵本が小さい子でも理解しやすく、興味を持って見聞きすると思います。中身にこだわるのではなく、なるべくシンプルなわかりやすい絵本を選ぶようにしましょう。
・カラフルな色使い
鮮やかな色が使われていると、それだけで赤ちゃんは興味を示します。大切なのは、いかに子供たちが興味を持って絵本を見聞きしてくれるか、ですので楽しい雰囲気が伝わるカラフルな絵本はおすすめです。
・繰り返し言葉や、日常生活に近い内容
私の娘は、何度も何度も同じ本の同じフレーズを読んで欲しいとせがみます。子供は好きなものは繰り返し見聞きたいと思うものです。また繰り返すことは学習面でもとても大切です。繰り返すことで頭に記憶として残っていきます。ですので、耳に残るような単語が繰り返しでるような絵本や、リズムのある絵本は子供が好きな傾向にもありますし、学習面でも効果的だと思います。
・仕掛けがある
絵本の中にあるドアを開けると、動物が出てきたり、回転させて色が変ったりなどなど、最近は仕掛けのある絵本も沢山出ています。そういう遊び心満載の絵本も子供たちは大好きですので、楽しみながら見聞きしてくれるでしょう。
■英語の読み聞かせってどうするの?

実際に英語の絵本の読み聞かせをやるとなると、英語に苦手意識を持っているママはハードルが高く感じるかもしれません。でも、教えていかなきゃという意識をちょっと変えて、「一緒に学ぶ」という感覚で取り組むと少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
文章のある絵本からではなく、単純な単語だけの絵本からまず始めてみて、少し自信がついてきたらステップアップしていく・・というふうにママ自身も学ぶ姿勢でいることも大切です。ただ、単語だけだからと言って、全く発音を気にしないで我流で読み聞かせる、というのも注意が必要です。理想は子供に読み聞かせする前に、電子辞書やインターネットを使って、実際の発音はどうなのか調べてから、子供に読み聞かせる方がベターだと思います。また音声CDがついた英語絵本や、ペンでタッチするとペンから英語の音声が出てくる絵本などもありますので、そういったツールを活用してみてもいいでしょう。
2.初めての英語におすすめの絵本
■0歳~CD付きおすすめ英語絵本5選
・Picture Bookシリーズ A Teddy Bear

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はじめての英語絵本におすすめの一冊です。イラストがやさしいタッチで描かれていて、子供が大好きなテディベアが登場するので、興味を持って見聞きしてくれると思います。
バラバラになったテディベアを一つ一つ直していく過程を一冊の絵本にしたもの。1ページにテディベアが大きく描かれてますのでわかりやすく、英語も体の部分を表現したeyes, nose, mouth…など単純な英語なので子供と一緒に体を指さしながら発音していくのも楽しみ方の一つです。
・The Very Hungry Caterpillar
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こちらを日本語に訳すと「はらぺこあおむし」。日本でも有名な仕掛け絵本ですね。
ご存知の方も多いと思いますが、この絵本はあおむしや果物、お菓子がカラフルに彩られていたり、 絵本に穴があいていたりしますので、子どもの興味を引くポイントが沢山ある一冊です。
あおむしがいろんな食べ物を食べて、きれいなちょうちょになっていく様子が、単純でわかりやすいので初めての英語絵本でも、楽しく読み進めていける本になっていると思います。数の数え方などもこの絵本で学べるので遊びながら、知識も増やしていける人気の絵本です。
・Brown Bear,Brown Bear,What Do You See?

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こちらは、「はらぺこあおむし」の作者、エリックカールの絵本です。リズム感のある表現が繰り返し使われているので、子供の耳にも残ります。リズムがあると子どもも口ずさみやすく、全部暗唱ができるようになる子もいるとか。
「くまさん、くまさん、なにみてるの?」といったようなフレーズが何度も使われて、ページをめくるたびに新しい動物が登場していくといった楽しい内容の絵本です。色彩もはらぺこあおむし同様、カラフルで、子供が興味を引くようなイラストです。また様々な色をした動物が次々と登場するので、色の英単語の勉強にもなります。
・Good night Moon
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ちいさなうさぎが主人公の絵本。主人公のうさぎが大好きなものたちにひとつひとつおやすみのあいさつをしていくストーリーです。眠りにつく前の、リラックスした時間にゆっくりと安らかな気持ちにさせてくれる、やさしい絵本。
英語表現も韻を踏んでいるので、聞き心地がよく、イラストも可愛らしいので、親子ともにはまってしまう一冊です。またこちらの絵本には可愛らしい遊び心があって、どのページにも1匹のネズミが登場してくるんです。それを探す楽しみもあります。寝る前に子どもと一緒に読んで聞かせてあげたい一冊です。
・ふたりはともだちFrog and Toad Are Friends
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こちらは国語の本にも採用されていることでもなじみのある、かえる2匹の友情のお話です。仲良しのがまくんとかえるくんの関わりあいを5つの短いストーリーにしている絵本です。性格はそれぞれ違うけれど、お互いを思いやっている様子が感じられる、心温まる絵本となっています。
日本の絵本でも人気で、ぬいぐるみやグッズもあるほどです。
CDで流すと、音楽も入っていてリズム感があり、耳にすんなり入ってきます。短めの英語が流れたあとにすぐに日本語訳がくるので内容も理解しやすい仕組みになっています。ユーモアもあって、のんびりとした2匹のかえるのやりとりはゆったりとした温かな気持ちになれます。子どもだけでなく大人にもおすすめな一冊です。
■0歳児~おすすめ英語絵本5選
・HUG
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こちらは、チンパンジーのボボちゃんが主人公の絵本です。ボボちゃんがお散歩中、ジャングルで色々な動物の親子に出会います。その親子の動物達がハグする姿を見て、寂しくなるボボちゃん。
そこにママが現れて・・。思わずわが子ともギュッとハグしたくなる、
やさしい気持ちにさせてくれる絵本です。英語が苦手でも、この絵本で使われている英語は「HUG」だけ。英語を始める最初の絵本として、安心して読み聞かせできる一冊となっています。また子供はママとのハグが大好きなので、この絵本で「HUG」が出てくるたびに、子供にギュっとしてあげると、この絵本が大好きになるかもしれませんね。
・Pat the bunny

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こちらの絵本は、仕掛け絵本として知られているロングセラーの一冊。参加型の絵本となっていて、例えば絵本に出てくる女の子がうさぎを触っていると、隣のページでは、絵本を読んでいるこちら側がふわふわのウサギに触ったりできますし、ふわっと香るお花がでてきたり、鏡を覗き込むことができたりと、子どもの五感を刺激する仕掛けがたくさん詰まった絵本です。
英語もシンプルな文章が繰り返し使われている形で、耳に残りやすく、楽に読み聞かせができます。サイズもコンパクトなので、お出かけの時にも持ち歩いて、待ち時間があったり、子供がぐずった時などに重宝する絵本だと思います。
・Let’s Play
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小学校の国語の本でもおなじみの「スイミー」の作家レオ・レオニの作品。こちらの絵本は、丸角にしていたり、厚めで丈夫な素材を使用しているなど、小さな子どもが扱いやすい工夫がされているのもうれしいポイントです。
2匹のネズミが登場し、「今日は何して遊ぶ?」と遊びの相談をするストーリー。英語も短く、簡単な文章なので、英語のわからない小さなお子様でも抵抗なく楽しめる絵本になっています。色合いもカラフルで楽しさが絵からも伝わってきます。
・Good Night, Gorilla
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静まり返った夜の動物園を見回っている警備員さんの後ろに、沢山の動物たちが列をつくって、ついていくユーモアたっぷりの絵本です。いたずらなゴリラが、警備員さんのベルトにあったカギをこっそり抜き出し、動物園にいる様々な動物達のオリをどんどん開けて外に出してあげます。
最後はみんなで警備員さんのおうちで「Good Night」とつぶやく・・・といった内容。英語は「Good Night」の一言だけなので、とてもシンプル。小さなお子様と一緒に夜の寝かしつけの時に呼んであげると、親子でゆったりとした気持ちで眠りにつけるのではないでしょうか。
・No, David!
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やんちゃなデイビットが、次々といたずらをして、お母さんに怒られるというお話。おもちゃをだしっぱなしにしたり、泥だらけになったりと、子どもを持つ親ならみんなうなずくような、困ったいたずらをするデイビットが愛嬌たっぷりで見ていて楽しい絵本となっています。
シンプルな「No」という英単語がほとんどで、英語絵本を始めるのに抵抗がある方にはまず手にとって読んでみて欲しい一冊です。
■1歳頃~おすすめ英語絵本3選
・Richard Scarry’s Best First Book Ever
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こちらの絵本は、色や数、形などの基本的な単語を分かりやすく紹介しています。また、台所やスーパー、学校などの場面でよく見かける・よく使われる単語が700語も紹介された、わかりやすい単語辞典といった感じの絵本になります。サイズは大き目なので、その大きさに驚きと楽しさを感じることができるかもしれません。
イラストもかわいらしいので興味を持って見てくれることと思います。英単語が沢山紹介されてますので、大きくなっても勉強用として重宝しますので、長く活躍できる一冊です。
・Maisy’s Bedtime
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ネズミのメイシーちゃんが主人公のシリーズ絵本。今回おすすめするのは寝るときにおすすめな「おやすみなさいメイシーちゃん」。メイシーちゃんが、ベットで眠りにつくまでの準備をすすめていくストーリーです。難しい英語も少なく、イラストもかわいらしくカラフルなので、楽しく英語に触れることができる一冊になっています。
・Dear Zoo

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ペットを飼いたいと思っている子どものもとに、動物園から次々とペット候補が送られてくるといった内容の絵本です。動物園から箱が届き、その箱をめくると動物が出てくるという仕掛けが繰り返されます。箱の色や形も様々なので、めるくのが楽しくなります。
絵本の中の英語は、同じようなフレーズが繰り返し使われています。
また、色々な動物が絵本には登場しますが、その動物の名前は絵本では紹介されていません。絵本では、「He was too tall」のような、動物の様子を表す英語で表現されています。その内容を聞いて、あてっこするので、想像力を養える絵本にもなっています。事前に英語で動物の名前は何というのか、調べておくと、子どもに聞かれても、戸惑うことなく教えてあげることができますね。動物好きのお子様には一押しの絵本です。
■2歳頃~おすすめ英語絵本3選
・Oxford Reading Treeシリーズ
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イギリスの小学校の多くで採用されている、国語の「教科書」になります。小学校の教科書になるほどなので、子どもに英語を教えたいと思う方には、最適な本の一つです。レベル分けされているので、少しずつステップアップしていくことができます。
またかわいいキャラクター達がいて、彼らが関わる様々な場面を一緒に体験しながら読み進めていくことができます。オチのある短い話が200話以上あるので、まさに英語絵本としては充実した内容となっています。また日常的によく使う表現が繰り返し登場してくるので、頭に入っていきやすい工夫もされています。英語力をぐんぐん伸ばしていきたいと思っている方には一押しのシリーズです。
・Excuse Me!

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「こんな場面の時、英語ではどういうの?」といった時に役立つ、様々なシュチュエーションの英語表現が盛り込まれた一冊になっています。妹のおもちゃを壊してしまった時には「I’m sorry」というように、簡単な英単語が書かれているので、分かりやすく、楽しく覚えていけます。
あいさつなど大切な言葉が紹介されているので、最低限覚えてほしい英単語がつまった絵本です。生活をしていく中でよく使われる表現を英語で教えてくれているので、実際にその場面に遭遇した時に使うようにしてみると、ぐっと英語が上達するかもしれませんね。かわいらしいイラストもおすすめポイントの一つです。
・Where’s Spot?

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犬のお母さんが、自分の子どもの子犬を家中探すストーリー。ドアを開けてみると、クマが登場したり、ベットの下にはまた別の動物がいたり…。この絵本を繰り返し読むことで、子供たちはかくれ場所の名前を英語で覚えていくことができます。絵もシンプルでかわいらしく、使われている言葉も単純なものなので、英語に慣れさせていくには最適の絵本です。
■3歳頃~おすすめ英語絵本3選
・Dr.Seussシリーズ

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Dr.Seussとは、アメリカの人気絵本作家ですが、アメリカでは教科書代わりとしても用いられているほど、子供たちのリーディングスキルを上げるために書かれた絵本として有名なシリーズになります。特徴としては、リズムがよく、楽しいストーリーで子供達が親しみやすい工夫がされていて、その独特なイラストも人気のポイントです。
また、小さい頃の英語教育で重要とされている、英語のリズムや音のルール(フォニックス)を学習する際にもこちらの絵本をおすすめされるようです。Dr.Seussシリーズはテンポやリズムによって味わいが増しますので、CD音声付きの絵本や、DVDやビデオも合わせて購入されることもおすすめします。
・A cheese and Tomato Spider

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こちらは、なんといっても絵が楽しくて、子供達がペラペラと次のページをめくりたくなる仕掛け絵本です。ページが上下に分かれていて、上だけめくったり、下だけめくったりと自由に組み合わせる事ができて、様々な絵を自分で完成させていくことができます。
上は形容詞や Cor!(ドカーン!) などの擬音語、下はアイスクリーム、クモなど物の名前や人の名前になっています。ですので、自由に組み合わせてへんてこなものを作り上げて、子供たちは楽しむという、絵だけでも楽しめる一冊です。
・I can Share:A lift-the-Flap Book

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こちらの絵本は「Share」する心、譲り合う心を伝えることができる一冊になっています。
しかけ絵本になっているので、楽しみながら英語を学ぶことができますし、シェアすることの大切さも感じることができます。ぬいぐるみを欲しがっているお友達に、違うぬいぐるみを薦めるといった感じで、自らのものを我慢して譲るというよりも、相手のことを思いやる心の大切さを教える内容が、アメリカ的な絵本といえるかもしれません。
■日本でも人気の英語絵本3選
・Swimmy( スイミー)

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日本の小学校の教科書にも採用されているおなじみ「スイミー」の英語版。沢山の赤い兄弟のなか、1匹だけ真っ黒に生まれてしまったスイミー。兄弟達が大きな魚に食べられてしまい、孤独だったスイミーが海の中の様々な生物と出会っていく中で、しだいに元気を取り戻し、最後は大きな魚に立ち向かっていく、という内容はいつまでも心に残りますよね。
英語版はシンプルな言葉でつづられていて、日本語訳と照らし合わせることで、新たな感覚が味わえます。子供たちだけでなく、大人にも物語の奥深さを感じられるおすすめの英語絵本です。
・The Very Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)

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「はらぺこあおむし」は日本でも人気の絵本の一つです。書店に並べられていてもそのカラフルなイラストに目を惹かれますし、ほとんどの方が一度はこの絵本を手に取ったことがあるのではないかと思います。そんな人気な絵本を、英語で読むことでなにか新しい発見や魅力に気付くことができるかもしれません。
・I’ll Always Love You

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日本語だは「ずーっとずっと大好きだよ」で知られている人気の絵本です。犬のエルフィーと男の子のお話。小さい頃から一緒に育ってきたエルフィーと僕が、年月が経ってエルフィーが死んでしまったことで感じることをストーリーにした絵本。大好きな人にきちんと言葉で愛情を伝えることの大切さを教えてくれます。
英語の文章はそれほど難しいレベルではないので、日本語と英語両方を読み比べてみると、さらに理解が深まるかと思います。
3.低年齢から『英語脳』を作る方法
「英語脳」という言葉を聞いた事がありますでしょうか?英語脳とは、聞きとった英語を
日本語に訳さずに、英語から英語で理解することです。英語が苦手な方にはちょっと理解が難しいかと思いますが、簡単な例をだすと「RED(レッド)」といわれると、すぐに頭に色が浮かんできますよね?
わざわざ「赤」と訳さずとも英語だけでそのものがイメージできる、これが英語脳というものなのです。この英語脳の感覚は、低年齢期につけておくことが重要といわれています。低年齢期は、まだまだ脳が日本語で確立されていない、柔軟な脳の状態です。その時期に英語を耳にすることで、脳の中に蓄積していくことができるのです。
■英語脳を鍛える『いつからがいい?』

低年齢期は柔軟な脳の状態なので、英語脳を鍛えるには早ければ早い方がいい、と感じる方が多いと思います。確かに先ほど説明したように、低年齢期はまだまだ沢山のことをインプットする時期なので、この時期に英語脳を鍛えることができるのがベストだと思います。ただ、年齢が低くても、英語を学ぼうという本人の意思がなければ、中々英語脳を鍛えることはできません。
小さい頃から英会話レッスンに通わせていても、本人が英語に興味を持たず、知識を得たい思う気持ちがなければ、継続性が低く、英語力がついていくことはありません。逆に英語力をつけたいと意欲があれば、年配の方でも英語学習に対する持続性は高く、英語力がつく可能性は高くなります。言語は使わなければ忘れていってしまうものです。ですので、脳が柔軟な小さいうちから、英語を身につけてもらいたいと思うならば、英語に興味を持たせる、英語を好きになってもらう環境づくりが重要ということになります。
■英語が好きになるための環境作り

・お気に入りの英語絵本を見つける
低年齢期に興味を持たせるには、やはり絵本は重要なツールになります。お気に入りの絵本となると何度でも繰り返し見聞きしますので、英語が楽しいと思えるきっかけにもなります。色々な英語絵本にふれさせてあげて、お気に入りを見つけてもらいましょう。
・英語絵本を一緒に楽しむ
小さい頃はママとのふれあいが何よりも楽しいものです。ママも一緒になって英語絵本を楽しみましょう。そのやりとりを繰り返していくうちに、英語が楽しいものになっていくと思います。
・英語の歌を聞かせる
低年齢期に英語を「聞く」だけでも、英語に対する違和感は大きく違ってくると思います。聞きなれた言語になるよう、日本の好きな歌の英語訳のものを聞かせたりすることもおすすめです。
・アニメなど映像も英語のものを見せる
わざわざ英語教材の映像を見せる必要はありません。ディズニーやNHKでやっている子供向けの英語番組を録画しておいて、流すだけでも効果的です。
・外国人との関わりを作る
外国人にいきなり声をかけられたりしたら、緊張しませんか?特に難しい言葉を言っているわけではなかったのに焦ってしまって、なにも会話できないといった経験、私にもあります。知らない人に話かけられることでも、少し気を張るのに、ましてや外国の人となるとコミュニケーションをとるのはハードルが高く感じますよね。
ですので、子どもたちには外国人を見たり関わりがもてるような機会を作ることも大切です。最近では沢山の外国人が日本にやってきていますので、観光地のような場所へ連れていくなどすると、関わりがもてたり、壁を感じたりすることもなくなるかと思います。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。これからの時代、英語の必要性を強く感じているママは多くいらっしゃることだと思います。まず何をさせたらいいのか、迷うこともあると思いますが、何よりも子ども達が自分の意思で英語に取り組む環境を作っていくことが大切だと私は思います。
低年齢期に読み聞かせる絵本の影響力はとても大きいと、私も小さい子を持つ親として感じています。お気に入りの一冊を見つけてあげることができたら、どんどん吸収していくことでしょう。また小さい低年齢期はママとの関わりが一番楽しいと思う時期です。ママも一緒になって英語絵本を楽しむことで、英語教育の第一歩が始まると思います。まずは気楽に楽しむ気持ちで1冊から始めてみませんか。
ライター名 HARIKA