この記事でわかること
・カメラを買うタイミング
・それぞれのカメラのメリット・デメリット
・カメラを使ったテクニック
子供が生まれてから、気付けば写真はみんな子供のものになっていた、なんて話はよくありますよね。
子供の成長はとても早く、慌ただしい毎日の中ではなかなかじっくり噛みしめる余裕はありません。それでも親からすれば、できるようになったあの時も、できなかったあの頃も、全ての瞬間が宝物。
その時の感動を、後でゆっくり思い返すことができるように、子供の写真を残すにあたってのカメラやテクニックをご紹介します!
1.子供の成長記録にはやっぱり写真!

今は記録媒体も多種多様になってきていますが、やっぱり安心なのは写真です。
例えば映像などは、動く我が子が残せるのは確かに嬉しいですが、再生環境が変わると見られなくなってしまったりすることもあります。(昔主流だったVHSは、今では再生機器がなくてなかなか見れなかったり…。)写真であればそういうことはありませんし、データ形式もそうそう見れなくなるようなことのない互換性の高いものが主ですよね。
では写真を残すにあたってどんな方法があるのか、簡単にご説明します!
■子供を授かるにあたってカメラを購入する人は沢山いる
カメラを購入するきっかけとして、子供の誕生はとても多いです。その証拠に、カメラの広告には子供の写真がたくさん起用されています。家電量販店のカメラコーナーなどは、ほとんどと言ってもいいくらいです。それぐらい「子供を撮るためのカメラ」には需要があることがわかります。
実際、カメラ購入・未購入に関わらず、今まで写真に縁が薄かった、ほとんど撮らない、という人でも、子供が産まれると劇的に写真は身近なものになります。
赤ちゃん、特に新生児の間などは本当に毎日成長が感じられる激動の時期。残しておきたい瞬間が一瞬で過ぎ去ってしまい、産まれる前に買っておけば良かった!という声もよく聞きます。その為、購入のタイミングは出産前がおススメです。
はじめては我が子を写したい!という気持ちも分かりますが、産まれる少し前に簡単な操作の練習をしておいた方が、いざ撮ろうと思った時によくわからなかったり、万が一不具合があった時などに対応出来るため、少しでも触っておいた方がいいでしょう。赤ちゃんを楽しみに待っているお母さんやお父さんの写真を残しておくのも素敵ですよ。
■今はスマートフォンの写真でも十分綺麗
とは言え、本格的なカメラは安い買い物ではありません。高性能なものが求めやすい値段になってきてはいますが、モノ入り前の時期に足踏みしてしまうこともありますよね。
そういった場合は、スマホに頼ってしまいましょう!
近年はSNSの流行の波を受けて、綺麗な写真が撮れることにフォーカスを置いた機種がたくさん出ています。中にはiPhoneⅩに起用されたデュアルレンズなどの機能では、背景をぼかして被写体をくっきり写す、一眼カメラ風の写真を撮れるものまであります。
撮ったものを親類に送るのにも直接データがスマホ内にあるので、データの移行などの必要もなく手軽です。カメラを購入する決断がつかない…という場合は手近なスマホを利用しましょう。
2. カメラの種類

カメラの購入を考えてはいるけれど、種類がたくさんあってよくわからない…、という人もいますよね。そもそもカメラに関心がなかった人からすれば、馴染みのない言葉ばかりで戸惑ってしまうのも仕方ありません。
ここでは大まかにカメラの種類を、メリット・デメリット合わせて紹介していきます。目的や好みに合うものをチョイスしましょう!
■デジタル一眼レフカメラ
カメラと言われて、一眼レフカメラを想像する人は多いのではないでしょうか。実際使ったことがなくても、カメラの代名詞になるような、プロ御用達のカメラの王様です。その分、少し大げさに感じてしまいますよね。その点に関しては、フィルム時代から比べるとずいぶん分優しくなっています。機械にとてつもなく弱い!というわけでなければ、操作性自体はさほど難しくありません。
デジタル一眼レフカメラはメリットとデメリットがとてもはっきりしています。
おススメの方はズバリ「カメラを楽しみたい人」です。
メリットから順に紹介していきましょう。
◆メリット
・画質が良い
レンズを付け替えることで様々なシーンに対応可能。
・背景をぼかした写真が撮れる
被写体にピントを合わせ、オシャレな写真にできる。
・バッテリーの持ちがよい
長時間撮影してもバッテリーの心配がない。
・シャッター音がはっきり聞こえる
ファインダー覗き込み、鮮明なシャッター音が聞こえると、まさにカメラ!という部分を楽しませてくれる仕様(併用して液晶対応のものも有り)。
・奥が深く、一生の趣味になる人も
一眼レフで撮った写真は、赤ちゃんのスベスベでふわふわの肌の感触が、見ているだけで伝わるほど鮮明です。
また、一眼レフの特徴的な部分の一つですが、レンズを取り替えることでシーンに合わせた画角(撮影できる広さ)に変更することが出来、景色も広く収めたい時なども、ダイナミックで景色の開けた美しい写真を撮ることが出来ます。基本的にモニターは確認時程度にしか使わないことが多いので、バッテリーの持ちがいいのも嬉しい点です。
レンズに関連しますが、背景のボケを作るのも楽しみ方の一つです。場所や広さによってレンズを変えたり、設定を弄ったりと、追求できる要素がたくさんあり、ハマると長く楽しめる趣味になります。
カメラそのものを楽しむにはもってこいの機種ですね。
◆デメリット
・大きく、重い
出かける際は大荷物になる。複数のレンズや三脚なども合わせると相当な量に。
・値段が高い
初期費用としてもそれなりの値段になるが、いわゆるレンズ沼にハマると際限なくお金が掛かる。
・精密機器なので、傷や埃に弱い
紹介する中では一番気を使う機体。
一番の気掛かりは荷物。学校行事などで同行してくれるカメラマンさんなどを想像してもらえるとわかりやすいのですが、結構な量になります。ただでさえカメラ自体が重く、周辺機器も多いので、こだわればこだわるだけ増えていってしまいます。正直、子供が産まれるとただでさえ荷物が劇的に増えるので、これがネックになってうまく利用できないことも。
値段もピンキリではありますが、ハマった場合はまず間違いなくお金が掛かります。特にレンズはこだわろうと思えばいくらでもこだわれるので、終わりがありません。どんな趣味にも同じことは言えますが、一眼レフカメラの場合そもそもの基準の値段がそれなりに高い為、わかりやすい出費になります。
管理にも気を使います。少なくとも、子供が遊んで落としてしまうような場所には置かない方がいいですね。
もともと写真が好きであったり、始めるなら本格派!という人であれば、いきなり一眼レフからはじめるのも悪くない選択かと思います。デメリットも大きいですが、カメラ自体の奥深さを探求するのに一番適しているカメラです。
■ミラーレス一眼レフカメラ

名前の通りデジタル一眼レフと違い、内蔵されている反射鏡がないカメラ。もっと簡単に言うと、ファインダーを覗いて撮るのではなく、デジカメのように液晶画面で撮るカメラです。
以前は一眼レフの性能を落とし、機能性に特化させたカメラ、という位置付けでしたが、今では技術の進歩により性能が向上、ぐんぐんとシェアを伸ばしてきています。
アマチュアであればミラーレスで充分・今後はミラーレスが主流になる、という意見もよく挙げられ、高性能機ならばプロも採用しています。
◆メリット
・軽い
一眼レフに迫る性能で、軽量化されている。持ち運び易い。
・初心者でも使いやすい
初心者には取り扱いやすい液晶モニターでの撮影。
・レンズを付け替える事も可能。
特に嬉しいのは軽量化ですよね。そもそものサイズが小さくなっている為、替えのレンズも一眼レフのものと比べると小さく、荷物としては大幅に削減できます。
また、撮り上がるものが直接液晶画面に表示されているので、撮ってみなければわからないということもあまりありません。もちろん、背景をぼかす一眼らしい撮り方もできます。
◆デメリット
・一眼レフに比べ性能が劣る
一眼レフと比べると低価格のものほどどうしても性能差がある。
・バッテリーの消費が早い
ファインダーが無く、液晶画面を常に使用するため、バッテリーの消費は早い。
・レンズの種類が一眼レフよりも少ない。
メリット同様、デメリットも、一眼レフカメラと比べて、という基準になります。
機能、性能については一眼レフとあまり変わらなくなってきているという意見もありますが、埋められない差はレンズの種類です。今後増えていく可能性はありますが、現状としては追求する余白のアドバンテージは一眼レフカメラの方が大きく、一眼カメラの中で特に広がりを見せる部分はレンズなので、中には物足りなく感じる人もいるかと思います。
ミラーレスはあまり状況を選ばず使用することが出来、一眼レフに比べると敷居も低いです。市場でも推されている機種なので、今後の性能の伸びにも期待が持てます。ただ、本格的にハマりだすと、やっぱり一眼レフが欲しくなる、という方も少なくないようです。
こだわるとキリがないカメラの世界ですが、とことんでない限り、充分な仕上がりの写真が撮れます。
■コンパクトデジタルカメラ

世間一般でデジカメ、と呼ばれている種類です。少し前までは家庭用のフランクなカメラとして広く流通していました。一眼ではお互いが比較されることが多いですが、デジカメの場合はスマホと比較されるようになってきました。
◆メリット
・とにかく小さく軽い
ポケットに入るレベル。
・スマホよりも高画質のものが多い。
・非常に安価。
・印刷するときに無駄のない写真サイズ
写真に印刷するのに適したフォーマット・サイズで撮影できる。
・初心者でも使いやすい
オート照準機能が搭載されているものが多く、初心者でも操作性に迷うことがほとんどない。
最大のメリットは圧倒的小ささと軽さです。最近のスマホより小さいものも少なくありません。子供との外出において、荷物は大きな問題ですが、これなら全く気になりません。
スマホの画質向上には目を見張るものがありますが、それでもやはりデジカメの方が画質がいい場合が多いです。合わせて、スマホでの写真は特に設定しなければ、基本的に液晶のサイズで撮影されるため、いざ印刷しようとした際、余白が生まれたり、一部を切り捨てる必要がありますが、(当たり前ですが)デジカメであればそういったことは滅多にありません。
◆デメリット
・ほどよい機能性と利便性
一眼と比べると画質や性能は低いが、利便性はスマホに劣る。
・背景をぼかした写真を撮ることが困難
・暗所での撮影が不得意なものが多い
スマホとの住み分けが難しく、ならスマホでいいや、となってしまいがち。機体が小さい分、カメラ全体として判断すると、画質・性能差がはっきりしてしまいます。市場でも年々シェアが減少傾向にあります。
スマホの登場で人気は下降気味ですが、それでも一番気負わず使えるカメラだと思います。
ミラーレスは一眼レフと比べれば小さいですが、人によっては充分重く感じる場合もありますし、たくさん写真を撮ってもスマホのメモリを圧迫することはありません。人によっては程よい距離感で写真を楽しめる機種です。子供の遠足や修学旅行などにも持たしてあげられるのもポイントですね。
一眼だと腰が引けるけれど、スマホですましてしまうのは味気ない、と感じる方にはおすすめです。
■チェキや写ルンですなどの簡易フィルムカメラについて

フィルムで撮影するカメラ。過去の産物と侮るなかれ、フィルムカメラはSNSブームに乗じて再熱しているんです。機能性や画質ばかりが素敵な写真を撮れる条件ではないですよね。
◆メリット
・ノスタルジーな雰囲気のある写真が撮れる
・おしゃれ
チェキなどはアルバムにまとめてもおしゃれ!現像写真が小さいのでコンパクトにすることも。
・操作がシンプルで余計な機能がない
出来上がるレトロな雰囲気の写真も人気の理由の一つですが、チェキなどは機体の見た目までかわいく、アンティークとしても素敵です。
また操作性も最も単純で、機械は壊してしまいそうで怖い、という人にも扱えます。
◆デメリット
・フィルム代・現像代がかかる
焼きましが出来ないことも。
・完成形が現像されるまでわからない
・現像を取りに行く手間
インスタントカメラの場合、現像に出した後、再度取りに行くなどの手順が必要。
・暗所・ブレなど、苦手なものも多い
デジタルにはないレトロな雰囲気は確かにありますが、費用や手間が大きいのが目立ちます。フィルムに限りがあるので、たくさん撮ることも難しいですよね。
正直インスタントカメラできちんといい写真を確実に撮るのは、プロ仕様の一眼レフカメラを使うよりも難しいです。子供が小さい内は室内の撮影が多いですし、動けるようになればなかなか大人しくしてくれません。
以上の点から、子供の写真に関しては、あまり向いているとは言えません。
ただ、ある程度子供が大きくなってきた時に楽しむカメラとしてはおもしろいと思います。印刷されるまでのワクワク感など、自分の子供の頃の感覚を、体験させてあげられるかもしれませんね。
カメラの種類は色々ありますが、どれもメリット・デメリットがあり、それぞれ重要視する点を考えれば、おのずと欲しいカメラを選ぶことができると思います。
かわいい我が子の撮影を楽しめるよう、自分に合ったものを探してみてください!
3.カメラの基本的操作

出典:https://mikata.shingaku.mynavi.jp/
実際にカメラを買ったなら、早速練習開始です!上達への近道は慣れから。特に子供は、大人のようにじっとポーズをとってくれるわけではありません。失敗して当然、くらいの心構えで、気楽にはじめてみましょう!
■とりあえずシャッターを押して写真を撮ってみよう
まずはなんでも良いので撮ってみましょう。風景でも静物でもどんなものでもOK。最初からうまく撮れないのは当たり前。カメラを扱うことに慣れるのを目標に、どれくらいの距離ならどう写るかなど、感覚を掴んでいきましょう。
デジタル式のカメラであれば、フィルムの上限なども気にすることなくどんどん撮れます。必要ない写真は簡単にデータから削除することもできるので、臆さずチャレンジしてみてください。
■ズーム機能で被写体に近づく
スマホよりカメラが優位性のあるものの一つにズームがあります。スマートフォンのズームはやはり画質が大幅に落ちてしまい、パッとしない写真になりがち。
それに比べると、やはり専用機なだけあって、デジカメでもスマホより綺麗で簡単に撮影することができます。子供はたくさん動き回りますし、運動会などズーム機能がないと誰だかわからないなんて場面も出てきますよね。押さえておきたい重要な基本操作なので、やり方を把握しておきましょう。
■絞りとシャッタースピードを調整して明るさを変える
この機能は主に一眼系カメラについてです。
ちょっとカメラ用語っぽく、難しく思う人もいるかもしれませんが、そんなに複雑なことではありません。
まず“絞り”というのは、カメラのレンズ部分がどれほど開いているのかだと考えてください。レンズの中には開いたり閉めたりできる、人間の瞳孔のようなものがあるのです。
次に“シャッタースピード”は、一枚の写真をどれくらいの時間をかけて撮るか、ということ。ゆっくり瞬きするのか、早く瞬きするのかの違いですね。
これら2つは両方、手ブレや光をどれくらい取り入れるのかを調整することができます。
瞳孔が開いていれば、範囲が広いので早く必要な量の光を集めることができ、手ブレによる影響の少ない早いシャッタースピードで撮ることができます。また、ピントが対象に合っていて、背景のボケた写真を撮ることに向いています。
瞳孔が小さい場合は、画面全体にピントが合います。範囲が狭いため、シャッタースピードが早いと光が足らず暗い写真になってしまいがち。その場合はシャッタースピード、瞬きをゆっくりすることで時間によって光を取り入れるといいでしょう。けれどその分手ブレしやすくなるので、注意が必要です。
この2つの組み合わせだけでも、わざと暗い写真を撮ってみたり、撮りたい対象、シーンに合わせて使い分けていくことが出来ます。
機種によって操作性は様々ですが、実際に色々といじってみなくてはわからないもの。あまり難しく考えず、たくさん撮ってたくさん試していけば、技術は後からついてきます。その時は失敗したと思っていた写真も、後から見れば笑えたりするものです。
せっかく買ったカメラの性能を出来るだけ活用できるよう、どんどん挑戦していきましょう!
4.子供を撮影するテクニック
出典:https://mamapress.jp/
次はいよいよ子供を撮ってみましょう!といっても、新生児のようにあまり動かない時期などは、基本操作だけでも充分の写真が撮れます。ここで紹介するのはもう少し大きくなってから試してみてほしい撮り方になります。少しでも動けるようになると、カメラの難易度はどんどん上がっていきますが、おもしろい写真も増えてきますよ!
■低いアングルから広めに撮影するとダイナミックになる
視点を変えるのは簡単に変化を与えられるいい方法です。まずは子供の目線で撮影してみましょう。
広角レンズなどを使って煽りのアングルで撮影すると、抜けのある背景が大きく広がるダイナミックな写真が撮れますよ。
■大アップで撮る
かわいい子供の寝顔を見ていると、ついまじまじ見てしまいたくなりませんか?その気持ちは写真にぶつけてみましょう!画面いっぱいにかわいいお顔や、足など、部分的に撮影してみても面白いですよ!
■逆光を利用して淡い写真を撮る
逆光だと失敗じゃないの?と思ってしまうかもしれませんが、露出値をあげるなど、設定を触ると、いつもとは違うふんわりした光源で撮影することができます。少し雰囲気のある写真を撮りたい時におススメです。
■大人(自分)の高い目線から撮る
普段実は一番目にしている“子供が見上げてくる姿”はとっても愛しいもの。けれど、写真を撮る時はなんとなく第三者視点で撮ってしまいがちになります。写真は家族の思い出です。お子さんからお父さんやお母さんを感じられる素敵な写真が撮れますよ。
■シャッタースピードを早めに設定して動き回る子供の写真を撮る
遊んでいはしゃぐ子供の姿はとてもかわいいですよね。走り回る元気な姿を撮りたくなります。そんな時こそ性能の見せどころ。シャッタースピードを早めに設定して撮影してみましょう。そうすることでブレることなく、背景がボケて対象がはっきり写った、躍動感のある写真を撮影することができます。
ただその場合、出来るだけ明るいところで撮ることをおすすめします。暗いところだと、シャッターを切るまでの時間が短く、必要量の光に満たない暗い写真になってしまいます。
この他にも、アイテムと一緒に撮影したり、三脚で固定して撮影してみたり、色々な楽しみ方があります。一眼系なら、レンズを複数持っているとアレンジの幅も広がりますよ。
5.パソコンを使って保存と編集

出典:https://news.yahoo.co.jp/
フィルムよりデジタルが主流になって、写真の管理や編集はとても容易になりました。カメラに入れっぱなしだと、表示も小さくあんまり見直すこともありません。せっかくの高画質を楽しむために、万が一故障してデータが飛んでしまった、なんてことのないよう、パソコンへのバックアップはこまめにしておいた方が良いですね。
■撮影した写真をパソコンにバックアップする方法
バックアップを取る方法はいくつかありますが、まず把握しておいてほしいのは、できればバックアップは2つ以上用意しておいた方が良いということ。パソコンに入れただけでは、いつパソコンが壊れて、一緒にデータがなくなってしまうかわかりません。オススメは物理的に保存するものと、クラウドサービスを併用して利用することです。
物理的に、というと、CD/DVDなどのディスク媒体、大容量HDD、NASなどの、「モノ」として残せるバックアップです。
次にクラウドサービス。これは近年スタンダードになりつつあるバックアップ方法です。有料、無料、無制限などサービスによって特色はありますが、簡単にいうと回線上で大きな倉庫を貸してくれるというものです。
これらを組み合わせれば、万が一モノが壊れてしまってもネット上に、クラウドのサービスが終了してしまってもモノとしてデータを保護することができます。
データ社会になった、ある意味弱みでもありますが、なくなってしまうと本当に一気に全てなくなってしまいます。何年も撮りためた子供の写真がなくなった!となれば一大事。大袈裟だと思わず、バックアップはしっかり用意しておきましょう。
■おすすめ編集ソフト
「天気が曇っていてくすんで見える、室内の撮影でコントラストが小さい、凄くいい表情が撮れたのに、写り込んでいる部屋が散らかってる…。」
残したい瞬間が、いつでもコンディションバッチリなわけではありません。むしろ、悪いことの方が多いでしょう。そんな時の強い味方が編集ソフト!ここではおすすめのものをいくつか紹介していきます!
◆Adobe Photoshop CC
公式サイト

言わずと知れた画像編集ソフト。プロ御用達の高性能で、ガイドブック等も豊富です。他のソフトと比較対象にもよくあげられるポピュラーなソフトでおすすめですが、有料ダウンロード版しかない為、そこまで高性能でなくても良いと考えているのであれば、別の無料ソフトも検討してみましょう。
◆GIMP
公式サイト
Photoshopに負けない性能と名高い無料ソフトです。昔からあるので、関連書籍も多く、どこのレビューを見ても高評価です。入門編として非常に優秀なソフト。
◆Paint.NET
公式サイト
シンプルな作りの無料ソフトです。機能は上記2つに劣りますが、たくさん機能があっても使わない、混乱してしまうという人は、直感的操作性に特化しているこのソフトがおすすめ。最低限の機能はきちんと備えているので、複雑なことを要求しないのであれば充分という場合も。
◆Photopea
公式サイト
このソフトの大きく違うところはウェブ上で作業するという点。つまり、ネットさえ繋がっていればパソコンにインストールする必要がありません。
機能はそれなりに揃っており、Photoshopでの保存形式PSDを開くことができるのも大きな利点です。
いかがでしたか?
この他にも、イラストレーション用のソフトなどでも併用することができたり、機能を絞って低容量化されているものなど、色々なアプリケーションがあります。
パソコンのスペックやこだわりによって選択してみてください!
6.まとめ
写真に限らず、はじめてのことは「うまくやらなくちゃ」と気負ってしまいがち。子供のこととなると、特にそうなってしまいますよね。
今回はカメラについてや、撮影、編集などについて、様々な紹介をしてきましたが、あまり難しく考えず、かわいい瞬間をたくさん撮ってあげてください。どんなに不器用でも、お父さんやお母さんが残してくれた写真は嬉しいものですよね。失敗した写真も、一緒に見返した時の話のタネになるかもしれません。お子さんの写真を撮ることで、家族の素敵な思い出を、いっぱい作っていってください!
ライター:本間