赤ちゃんと一緒にお風呂に入れるようになるのは、成長過程の中で楽しみなことの1つですよね。けれど小さく、自分で身動きを取ることが難しい赤ちゃんとの入浴は不安でもあるかと思います。実は赤ちゃんとのお風呂を楽しむには、事前準備などの様々なステップを踏まえる必要があります。
この記事では、沐浴期を終えて、大人と一緒にお風呂に入れるようになった時の手順や準備物、よく起こる問題などをご紹介します。
赤ちゃんと一緒にお風呂に入れる楽しい時間を、慌てたり不安になったりすることなく過ごせるように、ぜひチェックしてみてください。
1、赤ちゃんとのお風呂の入り方
2、赤ちゃんとお風呂に入る前に必要な準備
3、おすすめのソープと保湿ローション
読むのに必要な時間は約 13 分です。
目次
1. いつ?誰と?赤ちゃんのお風呂
■出生後1か月は沐浴を

出産後すぐから約1か月間は赤ちゃんだけで入る「沐浴」を行います。私たちが普段行う、一般的なお風呂でお湯に浸かることを入浴、ベビーバスなどで別途用意した赤ちゃん用のお湯に浸かり、身体を洗うことを沐浴と考えてください。
産後すぐの赤ちゃんは抵抗力が弱く、大人ならなんでもない細菌でも影響されてしまいます。肌も非常に敏感で、おへそも臍の緒を切り離してからまだ乾ききっておらず、菌が入りやすい″傷口″の状態です。
そういった外部からの刺激に弱い赤ちゃんを感染等から避けるために、大人と分けて入る必要があります。
赤ちゃんは代謝が良く、ミルクの吐き戻しや便など、汚れる要因がたくさんあります。
これらの汚れを放置すると肌のかぶれなどの原因となるため、基本的には毎日入れてあげることになります。
沐浴を行うと新陳代謝や血行を良くしますし、お父さんやお母さんが身体をさっぱりさせてくれるということをちゃんとわかってくれるので、とてもいいスキンシップになります。
赤ちゃんも大人と同様に不清潔なままでは気持ち悪い思いをします。中には沐浴が好きでない子もいますが、声を掛けながらお風呂が怖いことではないことを教えてあげてください。
時には赤ちゃんの体調が悪かったり、逆にお父さんお母さんの体調が優れなかったりする時など、沐浴が行えない場合もあるかと思います。
その際は無理をせず、濡れたガーゼなどで拭いてあげるなどの対応を取りましょう。
沐浴の後には水分補給や保湿も大切です。また、赤ちゃんは体温調節が苦手なので、上がった後の室内の温度なども考慮しておく必要があります。
沐浴は入れて終わりではありません。上がった後の事前準備も充分に用意しておいてください。
■一緒にお風呂!パパママは検診を
沐浴を終えて一緒にお風呂になれるタイミングは明確にあります。
赤ちゃんは生まれてから約1ヶ月後に、病院で1ヶ月検診を受けることになります。
そこでおへそがきちんと乾いているか、一緒にお風呂に入っていいかをお医者さんから聞くことができます。

また、一緒に入れる条件は赤ちゃんだけにあるわけではありません。
産後すぐのお母さんの体は、回復に忙しく、悪露(おろ)も量が多いです。特に悪露の量の減少は人それぞれあり、1ヶ月経っても治りきらない場合も少なくありません。その為、1ヶ月検診は赤ちゃんの様子の他に、お母さんの回復具合も確認します。
もしこの時、お母さんの回復が充分でなければ、まだ一緒に入ることはできません。
体温や血行の変化でふらつきや意識が朦朧としてしまっては、お母さんだけでなく、子どもの命も関わってくる事故に繋がりかねないので、お医者さんから許可が出るのを待ち、それまでは沐浴を続けるか、お父さんと一緒に入浴するようにしましょう。
2. どうして入れる?スマートな手順とは

検診で許可がおりると、いよいよ一緒にお風呂に入れるようになります。
ここではお風呂に入る手順をご説明します!
状況に応じて手順は変動しますが、スムーズに行きやすい流れをある程度知識として知っておくと、応用も利きますし、なにより落ち着いて行動できるので、一通りの段取りを頭に入れておくことをおすすめします。
◆まずは大人の体を洗う
まず、赤ちゃんと一緒にお風呂に入る場合、先に大人が身体を洗ってしまった方が効率的です。赤ちゃんが濡れた体で裸のままでいる時間を出来るだけ短くすることができますし、お父さんお母さんが先にシャワーを浴びることで浴室を温めることにもなります。
その際は脱衣所など、赤ちゃんのことを常に確認できるところに寝かせておきましょう。バスタオルを何枚か敷くなどして、寝かせやすい状況を作っておいてあげてください。
シャワーを浴びている間はお風呂場の扉を少し開け、出来るだけちゃんと近くにいることを伝えてあげてください。
【はじめてのお風呂から使えるバスチェア】

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脱衣所で寝かせておくのは心配だという場合は、ベビーバスチェアーや、中で使える赤ちゃん用マットなどもあります。首が座る前から使うとなると、わりとスペースを取ることが多いので、お風呂の広さで使用が可能かも判断する必要がありますが、あると首が座ってからも使えるので便利ですよ。
◆赤ちゃんの体を洗う
大人の身体が洗い終わったら、待っていてもらった赤ちゃんの服やオムツを脱がして、首をきちんと支えられる姿勢で抱き上げ、膝の上に赤ちゃんを乗せ、バスタブに浸かる前に赤ちゃんを洗ってあげます。
順番として、まずヨダレや涙、汗の影響で荒れてしまいやすい顔、次に汗をよくかく頭、その後に体全体を洗ってあげるとスムーズです。また、赤ちゃんのウンチは水っぽく、お尻まわりや背中辺りも拭ききれていない汚れが残っていたりします。こちらもかぶれの原因となるので、気にかけて洗ってあげてください。
まずはガーゼなどで顔を拭いてあげ、次に頭から足にかけて、上から下に体の前面を洗ってあげましょう。
ここまできたら、滑りを防止するためにも一度泡を流してあげましょう。
頭や顔に突然水がかかると驚いてしまいます。ガーゼタオルを使って、できる限り優しく流してあげるようにしてください。
流し終えたら赤ちゃんの背中側を洗え、落ちないように、首すわり前であれば首を支えて後ろを向けます。あとは背中とおしりを洗って、赤ちゃんのシャワーは完了です。
シャワーを取るとき、直す時や、体の向きを変える時などは特に滑りやすいです。心配な場合は椅子から降りるなど、できるだけ低い位置で作業するようにしてみてください。
この洗い順はあくまで参考であり、絶対こうでなければいけないというわけではありません。安心にやりやすい方法で全身をちゃんと洗えるのであれば、どんな順番であれ問題なし。
また、この時、顔や体に湿疹やかき傷がないかなどをチェックしておきましょう。余裕がなければ、お風呂に浸かっている間でも構いません。
◆一緒にお風呂に浸かる
体が綺麗になったら湯船に浸かれます。お風呂の温度は少しぬるく設定しておきましょう。(夏なら38度、冬なら40度を目安にして下さい。)
転倒に気をつけ、赤ちゃんを体に引き寄せて抱っこしたら、赤ちゃんが驚かないようにゆっくりと浸かります。
浸かった後は手が滑らない様気を付けながら、お話をしてあげたり、手を握ってみたりなど、コミュニケーションを楽しんであげてください。
赤ちゃんの体は小さいので、時間は2~3分程で充分に温まります。あまり長く浸かっていると逆上せてしまいますし、お風呂は想像以上に体力を使います。
大人に合わせるのではなく、赤ちゃんに合わせて長湯はしないでください。
2~3分はあくまで目安であり、とても冷えてしまっていたり、のぼせやすかったり、体調が悪かったりなど、状況によって適切な入浴時間は異なります。赤ちゃんの顔色をチェックし、その都度判断していってください。
◆お風呂を上がった後
お風呂から上がったら、事前に準備しておいたバスタオルで優しく水気を拭き取ります。
体が冷えないうちに手早くスキンケアや着替えを済ませれば、以上でお風呂は終了です。
(事前準備に関しては次章でご説明します。)
終わった後は大人も服を着て、赤ちゃんにはしっかりと水分補給を行いましょう。もしお風呂の最中に寝てしまったら、起きてからで構いませんが、忘れないように気をつけてください。
【吸水速乾バスローブ】

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大人が着替えるタイミングは赤ちゃんのお世話が終わってからがベスト。けれど、寒い冬などは辛い作業になります。バスローブなどを使用するとスムーズにいきますし、寒さも緩和されるのでおススメですよ。フードが付いているものだと、髪から滴る水で床を濡らしてしまう可能性も低くできます。
◆お風呂で起こる問題
中にはお風呂が嫌いな子もいます。赤ちゃんは目があまり見えておらず、音の反響も匂いも違い、突然裸になって水に濡れることになるお風呂を怖がるのは自然なことです。お湯があつかったり、顔に水がかかることを嫌がったり、嫌がる理由は様々です。
泣いている時は体力を使っているので、少し早めに切り上げてしまっても構いません。嫌いなお風呂に入れたからといってお父さんお母さんを嫌いになるということはありません。できる限り落ち着いた声音でたくさん話しかけてあげ、徐々に慣れていってもらいましょう。
胸にしっかり抱いてあげると、大人の心音を聞かせてあげると、落ち着く赤ちゃんも多いです。大人は焦らず落ち着いて、声かけでは赤ちゃんの気持ちを代弁してあげたり、怖くないことを伝えてあげましょう。
ミルクを飲んですぐにお風呂に入ると吐き戻しや、体調不良に繋がることもあります。
授乳、ミルクを飲んですぐは入浴まで一時開けてからにした方が得策です。
お風呂中に赤ちゃんの容体が悪くなったと感じたらすぐにお風呂をやめて、体を拭き着替えさせ、水分補給させた上で様子をみてください。
逆に湯船に浸かって気持ちよくなり、ウンチをしてしまう子も大変多いです。お湯が勿体無くはありますが、多くの人が経験する道です。すぐに笑い話になるので、その場は上がってしっかりシャワーで流して上がりましょう。
3.お風呂の前に準備を!基本アイテム

赤ちゃんのお風呂は事前準備がとても重要です。
体の大きさが小さい分、温まるのも冷えるのも早く、準備を怠ってもたついてしまうと、すぐに風邪を引いてしまいます。手順だけでなく、準備品の確認も忘れずに行いましょう。
この項ではお風呂に入るにあたって必要な物と使用用途、どのように準備しておくのかをご説明します。
■ベビーシャンプー
赤ちゃんの肌は敏感で、大人と同様のシャンプーだと強すぎる場合があります。
弱酸性で肌に優しい成分を使っているものを選ぶようにしましょう。
泡で出るタイプなどもあり、強く擦らず泡で洗ってあげられる上、作業がスムーズに行えるのでおススメです。
赤ちゃんの頭は汗を大変よくかくので、指の腹で優しくしっかり洗ってあげましょう。
しっかり洗っているのにベタつく、多量にフケが出るなどといった場合は、その子の肌質に合っていないこともあります。

■ソープ
赤ちゃん専用のボディソープです。シャンプー同様、赤ちゃんの敏感な肌にも優しいものになっています。
こちらも肌質によって合わない方もいらっしゃるので、使用後荒れてしまうことがあったり、お風呂あがりに保湿のケアをしているのに非常にカサついたりする場合は、別の商品を試してみてください。
中には頭、体の両方に使えるものもあります。手間が1つ減るので、肌に合うものがあればとても便利です。
汗や油分が原因で顔に発疹などが出ている子は、お医者さんに相談し、顔も石鹸で洗った方が良いと言われた場合にも使用できます。
■ガーゼ
沐浴の頃からお風呂でもよく使うガーゼ。ガーゼは大人用のボディタオルよりも目が細かく、肌触りが優しい子育てにおいての万能アイテム。顔を洗ったり頭を流したり、様々な用途で使用します。

■赤ちゃんの肌着などの着替え
上がってから着る着替えです。
季節にもよりますが、肌着+寝巻きというパターンが多いかと思います。
お風呂に入る前に、一回で着られる用に服同士の袖を通し重ね、前を開けて置いておきましょう。体を拭いた赤ちゃんをそこに寝かせれば、あとは腕を通して前を閉じれば、裸でいる時間を短くできます。
■オムツ
上がった後に着替えるオムツです。前述した着替えの上に開けた状態で用意しておきます。そこに赤ちゃんのおしりを乗せれば、止めるだけですぐに履かせてあげられます。
赤ちゃんの中にはお風呂あがりすぐおしっこをする子もいるので、こうして用意しておけば床などを汚す可能性も低くなります。
■大判バスタオル
赤ちゃんをすっぽり包んであげられる大判のバスタオルを用意してあげてください。
拭く際はごしごしと擦るのではなく、包むようにして水気を取ります。そのため、できる限り吸水性の良いものを選んで用意しましょう。
髪に関しても、赤ちゃんの髪は柔らかく細い場合が多く、毛量がある子でも然程時間をかけずに拭き終われるので、強く擦らず優しく乾かしてあげましょう。
■保湿ローション
赤ちゃんの肌は薄く、とても乾燥しやすいです。保湿のためのローションを用意しておきましょう。
服を着せる前に肌に馴染ませ、しっかりとケアしてあげてください。
どの作業でも通して常に声かけをしてあげるべきですが、特にこの行程はローションの冷たさに驚いてしまう子もいます。どうせわからないなどと思わず、動作毎に教えてあげるよう心掛けてください。そういったコミュニケーションを取ることで、赤ちゃんはお父さんお母さんの声に安心感をもっていってくれますよ。
また、お風呂でも確認したことですが、この時お腹の張りや肌の異常、顔色などを今一度確認しておきましょう。
焦る必要はありませんが、この手順は出来るだけ早く済ませて、服を着せてあげてください。
■綿棒1、2本
病院からおへそに塗る薬をもらっている場合は、綿棒などを使い塗布してあげましょう。
耳の中に水が入ってしまうこともあります。また、鼻などの汚れも、お風呂の影響でふやけている間にとってあげましょう。
耳、鼻に関してはしっかり綺麗にする、というわけではなく、手前の方に汚れや水があれば、で構いません。奥に入れすぎないよう、手前だけを優しくさっと処置してください。
赤ちゃんの耳や鼻は小さく、大人用では入らないことがあります。赤ちゃん用の細い綿棒が100円均一などでも売っているので、1つ購入しておくことをおすすめします。
■水分補給のお茶や白湯
お風呂上がりの水分補給はとても重要です。上がった後は忘れずに、お茶や白湯などの飲みやすいものを用意しておいてください。おっぱいを欲しがる場合は授乳でも構いません。
2、3章での手順やアイテムはあくまで参考です。間取りやその子によっては順番が変わったり必要なものが増えたりすることはあります。やっていくうちにベストな形は自然と見えてきますので、大人も赤ちゃんも楽しくお風呂に入れるよう、工夫してみましょう!
4. おすすめベビーソープ5選~バスタイムでも細やかケア~

ここではおすすめのベビーソープのご紹介です。肌の弱い赤ちゃん、綺麗にするはずのお風呂で、逆に肌を荒れさせてしまっては本末転倒。優しく安心できる成分のものを厳選しています。
1、EMISH BODY SHAMPOO<エミッシュ ボディシャンプー>

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エミッシュボディシャンプーは全身使え、泡で出るタイプのボディシャンプーです。
安心できる食品成分・天然由来成分の90%で作られていて、パラベン・合成香料・紫外線吸収剤・アルコール・鉱物油・合成着色料などは使われていません。
赤ちゃんな敏感な肌は何に対してアレルギーの反応が出るか予測できません。そんな不安をできる限り予防すべく、アレルギーテスト・パッチテストもクリアしています。
赤ちゃんの肌は大人と違い、肌が中性に近い状態にあります。中性の状態は細菌の繁殖の温床になる環境です。エミッシュボディシャンプーは、その状態から理想的な状態である弱酸性に寄せ、保ってあげることができる商品です。
また、目にしみにくく作られているので、万が一目に入ってしまっても、落ち着いて対処できます。
出産を境にお母さんの肌質が変わることもよくあること。もちろん大人にも優しい作りなので、乾燥肌や敏感肌の方にもおすすめですよ。
2、ミヨシ石鹸 無添加 泡で出てくるベビーせっけん

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80年間以上続く伝統技術で作られるミヨシ石鹸。泡ででてくるので、片手で作業しやすいです。固形タイプも販売していますが、石鹸の良さを残したまま、泡で出るポンプタイプになっているこちらをおすすめします。
レビューも多くついているのに、様々なサイトで高評価を獲得する商品で、防腐剤や着色料、香料といった肌への刺激になるものは一切使われていません。
泡のきめ細やかで伸びがよく、泡切れもいいので、作業もスムーズにいきます。
肌が弱い赤ちゃんにおすすめできる、石鹸を主成分とした無添加製品。
洗い上がりは一般的なボディソープと比べて、石鹸特有のさっぱりしていて、肌がキュッとする感覚。
3、アロベビー ベビーソープ

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こちらも泡で出るタイプ。全身に使用することができます。
天然由来成分99%以上で作られていて、世界的なオーガニック基準を満たした純国産商品です。低刺激で安心できる素材のみを厳選しています。
テクスチャは柔らかく濃密な泡ですが、さっと流せるのですすぎ残しも防げます。
こちらの商品はベビー用ソープには珍しく、ラベンダーの香りがついています。これは香料を使用したものではなく、配合されているラベンダー油・ダマスクバラ花油に由来するものです。
ラベンダーの香りはリラックス効果・安眠効果などが期待でき、夜泣き予防にも効果があると考えられています。
しかし決して強い香りが残るというわけではなく、洗い上がりは極ほんのりと残る程度なので、赤ちゃんに香りが残るのは嫌だという方にも安心してお使いいただけますよ。
4、Pigeon 全身 泡ソープ

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赤ちゃん製品の大手であるPigeonから、泡で出るタイプの全身ソープです。
赤ちゃんがお腹の中にいる間や産まれる際、外部からの刺激から守るために体に付着する、保水力に優れた物質の胎脂(たいし)を参考にして考えられた「ピジョンベビーリピッド」を配合しており、保湿力にも優れています。
な
により助かるのは、安価であることと、ほとんどの大手ドラッグストアなどで簡単に購入できること。
こちらの紹介は青色のボトルで、洗い上がりは比較的さっぱりとしたタイプのものですが、しっとりタイプや、ベビーフラワーの香りなど、別タイプの販売もあります。
5、プレミアムベビーソープ

出典:http://www.starbloom.co.jp/
固形の石鹸タイプのベビーソープなので、お風呂の手順に慣れてきたらおすすめです。
敏感肌、乾燥肌に配慮された、優しい成分のみで作られた石鹸で、その成分を壊さないために熱を加えず精製する自然熟成の手法で作られており、なんと精製するのに2ヶ月かかっています。
この石鹸の他と違うところは、徹底した優しい成分であるにも関わらず、しっかりとした洗浄力にあります。
その洗浄力は、クレンジングに使えるほど。
お風呂場にモノを増やしたくない人も、これなら赤ちゃん用、大人用、クレジングまで全てこなせてしまいます。赤ちゃんには体だけでなく、頭にも使用できます。
ヤシ・アボカド・パームのオイルが使われており、ビタミンA・B、ミネラルを多分に含み、洗浄力の強さと高い保湿力を両方叶えてくれます。
なので、乾燥肌の人にもとてもおすすめ。
赤ちゃんがつかまり立ちやお座りができるようになり、最初から一緒に入れるようになれば、子どもとまとめて一緒に洗えるので楽になりますよ。
使用時には泡だてネットの使用をお勧めします。無添加なのでもっちり系の泡ではなく、ふわふわとした泡になります。
肌の質が気になる方には是非一度試してみてほしい一品。
5. おすすめベビーローション6選~バスアウトでも抜かりなく!~

出典:https://www.photo-ac.com/
大事なのはソープだけではありません。
赤ちゃんの肌は大人の半分ほどの薄さで、とても乾燥しやすいので、アフターケアがとても重要です。
ベビーローションは赤ちゃんの肌に直接触れ、ソープのように洗い流すことなく使用するものです。できるだけ安心できるものを選びたいですよね。
この章では安心できるおすすめベビーローションをご紹介します。
1、EMISH SKIN CARE MILK<エミッシュ スキンケアミルク>

出典:http://sunriche-store.com/
ボディソープでもご紹介したエミッシュからは、スキンケアミルクも出ています。
ボディソープ同様、不要なものは使用せず、アレルギーテスト・パッチテストをクリアしています。
緩く柔らかいテクスチャで、塗った後は肌になじみベタつかず、一枚膜を張るようなしっかりした保湿力。
SPF20/PA++で、秋冬ぐらいならば紫外線対策もこなせます。
プッシュタイプで出てくるので量も調整でき無駄遣いも防げ、作業もしやすいです。
石鹸で簡単に落とすこともできます。
商品コンセプトにあるように、肌の弱いお母さんにももちろん使っていただけます。
ボディソープ同様おすすめの一品です。
2、ベビーミルキーローション

出典:https://www.amazon.co.jp/
赤ちゃんのいるおウチにあるのを見かけたことがある人もいるかもしれません。
羊水に含まれる8種のアミノ酸で潤いを与え、胎脂に近い成分で保湿を行う、皮膚科専門医と協力して開発された、赤ちゃんの自然な潤いを考えた商品。特に皮膚の弱い赤ちゃんの顔にも使えて、産後の敏感になっているお母さんの肌にもおすすめです。
濃厚ながらさらりとした乳液タイプで、伸びがよくべたつきません。
産院でも使用しているところは多く、無添加で刺激が少なく、大学でも臨床実験を行なっているので安心できます。
また、ボトルはフレッシュポンプボトルという、二重構造になっていて中身が空気に触れない設計のものを使用しているので、いつでも新鮮な状態が保たれています。
香料は使用されていませんがふんわりフローラルの香りがします。
3、アロベビー ミルクローション

出典:https://amzn.to/
こちらもベビーソープでもご紹介したアロベビーからのミルクローションです。
無添加で99%以上の成分が天然由来のオーガニック商品。
雑誌・ブログ・通販ランキングでも度々取り上げられ、口コミの評価も高く信頼できます。
皮脂に近い様々な高保湿成分と、肌荒れのケアできる8種の成分を配合。どれも自然由来のもので、しっかりケアできるのに低刺激を実現しています。
開発生産の全てが日本国内で行われているのも安心できる要素の1つです。
テクスチャは他のローションと比べると少し固めで、しっかりと定着します。さらり、よりもしっとりしたタイプ。
こちらもソープ同様ラベンダーの香りが少しします。アロマ効果も得られて一石二鳥の仕上がりです。
4、ジョンソン ベビーローション

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世界中から愛されるジョンソンのベビーローション。ドラッグストアで簡単に手に入ります。
たっぷり入ったボトルタイプの乳液で、すべりが良くベタつきもないので、お風呂上がりのマッサージのお供にすると、とても使いやすいです。
保湿成分はグリセリンとミネラルオイル。産まれてすぐの赤ちゃんに使える安心素材で、しっかりと保湿します。
低刺激で無香料、大人にも愛用者が多く、たっぷり大容量なのに安価なのも嬉しいところ。
さらりとした水質タイプのローションなので、もし「もっとしっかり保湿したい!」という場合、同社から発売されているベビーオイルを併用するのもおすすめ。
ご紹介したのは無香料タイプですが、ピンクのボトルの微香タイプも発売しています。
5、アトピタ ベビーローション

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アトピタのベビーローションは敏感肌におすすめの一品。
角質層に浸透し保湿してくれる尿素とその他の潤い成分を配合していて、しっかりと潤いを保ってくれます。
天然由来のヨモギエキスを使用しているところがこの商品の大きな特徴のひとつ。
ヨモギには肌荒れを予防する働きがあり、荒れがちな赤ちゃんの肌をケアしてくれます。
するすると伸びるので、塗りやすくノンストレス、作業も早く終われます。
紹介は持ち運びもできるボトルタイプですが、大容量のポンプ式もあります。家とお出かけ用両方のラインナップがあるのは助かりますよね。
同系列商品でベビーソープやベビークリームもあるので、是非チェックしてみてください。
6、Pigeon 薬用ローション 桃の葉

口コミでの評価も高いこちらの商品。ベビー用品の大手のPigeonから出ています。
このローションは肌のケアを重点に置いたもので、保湿成分に桃の葉エキス・アロエエキスなどが使われています。
医薬部外品である薬用のこのローションには効能も明記されていて、あせもやひびわれ、にきびやしもやけに効能があるとされています。
乳児湿疹やあせもはたくさんのご家庭で悩まれる症状ですが、それらの原因を緩和、清浄してくれるのはとても嬉しいですよね。
トロッとしたテクスチャで見た目は透明に近く、オイルのようによく伸びます。しかし馴染みが早く仕上がりはさらりとしています。
無添加にこだわった無駄のない成分、保湿機能に合わせ、薬用の効能まである優れもの。冬の肌の乾燥・つっぱりにも、夏のあせもにも対応できる、一年通して重宝する商品。
6. まとめ
お風呂は生活の一部。
赤ちゃんのお風呂は大変なこともありますが、生活を共有できる大切な時間でもあります。
お風呂が嫌いな子も、大人が楽しく接してあげれば徐々にその子の生活の一部になっていきます。毎日のお風呂はリズムを教えてあげるのに最適のツールです。
まだまだ一緒にご飯を食べたり、並んで歩いたりすることは難しい時期に、大人と「一緒」ができる数少ない成長であるお風呂を、みんなが楽しむためには準備や協力が大切です。
お風呂を入れて終わり、ではなく、上がった後のケアや事前準備の重要性は記事内で説明した通りですが、その大変な部分をできるだけみんなで共有して楽しんでいただきたいと思います。
特にお父さんは、なかなかお仕事の都合などで手伝えないことも多いかもしれませんが、休みの日などは積極的に協力していきましょう。その時、お母さんが不安にならないよう、普段から抱っこやおむつ換えにも慣れていてあげてくださいね?
この記事が少しでも楽しい家族の生活を作る手助けになっていると嬉しいです。
ライター:本間