この記事でわかること
- 子どもに最適な水筒の大きさ(幼稚園児くらいのお子様)
- 素材別、飲み方別の水筒の利点
- 水筒のお手入れ方法
暑い日が続く夏、遠足の秋など子ども達が水筒を使わない日はないほどですね。そんな水筒選びは悩みどころです。かわいらしいからという理由だけではなく、自分の子どもの生活スタイルにあった大きさなどから、使用する水筒を選びたいですね。
「飲みやすくないとうちの子飲まないわ。」「とにかく雑菌が繁殖したら困るから洗いやすいものがいいわ。」「お値段と相談よね。」などという声が聞こえてきそう。そんなお子様のための理想の水筒を探したいあなた!必見です!!
目次
1.子供用水筒の選び方

水筒と一口に言っても色々な大きさ、重さの物があります。又、行く場所、目的などによってもその選び方は変わってきます。その大きさ重さが子どもの負担にならないことも大切ですね。
ではまずシチュエーション別でまとめていきましょう。
■子供に持たせる水筒の容量・重さの目安
通園時に持っていく場合、幼稚園や保育園の対応により大きさ容量が変化します。
水筒の中が空になればつぎ足してくれる園では容量300ml~400mlが最適。自分が持っていった飲料水ですべてまかなわなければならない園だと、400ml~600mlで1日足りるはずです。

また、日常ではなく臨時的に遠足など、行事に持っていく場合だとまた選び方は変わってくるでしょう。遠足などは水筒をずっと持って歩かないといけません。子どもは身体も小さく400ml~600mlの大きめサイズを持って歩き続けるのは大変です。遠足の途中に重さで疲れて楽しめないなんてことになっては大変ですね。
それに加え、水筒を首からかけると首が痛くなって泣いてしまう子もいるようです。そこで、ひもで首からさげるより、リュックに入る程度のものがお勧めです。背中に背負えば重さの体感は軽くなります。遠足などには450mlくらいの水筒をリュックに入れてあげるのが最適です。
※園によっては首や肩から下げられる水筒を用意しないといけない場合があります。その際はお子様の身長や体力などを考慮し、お子様の負担にならないものを用意してあげてくださいね。
■素材で選ぶ

昔は水筒の素材といえば「竹」でした。竹筒はすでに水筒の形になっており加工もしやすかったのでしょう。そしてなにより殺菌効果があったことから、昔は当たり前のように使用されていました。
しかし、現代では水筒の主な素材として使用されるステンレスやプラスチックが扱いやすく手入れしやすいことなどから安全な素材として用いられるようになりました。では、現在主に水筒の素材として使用されているものの特徴を詳しくみていきましょう。
【ステンレス素材】
メリットは保温保冷力があります。魔法瓶タイプになっており氷をたくさん入れておけば日中をすぎても氷が残っている保冷機能があるのです。耐久性もあり水漏れはほとんどなく、匂い移りが少ないです。汚れがつきにくく清潔にしやすい水筒といえるでしょう。デメリットは重いことです。平均300~400gあります。小さい子どもが肩からさげるには少し重いですね。
【プラスチック素材】
メリットは軽いことです。そして価格が安いこと。子どもが喜ぶデザインが豊富で冷凍させることも可能です。デメリットは耐久性がステンレスに比べて低く保温保冷効果がないことが挙げられます。
【その他の素材】
高性能プラスチックといってビニールの薄いものでフィルムのようなものもあるようです。丸めたりたたんだりできるので飲み終わると容積は減り荷物にならないのです。アウトドアや登山で多用されています。子供には使用しにくいかもしれませんね…。
また、ブリキ・アルミなどは明治時代のころから日本の軍隊で多用されました。火にかけられるといった理由で採用されていたのですが、現在では傷やさびから人体におよぼす有害物質が出ることがわかりあまり用いられていません。
■飲み口のタイプで選ぶ

水筒の飲み口をざっくりわけると、コップタイプ、直飲みタイプ、ストロータイプの3つにわかれます。
【コップタイプ】
ふたがそのままコップとして使えるようになっています。水筒の中に唾液が入りにくいので衛生的。しかし小さい子どもだと、自分でコップに注ぐことはむずかしく、使用しにくいかもしれません。
【直飲みタイプ】
ふたを開けて水筒のふちに口をつけ直接飲むタイプです。保温保冷タイプの素材(ステンレス系)に多く見られる飲み口です。
【ストロータイプ】
ストローがふたを開けると出てくる構造。中身を入れるときは口の広いところをあけることができます。水筒を倒してもこぼれず、小さな子どもでも一人で飲みやすい飲み口です。しかしストローの洗浄がむずかしいので雑菌の繁殖に注意が必要です。
2.素材別おすすめの子供用水筒
■ステンレス製
【THERMOS】 真空断熱2ウェイボトル/FHO-600WFDS

出典:https://www.shopthermos.jp/
サーモスの真空断熱ステンレスボトルは人気のタイプ。重量感はありますが、保温・保冷どちらにも対応しています。サーモスの水筒はかわいいデザインも多いので使用されている方も多いのでは?サイズも小さいものから販売されているので小さい子どもが使うのにも便利ですね。
【象印】ステンレスボトル TUFF/SC-LG45A

出典:https://www.zojirushi.co.jp/
子供たちに大人気のキャラクターも発売されている象印。こちらも保温・保冷タイプです。
象印は他にも子供がくわえ飲みをすることに着目。子供がくわえやすい形状の飲み口になっている水筒が多く発売されています。お安くはないですが、清潔に保ちやすく丈夫なので長く使用することができます。
■プラスチック製
【Beingアクティブ】プラスチック製直飲みワンタッチボトル

出典:https://store.shopping.yahoo.co.jp/
こちらは安心の日本製水筒。そしてなんと食洗機対応でお値段が1000円前後とお安いのです。ふたがワンタッチで開閉でき、開けたら固定されるのでお子様がひとりで飲むことができ、おまけに軽い。
お母さんの手が離せないとき、例えば運転中など後部座席のチャイルドシートにひとり座っているお子様が飲みものが欲しい、となった時などに子供がひとりで開けられて自分で水分補給ができる簡単設計。強い味方になってくれそう。肩からさげるベルトつき。
3.飲み口のタイプ別子供用水筒
ストロータイプはとにかく子ども自身で飲める、これが一番の利点ですね。下にお子さんがいて手が離せない時や園でひとりの時などこれに限るのではないでしょうか。子どもの自立を促すことのできる水筒になります。ではお勧め商品です。
■ストロータイプ
ストロータイプはとにかく子ども自身で飲める、これが一番の利点ですね。下にお子さんがいて手が離せない時や園でひとりの時などこれに限るのではないでしょうか。子どもの自立を促すことのできる水筒になります。ではお勧め商品です。
【スキップホップ】アニマル・ストローボトル

出典:http://www.dadway-onlineshop.com/
ニューヨークの育児ブランド「スキップホップ」の水筒。容量もちょうど良く、飲み口はストローでお子様にはぴったり。見た目も可愛くママも納得のデザインです。注水口は広めで氷も入れやすく洗いやすい!原色使いでみんなの目をひくこと間違いなしですね。
■コップと直飲みの2way水筒
洗い安いコップとストローの2way水筒。このタイプは年齢が低いときはストロー、年齢があがってコップを上手に使えるようになったらコップ飲みができます。長い期間使用できるのでお買い得ですね。これは衛生面が気になるママ、そして長い目でみればお買い得なものが良い!というママにはベストマッチの水筒と言えるのではないでしょうか。
【タイガー】 ステンレスボトル MBR-B06G

出典:https://www.tiger.jp/front/
タイガーのサハラ2Wayシリーズは内部に「スーパークリーン加工」を採用。ササっと洗うだけでもニオイ移りや汚れを抑えてくれるとのこと。家事の負担が軽減されるとありがたいですね。かわいいキャラクターもおすすめポイント。
4.洗いやすい水筒 とは?
水筒は口が広いと中までしっかり洗えます。しかしそうでないタイプのものがあります。例えばペットボトル形式のものや、ストロータイプは洗いにくいですね。では洗いにくい水筒の場合どのようにすれば清潔を保てるのでしょうか。
まずは洗浄剤からみていきましょう。
■洗浄剤
【小林製薬】ステンレス水筒洗浄中

出典:https://www.kobayashi.co.jp/seihin/sssj/index.html
タブレットの錠剤を水筒の中に一粒入れ、そこへぬるま湯を注ぎます。すると、成分が溶けてボトル内の手の届かない底の汚れなど全体をくまなく洗浄してくれます。これがあればどんな形状の水筒もへっちゃらですね。ただしアルミニウム素材の水筒には使用不可ですのでお気をつけください。
■専用ブラシ
【アズマ工業】さまざまな注ぎ口を洗える ストロー&注ぎ口用ブラシ4点セット

出典:https://azuma-kaitekihyakka.com
ストローの内側がだんだん茶渋でくすんできたらブラシでごしごししたい!と思いますよね。そんな時と強い味方をご紹介。水筒の内部を洗うグッズは100均でも手に入りますが、飲み口の細かいところまではなかなか洗えません。色々な形状のすきま、ストロー内部をごしごしできます。
5.まとめ

お子様の水筒選びひとつとっても「うちの子の使いやすいものは」と選ぶ愛情あふれたママたちのお顔がうかんできます。お子様の年齢や用途によってさまざまな選択肢がある水筒。どの水筒が我が子にはぴったりなのかな、という疑問に少しでもお力になれたら幸いです。
・素材
・飲み口の形状
・重さ
・容量
・お手入れ方法
これらにポイントをおいて大切なお子様の毎日に登場する水筒を選んでみてください。きっと素敵でぴったりの水筒に出会えることでしょう。
ライター:清水