【転職したい!】介護士の方にお勧めの転職サイト厳選5選!

介護の女性

転職が非常に多い職業のひとつには介護士が挙げられるでしょう。

介護士の勤務先というと老人ホーム等の施設や医療機関ですが、半年~1年でかなりのメンバーが入れ替わっている現場もめずらしくないようです。介護の現場経験者であるなら、その実情を目のあたりにしているかもしれません。

転職にはプラス面もマイナス面もあり。ただ、どうせ転職するなら少しでも良い環境の職場に移りたいですよね。

今回は、「介護士の方が転職したい理由」「転職の進め方」「転職先の探し方」「介護士の方の転職にとくに役立つ厳選した5つのサイト」を紹介します。

希望を叶える転職にするためには、しっかりとしたリサーチ準備が必要です。あせって慌てて転職してしまっては、で後悔することになる可能性は高いですよ。この記事を読み進めながら、今一度冷静に転職を考えてみましょう。

あなたの転職が「大成功!」となるように、おすすめ5サイトをフル活用して、着実に転職活動を進めていってください!

この記事でわかること
1.介護士が転職したい理由
2.転職活動の仕方
3.介護士の転職におすすめの5サイト

 

読むのに必要な時間は約 18 分です。

 

1.介護士が転職したい理由

介護

介護士が転職したい理由にはどのようなものが多いのでしょうか。介護業界ならではの転職理由というのもありそうです。以下に、とくに多い転職理由を紹介します。

■職場の人間関係

介護士の転職理由として多いのは、職場の人間関係における不満。同僚同士というよりは、上司や先輩介護士との関係が良好にならず、居心地の悪さに耐えられずに転職に至るというものです。

介護職はひとりで黙々と進める仕事ではなく、スタッフ全員と連携し、密なコミュニケーションを図りながら行わなければならない仕事ですよね。それだけに、人間関係が上手くいかないことが続くと職場への不満やストレスがたまることもしばしば・・・

また、施設の利用者との人間関係がうまくいかないケースもあります。介護士は利用者の健康や命を預かる仕事です。

常に細心の注意をはらわなくてはならないうえに神経も消耗してしまうから、介護業務だけでもかなり疲れてしまう方もいるかもしれません。その上で利用者とのコミュニケーションがスムーズにいかないと、それが原因で転職したくなる方もいます。

職場の仲間、あるいは利用者との人間関係が悪化すると、自分自身にもゆとりがなくなってしまいます。メンタルもたえ切れず、転職にいたるケースは多いでしょう。

■施設・会社の運営に不満

介護士が転職する理由として、施設や会社の運営への不満があります。以下のような例が考えられます。

施設や会社の運営に不満
    • 現場が人手不足であるにも関わらず、新規の利用者(入居者)を次々と受け入れてしまう
    • 新しい事業所を作り仕事量が増えても、給与は一向に上がらない
    • 残業続き・休日出勤が常態化していても、経営陣が改善策を示さない
    • 現場が手一杯な状況になっていても、経営側からは常に一定の質を求められる
上記のような状態になると「経営者は現場を全く理解していない」という不満を抱く介護士は増える一方となるでしょう。日頃から、経営者と現場スタッフとのコミュニケーションがうまくとれていないと、それも不満につながる原因になります。
経営側に信頼感を持てなくなった時に、転職の意志を固めてしまうのかもしれません。

 

■条件が厳しい

労働条件が思った以上に厳しくて転職する介護士もいます。「条件」とひとことで言ってもさまざまなものがあるでしょう。

条件が厳しい
  • 給与が低い
  • 体力的に厳しい(決められた仕事量、残業、休日出勤が多い)
  • 精神的に厳しい(能力以上の質を要求される)
  • 労働条件が改善される見通しが感じられない
「条件」というと、お給料が低いということが代表的かもしれませんが、それ以外にも条件はあります。上に示した条件のひとつが厳しいという人もいれば、給与・体力・精神面のすべてが厳しいという看護師の方もいるでしょう。

そして、現在の厳しい条件が今後も改善される見通しが感じられなければ、将来に対する不安しか残りません。昇給が期待できない、役職への昇進も望みがないとなれば、「転職しかない」という選択はやむを得ないと言えます。

■結婚・出産

女性の介護士であれば、結婚や出産は転職を検討しやすいタイミングでしょう。結婚することで、収入が低くなっても楽な仕事を選んだり、妊娠と共に体をあまり使わない仕事に移行したり(または働かない)する女性はいて当然です。

今の職場の満足度が高くやりがいを感じられていれば、産後の復帰を考える女性もいるでしょう。しかしその逆であれば、「この機会に丁度辞めてしまおう」という結果になっても仕方ありません。

結婚・出産は女性にとって大きな人生の転機であり、同時に転職を最も考える時ではないでしょうか。

2.転職が決まったら

考え事をする女性

「転職しよう」と決めたら、次はどのような段階をふんで転職活動に入ればよいのでしょうか。次の方針が決まらないうちに今の職場を「即」辞めてしまうことは、生活に支障をきたす可能性がありますのでおすすめしません。

また、現職場にはなるべく悪印象は与えず、円満退職をしたい気持ちもありますよね。そのため、スムーズな転職活動ができるよう、しっかりとした転職計画を立てましょう。

転職にアセりは禁物です。以下に紹介する項目を確認しながら、最もよい形での転職を目指してください。

■転職の時期を見極める

介護業界は慢性的な人手不足に悩む施設も多く、求人がとぎれることがほぼありません。

内閣府が発表した2017年の65歳以上の人口は、3,515万人で、総人口に対して27.7%でした。この高齢化は今後も進み、2042年には4000万人近くなると考えられています。今後も介護業界は年間をとおして求人募集がある職種となるでしょう。

したがって、あまり時期にしばられずに転職しやすいのであれば、後はなるべく条件が良くなるタイミングを見極めること。そのためには、以下に記した「とくに求人が増える時期」を狙うことです。

とくに求人が増える時期
  • 年度初めの4月
  • ボーナス支給時期後の8月と1月
介護業界で求人が最も増えるのは年度初めの4月。これは、年度末の3月に退職しようとする人が多いからです。比較的求人募集をかけることが少ない「人員が安定している人気がある職場」でも、4月は求人を出す可能性が高いですよ。

そして、夏・冬のボーナスをもらってから辞めようとする人も少なくありません。8月・1月のボーナス支給後の時期も欠員が増えやすいので求人が増えます。退職者の予定を把握している会社は少し前の7月・12月に求人を出すことがありますので、その時期からチェックしておくと良いでしょう。

ここまで、求人が増える時期に注目して転職に良い時期を紹介しました。しかし、それとは別に各個人や職場の状況に応じた「転職時期を見極めるポイント」があります。優先度は個々によってそれぞれですが、以下の3つのポイントを把握しておいてください。

1.転職中の生活費はあるか
2.在職中に転職活動は可能か
3.心身に悪影響はないか

3つの項目を以下に詳しく解説します。

1.転職活動中の生活費はあるか

現職場を辞めてからの転職活動であるなら、次の仕事が見つかるまでの生活費はしっかりと確保しておきましょう。現在の預貯金と退職金も計算しておくことです。

また、失業手当を生活費にあてようと考えている場合は注意が必要です。それは、自己都合による退職と会社都合による退職で、失業手当の支給時期が異なるからです。

転職のために退職する場合はほとんどが自己都合でしょう。自己都合での退職による失業手当は、離職票を提出してから7日(待機日数)+ 3カ月後の支給になります。実際に手元に振り込まれるのは、おおよそ4カ月後。ですので、手当を手にできるまでの4カ月分の生活費が必要になります。

一方、会社の倒産やリストラ等の会社都合の退職の場合は、約1カ月後の手当支給です。自己都合退職の支給時期とはだいぶ差がありますね。

また、失業手当には受給資格もあります。自己都合退職では、離職の日以前の2年間の間に、通算2カ月以上の被保険者期間がなくてはなりません。会社都合の退職では、離職の日以前の1年間に6カ月以上の被保険者期間が必要です。

その他、失業手当に関しては細かな取り決めがありますので、詳細はハローワークのホームページで確認してください。

2.在職中に転職活動は可能か

在職中に転職活動ができると、収入面での不安はかなり減るでしょう。万が一、転職活動がうまくいかなくても、今の職場で働いている限りは給与がもらえますからね。

現在の仕事と転職活動の同時進行は、その時期の忙しさは増すでしょうが、うまくいけば非常にスムーズな転職が実現できます。ただし、転職先が決定した際には、退社と入社の時期の調整が必要になります。

3.心身に悪影響はないか

もしあなたに、今の職場での過酷な労働、過剰なストレス等があって心身に悪影響が出ている場合は、早めに退職することを考えましょう。

原因が特定できない頭痛、慢性疲労、食欲不振、不眠症、感情のコントロールがきかない等の症状があるとしたら、肉体と精神が限界にきているサインかもしれません。

「貯蓄が不安」「今辞めては職場に迷惑がかかる」などで悩みながら転職にふみ切れずにいては危険です。そのガマンが原因で、健康を相当に害してしまう例は決して珍しくありませんよ。

仕事が原因で心身に何らかの障害をかかえてしまった人は、国の定めにより「特定理由離職者」に認定される可能性があります。特定理由離職者は、自己都合退職扱いにはならないので、失業手当は離職票を提出して7日後に支給となり、約1カ月後には手元に振り込まれます。

もし、今の仕事が健康を害することとなっているなら、早いタイミングで退職し、健康を取り戻すことです。「ちょっと休めば治る」程度では済まないケースもありますからね。

■必要であれば資格を取得する

転職はキャリアアップするチャンスでもあります。もちろん介護士で転職する場合もそうです。

介護関連の資格を新たに取得すれば、次の職場では今よりもさらにやりがいを感じられたり収入がアップしたりする期待が持てます。資格は、持っていないよりは持っていた方が明らかにベターでしょう。

介護職系の資格には以下のようなものがあります。

  • 介護福祉士
  • 介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)
  • 介護福祉士実務者研修(ホームヘルパー1級)
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)
  • 社会福祉士
  • 社会福祉主事
  • 精神保健福祉士
  • 認知症介護職実践者研修

資格取得は転職活動中にも可能でしょうし、転職先によっては資格取得を斡旋してくれるところもあるかもしれません。

また、すぐに収入アップにつながらなくても、長い目で見ても資格を持っていて損はありませんよ。

■転職活動を始める

転職活動を開始するのは「おおよそ3カ月~6カ月うちには転職しよう」と、自分の中で決心がついてからをおすすめします。

一般的には、転職にかかる期間は3~6カ月といわれますが、介護業界ではもっと短期的なケースもあるでしょう。

業界の転職事情をリサーチするために求人を見ることは普段あるかもしれませんが、具体的なアクションを起こすのは、まず転職を心に決めてからです。

「もしいい転職先があったら考えようかな・・・」程度のあやふやな気持ちでは、まだ転職に取り組むのは早いでしょう。求人の問い合わせや面接があっても、おそらく真剣に取り組めません。

また、心身の健康上の問題があれば別ですが、「今の職場が嫌だから」という理由だけでも転職に踏み切ることもあまりおすすめはしません。

転職の決意をし、どういう条件の転職を希望するかをある程度想像してから転職に臨むことが良い結果につながるのではないでしょうか。

3.転職先の探し方

転職方法

介護業界での転職先を探すにはどのような方法があるのでしょうか。介護関連の転職の際には、以下のような理由で悩む人が多くみられます。

  • 介護業界の求人が多過ぎる
  • どこで調べたら良いかわからない
  • 転職の際の優先順位を決めていない
  • キャリアプランが頭にない

転職においては、焦って決めてしまい「失敗した!」ということだけはなんとか避けたいですよね。ここからいくつかの転職先の探し方を紹介しますので、それぞれの特徴を理解しながら読み進めてください。

■ハローワーク/折り込み求人情報誌

インターネットや紙媒体での求人情報を知ることができるのが、ハローワークや折り込み求人情報誌です。どちらも「地域密着型の求人を探せる」という特徴があります。

ハローワーク

ハローワークは、国(厚生労働省)が運営している「就職支援や職業紹介を行う機関」で、正式名称は「公共職業安定所」です。職業訓練、雇用保険に関わる手当や助成金の支給等の役割も担っています。

ハローワークを利用するためには、近くのハローワークの窓口で求職申込書の記入をして登録を済ませてください。

登録後はハローワークにあるパソコンで条件に合った求人募集を検索し、応募してみたい会社がある場合は紹介状をもらって履歴書を提出するという流れになります。

ハローワークを利用することのメリットをあげてみました。

  • 国が運営しているため無料で利用することができる
  • 一度登録を済ませると、全国各地にあるハローワークを利用できる(3カ月毎の更新は必要)
  • 求人票の書式がどの求人でも統一されているので、各求人を比較しやすい
  • ハローワークに足を運べない場合、見るだけであればハローワークインターネットサービスで求人募集を検索できる
  • 介護業界でUターン・Iターンで求人を探す際には、全国各地の多数の求人を地元に行かずに検索できる
  • 介護職に関しては専門の相談員がいる施設が多く、必要であれば相談員に相談できる。
  • 地域を限定して検索すれば、より地域に密着した求人が探せる

ハローワークを利用する際の注意点もあります。

  • 求人票には企業の内容が簡単に記載されているだけなので、企業の中身まで詳しくイメージしにくい
  • 求人の中にはブラック企業の存在もあり得る
  • 募集が載っていてもタイミングによっては終了している場合がある

ハローワークには、介護職の求人は多数あると期待できますから、利用したことがない方も一度足を運んでみることをおすすめします。

折り込み求人情報誌

コンビニや駅に置かれている求人情報誌や、新聞の折り込みチラシ等にも、介護職の求人はかなり載せられています。ただ、広告スペースがそれほど大きくなく、募集内容の情報量はどうしても少なめです。

また、紙媒体の求人は、「〇〇エリア版」というように、地域をかなり絞り込んだ募集が多くなっています。ハローワークにもありましたが、地域に密着した地元の介護施設等の募集を探したい方にはピッタリでしょう。

■転職フェア/合同説明会

転職活動において重要なことは、企業の情報をなるべく詳しく収集することです。

しかし、求人サイトや情報誌から得られる内容では不十分だと思う人も多いでしょう。その点、転職フェアや合同説明会は、企業の中身まで詳しく知ることができます。

転職フェア・合同説明会とは、転職希望者に企業が事業内容や採用条件に関する説明を行う場です。

1会場に数十社、または数百社の企業が出展し、それらを自由に見て回ったり、個別の質問をしたりもできます。募集広告を見るよりも一歩深く踏み込んだ形の転職先探しだといえるでしょう。

転職フェア・合同説明会には以下のようなメリットがあります。

  • 興味がある企業の社員と直接話せる
  • 入場無料・予約不要・入退場自由
  • 一日で多くの企業情報を手に入れられる
  • 求人情報だけではわからない内容を質問することができる
  • 応募しなくても、採用担当者や社員と直に話すことができる
  • 知らなかった企業を知るきっかけになる

これらのメリットの中でも、一番の収穫は「現場の生の声が聞ける」ことではないでしょうか。応募の前段階で現役社員と接することができれば、その企業やそこで働く人の雰囲気を感じられます。より具体的に転職先を絞り込めていけます。

応募するしないに関わらず、一度転職フェア・合同説明会に参加してみると、さまざまな企業の持つ特徴・特色を肌で感じることができますよ。

■転職エージェントを活用しよう!

介護の仕事に携わっていて転職を考えているなら、転職エージェントの活用をぜひおすすめします。転職エージェントとは、国(厚生労働大臣)の許可を受けた「職業紹介をする民間の会社」です。

介護に関わる仕事は、激務の割には収入が少ないと言われていて、その状況はなかなか改善しない現状があります。また、介護士が賃金交渉をしても、希望通りに給与が上がるケースも少ないでしょう。

ただ、転職エージェントを活用することで、より良い労働条件を得られるように強力にバックアップしてもらえます。では、具体的にどのようなことをしてくれるのでしょうか。

転職エージェントとは、あなたの代理となってあなたが望む条件に合う求人を探してくれます。さらに、キャリアの相談、履歴書・職務経歴書の添削・提出、面接日時の調整までも行ってくれます。

すべてではありませんが、面接に転職エージェントが同席して話がうまくまとまるようにフォローしてくれるケースもありますよ。転職エージェントを利用したことがない方にとっては「本当にそこまでしてくれるの?」と驚かれるかもしれませんね。

また、求職者は、転職エージェントを利用しても利用料を払う必要はありません(無料)。求職者を採用する側の企業が、転職エージェントに成功報酬を支払うことで成り立っているシステムです。報酬額は転職者の年収のおおよそ3割程度です。

介護業界での転職が初めてで、何をどう始めて良いかわからない方や、給与アップの交渉が不安・苦手だという方にはピッタリのサービスではないでしょうか。

ここまでだけでも、とても役に立つと感じさせられる転職エージェントですが、以下にそのメリットをより詳しく紹介します。

【好条件の仕事が探せる】

転職エージェントを活用するメリットは「好条件の仕事が探せる」ということです。ひとことで介護業界と言っても、その企業の特徴はさまざまです。設備環境や入居者の状況、そして「介護に関する理念・考え方」も各社異なります。

ます、条件のひとつとして重要なのは、企業理念があなたと合うか合わないかでしょう。あなたが介護業界で働く上で持っている志と今後の理想とする介護像が、企業側の考えとかけ離れていては、より良い転職にはならないでしょう。

しかし、外部から見た限りでは、企業の考え方の本質がわかりにくいことがほとんどです。

転職エージェントでは、その企業の担当の営業が、企業理念や目指す方向性をヒアリング・確認し、求職者の希望と照らし合わせて企業を選んでくれます。そのため、介護に関する考え方に大きな隔たりが生まれにくくなります。

また、別の条件としては「給与交渉」もあるでしょう。介護業界に関わらず、自分で自分の職歴や技術を高くアピールすることは、なかなか難しい面もあります。しかし、転職エージェントがサポートしてくれることで、企業側にアピールポイントを上手く伝えられます。

「この経験が御社の〇〇に大きく貢献できる」「この分野のスキルや知識が秀でている」というように、転職エージェントは第三者の目線であなたを企業にアピールしてくれます。結果、より良い給与条件で内定をもらえることができますよ。

企業の考え方や給与の他、残業や休日出勤の有無、有給の消化のしやすさ等、「さまざまな条件が少しでも良い転職先」を探してくれる点が、転職エージェントを利用する大きなメリットです。

【ブラック企業が少ない】

転職エージェントを利用することのメリットは、「ブラック企業を紹介されることが非常に少ない」ということです。

転職先はもちろんブラック企業は避けたいですよね。しかし、個人的な調査で、その企業がブラックかそうでないかを見抜くことはなかなか困難でしょう。その点、転職エージェントはブラック企業を日頃からリサーチしています。新たなブラックに関する情報も、さまざまなところから入ってきます。

転職エージェントは、あえてブラック企業を求職者に紹介するようなことはないでしょう。もともと、ブラック企業も転職エージェントを利用することもあまりありません。したがって、転職先がブラック企業に当たる可能性は圧倒的に低くなります。

万が一、ブラック企業に転職してしまったら、希望の条件が叶わないばかりか、業務が原因であなたの健康を著しく害してしまうことも考えられます。そうならないために転職エージェントを活用する人も増えています。

【自分専属のコンサルタントが付く】

転職エージェントのメリットは「自分専属のコンサルタントがパートナーとして付いてくれる」ことです。

転職エージェントを運営している会社はいくつもあり、そのほとんどが求職者ひとりにコンサルタントひとりが付くシステムで行っています(一部、専属が付かない会社も存在します)。

そのため、専属のコンサルタントが、あなたの希望条件、転職への悩み、具体的な活動方法等、ありとあらゆる転職に関わる相談に乗ってくれるでしょう。例えば、相談に行く度に違うコンサルタントが対応するようなことがあればどうでしょう。「自分のことを本当にわかってくれるだろうか」という不安を抱いてしまうかもしれません。

その点、専属のコンサルタントであれば、あなたのことをより深く理解してくれるでしょう。コンサルタントに対して、信頼感や安心感も増しますよね。

転職は今後の人生をも左右する大切な機会です。その場面を専属コンサルタントがしっかりとサポートしてくれることは何よりも心強いのではないでしょうか。

4.介護士必見!転職サイト5選

介護士の方に、ぜひおすすめしたい5つの転職サイトを紹介します。すべて介護関連の転職のためのサイトですが、どれもサービス内容は異なります。

ここからそれぞれの特徴を解説しますので、よりあなたの転職活動にマッチするサイトがあるか見ながら読み進めてみてください。

■かいご畑

かいご畑

求人数 10,000件以上
対応エリア 関東(東京、千葉、神奈川、埼玉、茨城、栃木、群馬)、関西(大阪、京都、滋賀、兵庫、和歌山、奈良)、九州(福岡)
得意条件 介護福祉士(介護士)、ケアマネージャー、介護職員初任者研修、介護職員基礎研修、介護職員実務者研修、ホームヘルパー1級・2級、社会福祉主事任用、無資格

かいご畑のおすすめチェックポイント

  • 未経験・資格なしでもOKの求人多数!
  • 短時間・残業なしの人気求人あり
  • 介護有資格者の専任コーディネーターが丁寧フォロー&サポート
  • 地域密着の求人情報に強い
  • 10万円以上かかる介護資格を実質0円で取得できる

かいご畑は介護・福祉業界に詳しいニッソーネットが運営する転職サイト。かいご畑の強みは、介護職未経験者・無資格者でも介護職を目指せるバックアップ制度。かいご畑が運営するスクールでは、初級~上級までの資格を取得できる講座をニッソーネットのスタッフとして受講すればすべて無料です。キャリアアップに役立つことは間違いなしですね。

登録後は、介護・福祉資格を持つ専任コーディネーターが徹底サポート。求人探し、面接、キャリアアップに関する悩み相談、条件交渉等まで1対1でフォローしてくれるので、あなたが望む条件が最大限に叶うでしょう!

求人数は他の介護転職サイトに比べると少なめですが、パートから正社員まで幅広い就労形態の求人を保有し、未経験者・無資格が応募できる介護求人も豊富です。

「資格がないけれど介護職を何とか目指したい」「上位資格をとってキャリアアップ転職したい」という本気度の高い人にとって最も力になってくれる介護転職サイトでしょう。

かいご畑 

■マイナビ介護職

求人数 26,000件以上
対応エリア 全国
得意条件 介護福祉士、ケアマネージャー、ヘルパー1級・2級、社会福祉士主事、社会福祉士、精神保健福祉士、介護職員初任者研修、実務者研修、

マイナビ介護職のおすすめチェックポイント

  • 登録車のみが閲覧できる非公開求人が全体の40%
  • 施設の応募・見学、面接対策、面接日程等のすべてをキャリアアドバイザーが対応
  • 有名病院・優良企業等の条件や質の高い求人が多い
  • 高収入の夜勤アリ求人が多数
  • 正社員登用の求人も豊富

マイナビ介護職の特徴は、専門のキャリアアドバイザーが、求人探しから転職達成までを無料で完全サポートしてくれること。登録は1分で簡単に完了。マイナビ介護職の各拠点で面談するか、電話・メールで主な聞き取りを完了させることもできます。

マイナビ介護職では、とにかく求人の質を重視。過去の職員定着率が顕著に低い施設は、原則、紹介先リストから外します。求職者との信頼関係を非常に大切にする姿勢の現れですね。そのため、一般の人では閲覧できない非公開求人が、全体の求人情報の40%を占めています。ここには相当好条件の求人が保有されているのではないでしょうか。

また、マイナビ介護職のサイトには、知っておきたい介護現場の情報や、過去の転職成功事例も公開されています。あなたの希望する転職のイメージがよりクリアーになるように、ぜひチェックしておきましょう。

信頼のおける専任キャリアアドバイザーのサポートを受け、納得の転職活動を進めたい方にとって、マイナビ介護職は外せないおすすめサイトです。

■カイゴジョブ

 

カイゴジョブ

求人数 29,000件以上
対応エリア 全国
得意条件 無資格、ヘルパー2級・1級、介護職員初任者研修、実務者研修、介護職員基礎研修、介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉士、社会福祉主事任用、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、看護師、准看護師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、医療事務、介護事務

カイゴジョブのおすすめチェックポイント

  • 業界トップクラスの約30,000件ある求人数
  • 全国の介護職員、約60万人が登録
  • 現場職員の意見や利用者の声を事前に知ることができる
  • 介護職未経験のために無料で入門資格取得ができるカイゴジョブアカデミー
  • 介護職ビギナーからベテランまでに向けた、転職に関するお役立ち情報が満載

カイゴジョブは、介護・医療業界の求人をメインに事業を手掛ける株式会社エス・エム・エスによる転職サイト。何より、運営が東証一部上場のエス・エム・エスであることの安心感と信頼感があります。

「求職者のイキイキに貢献する」というコンセプトを掲げているエス・エム・エスは、そのポリシーにそぐわない求人情報は紹介しないという姿勢を貫いています。

カイゴジョブは求人を紹介するにあたり、条件はもちろん、職場の現役スタッフの声や現場の写真等、求職者がより転職先をイメージできるように、できる限りの情報を示すようサービスを徹底しています。

また、介護職未経験者には嬉しい資格取得制度のカイゴジョブアカデミー。特待生になると、受講料・テキスト代が全額無料になるほか、資格取得と転職まで担当者が強力サポートします。特待生になるための条件は決して難しいものではありません(介護職に6カ月以内に転職希望、週に24時間以上の勤務が可能、の2点が条件)。

資格取得の後に転職成功を叶えたいなら、カイゴジョブサイトをぜひ活用しましょう!

■ケアキャリサーチ

ケアキャリサーチ!

求人数 約26,000件
対応エリア 東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、栃木県、群馬県、茨城県、新潟県、長野県、山梨県
得意条件 ヘルパー1級・2級、ケアマネージャー、管理職、介護福祉士、生活相談員、介護職員初任者研修、介護職員基礎研修

ケアキャリサーチのおすすめチェックポイント

  • 関東・甲信越地方に特化した求人が充実
  • 職種・雇用形態・駅近・取得資格等から、ピンポイントで探せる求人
  • 首都圏に集中している求人を地図から直感的に探せる
  • 1分でできる簡単登録
  • お気に入りの求人に一括応募可能

ケアキャリサーチの特徴は、関東・甲信越に特化したサイトであるにも関わらず、その求人数が26,000件以上に及ぶこと。紹介先はとくに首都圏に集中しているといえます。都市部においては、介護関連の施設はほとんど紹介してもらえるのではないかとも思えます。

そして何より、ケアキャリサーチのサイトは検索のしやすさが非常に便利。とくに近所の介護関連施設の求人の探しやすさはNo.1でしょう。求人先の施設が地図上にすべて表示されるので、エリアから転職先を探したい方にとってはとても快適&スムーズに検索できます。

また、サイトには絞り込み機能があり、取得資格、施設の形態、日勤希望、夜勤可等の条件を追加しながら、希望に合う求人を絞り込んで行けます。興味がある求人はブックマークしてお気に入りに保存すれば、改めていつでも再確認できますね。さらに、お気に入りにある求人先には一括して応募もできるという便利さ!

首都圏を中心に、関東・甲信越地方で介護の求人を楽々・快適に探したい方には、ケアキャリサーチをぜひおすすめします!

ケアキャリサーチ! 

■きらケア

求人数 50,000件以上
対応エリア 北海道、宮城県、東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、愛知県、静岡県、奈良県、京都市、兵庫県、大阪府、広島県、福岡県
得意条件 介護福祉士(介護士)、介護職員基礎研修、ケアマネージャー、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、ホームヘルパー1級・2級、社会福祉主事任用、無資格

【きらケアのおすすめチェックポイント

  • 「職業紹介優良事業者」として厚生労働省が認定
  • 好条件・高給の求人が圧倒的に豊富
  • 専任コンサルタントが、諸事情を抱えるあなたにピッタリの募集を紹介
  • 転職後のアフターフォローも重視
  • 多くの企業や施設を知り尽くした業界のパイオニア

きらケアは、介護・医療・保育・IT等の専門職分野の転職をサポートするレバレジーズが運営する転職サイト。厚生労働省が「職業紹介優良事業者」として認定した、高給与求人を多数保有しているのが大きな特徴です。求人数も50,000件を超える充実ぶりですね。

きらケアは、派遣事業も手掛けているため、派遣先の施設情報が入手できることがあります。その情報とは、職場の離職率、人間関係、スタッフの評判等です。転職先を紹介する際は、わかる限りの情報を活用して、求職者と施設とのミスマッチが起きないように努めているわけです。

きらケアに登録すると担当アドバイザーがつき、求人探しから面接の同席まで、手厚いサポート&フォローをしてくれます。内定後の給与面や休日・夜勤の回数まで、本人に代わってアドバイザーが交渉してくれますよ。

きらケアには、例として「日中勤務・週休2日・月収30万円以上」といった好条件求人が多数見られます。より快適でステップアップした転職を叶えるためには、ぜひとも活用したいサイトですね。

5.介護士転職には「かいご畑」がおすすめ!

かいご畑

介護士転職に最もおすすめするのは「かいご畑」サイトです。保有している求人は約1万件。さらに、人気案件や急募など一般には公開されていない「非公開求人」の取り扱いも。

求人数は他のサイトよりも少なめですが、「かいご畑」には求職者にとって、それ以上の大きなメリットがあります。以下に「かいご畑」のおすすめポイントを詳しく紹介します。

■かいご畑のおすすめポイント!

いつくもある「かいご畑」のメリット。すべてしっかりチェックしてくださいね。

【資格なし・未経験OKの求人が多数】

「かいご畑」で求人を紹介された方で無資格スタートの方は57%。「介護の仕事がしたい!」との想いがあれば、その夢はかなり現実になりそうですね。その際、「かいご畑」には多数の「資格なし・未経験OK」の求人がありますから、ぜひとも活用しない手はありません。

「かいご畑」で介護初心者の方の転職が可能になるのは、次に紹介する「0円で介護資格取得」の制度があるからです。

【0円で介護資格取得が可能】

「かいご畑」には、働きながら0円で介護資格を取得できる「キャリアアップ応援制度」があります。通常は13万円かかる取得費用が無料とはありがた過ぎますね。

0円で受講できる資格取得講座は以下の3つです。

  • 介護職員初任者研修(介護の基礎知識と技術を習得するもの)
  • 実務者研修(介護福祉士試験の受験資格が得られる)
  • 介護福祉士試験の対策講座(介護福祉士は介護系の国家資格のためニーズが高い)

上記の3つが、すべて無料で受講可能です。これなら、介護職初心者の方でも、安心して転職に臨めますね。

この制度にはひとつ注意点があります。無料となるのは、かいご畑の紹介で「派遣の仕事が決定した人」で、仕事がまだ決まっていない人や、パート、正社員、紹介予定派遣では無料になりません。

また「支援センター」が最寄りの地域になくて講座自体がないことや、対象講座を行っていない地域もあります。利用の前にしっかり確認しておいてください。

【パート・派遣の求人に強い】

「かいご畑」の保有する求人募集の70%以上が「派遣・パート」の求人。派遣やパートということは正社員程は縛りがありません。そのため、「週3日でもOK」「夜勤専従」「短時間勤務(扶養家族内)」等の条件でも転職先を見つけやすいですよ。

自分の労働条件がいろいろあって、転職が上手くいかないと思い込んではいませんか? かいご畑なら、厳しいかと思われる条件でも、それに合う求人を見つけられる可能性は十分にあります。諦める前に、まずはかいご畑を頼ってみてください。

【給与の週払い制度】

かいご畑の派遣スタッフとして勤務している方は「給料週払い制度」の利用が可能です。給料日は毎月20日と決まっていますが、申請すると「5の付く日」に給与の一部の入金を許可してくれます。この制度は月に3回まで使えます(振込手数料は自己負担)。

ただ、派遣先によっては週払い不可の施設もありますので、事前に確認しておきましょう。また、「週払い可」は派遣スタッフのみで、パート・正社員は対象外となります。

給料日は毎月20日ですが、原則として「5の付く日」に一部の給与を入金してもらえます。使いたいときのみ、月に3回まで利用可能です。何らかの事情でお金に困った時に給与の週払いが可能だと、とても助かりますよね。

【短時間・残業なしの求人多数】

ライフワークバランスを重視する方、子育てとの両立を考える方向けに、短時間・残業なしの求人も豊富。労働時間が優先条件としてある方も、求人を探しやすいでしょう。限られた時間帯でしか働けない方にとっても、かいご畑はとても助かる存在です。

「短い時間で雇ってくれるところなんてないかな・・・」とあきらめるのは早いです。まずはかいご畑で「短時間・残業なし」の多数の求人をご覧になってください。

【専任のコーディネーター】

「かいご畑」に登録すると、あなたに専任のコーディネーターが付きます。転職活動中は1対1で求人探し、面接準備、面接の同席、条件交渉等のサポートをしてくれます。何より「専任」というのはとても心強いですね。

コーディネーターは介護の有資格者であり、運営会社のネットワークから得られるさまざまな情報も持っています。専門的なことから転職の不安や悩みまで、何でも相談できます。

そして、求人探しもそうですが、新しい職場への条件交渉が苦手な方も多いでしょう。第三者のコーディネーターにさまざまな場面でサポートしてもらえるのは思った以上に便利ですよ。

また、転職するかどうか、まだ決まっていない方でも、相談だけすることも可能です。ふと「転職」を考えた際には、かいご畑に気軽に相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。

【福利厚生の充実】

「かいご畑」では福利厚生が非常に充実しています。社会保険、育児休暇制度、有給休暇制度、産前産後休業制度、介護休業制度等が用意されています。給与面の待遇もそうですが、福利厚生が完備されていれば、より安心して転職できますね。

■登録方法と仕事探しの流れ

「かいご畑」で求人を探す場合には以下の2つのパターンがあります。

  • 自分で求人を探し、その後、かいご畑に仲介を依頼する
  • 最初からかいご畑に希望を伝えて探してもらう

いずれも次のような仕事探しの流れになります。

かいご畑の利用手順
  1. 会員登録
  2. かいご畑の支援センターにて面談
  3. 求人を紹介
  4. 面接(施設見学)
  5. 入社(入職)

この手順を詳しく解説しますね。

登録は、公式ウェブサイトから入力フォーム通りに必要事項を入力してください。電話でも可能です。

入力フォーム項目
・住所
・生年月日
・氏名
・電話番号
・メールアドレス

登録すると、かいご畑から電話またはメールで連絡が入り、いくつか簡単な質問をされます。

質問内容
・介護職の経験の有無
・介護の資格の有無
・希望する雇用形態(正社員、パート、派遣など)
・住んでいる場所 など

後日、最寄りのかいご畑の支援センターにて面談。転職の際の詳しい希望条件を伝えましょう。その後、条件に当てはまる求人が見つかり次第、連絡をもらえます。

入社が決まる前には施設に行き担当者との顔合わせをします。その際に施設見学ができますので、見学してみたら「思っていたのとは違う」と思ったら断ることは可能です。入社決定の前に早めに伝えるようにしましょう。

サイトの利用手順は以上です。

転職についての無料相談ができる

先にも述べましたが、かいご畑には転職の気軽な相談が「無料で」できるシステムがあります。転職を100%決意していなくても、転職に関してのわからないことや悩み等があれば、ぜひ「かいご畑」で無料相談を受けてみましょう。ウェブサイトから簡単に申し込めますよ。

転職のことをあれこれと悩みながら何日~何カ月と過ごすよりも、かいご畑に一度相談をすればほとんどの疑問点がクリアになるのではないでしょうか。

6.まとめ

今回は、介護士におすすめの転職サイト厳選5選を紹介しました。働く人の入れ替わりが激しいといわれる介護の現場ですが、同じ転職をするのであれば「プラスになる転職」を叶えたいですよね。

労働条件が過酷な介護施設もあるのかもしれません。ただ一方で、介護の求人が多数あるというはキャリアアップできるチャンスもたくさんあるといえるでしょう。介護を仕事にする方の労働環境は、まだまだ良くなっていく可能性がありますね。

そして、転職先の探し方も、ハローワークや転職フェア、そして転職エージェントの利用等、さまざまな方法があります。求人を自力のみで探すことも良いですが、転職のプロである「転職エージェント」を活用する方もこれからどんどん増えてくるのではないでしょうか。

さらに、これから転職成功のためにはもっともっとウェブサイトを上手に活用することが必要になるでしょう。今回紹介した5つの転職サイトはどれもおすすめのものですし、中でもかいご畑はイチオシです。

かいご畑に関しては「転職の無料相談受付中」ですので、まずは一度足を運んでみてはいかがでしょうか。あなたの転職がよりすばらしいものとなる可能性は高いですよ!

 

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