【七五三での親の服装は?】ママの衣装の選び方やオススメを紹介!

七五三は子どもの行事だし…、と考えていませんか?確かに主役は子どもですが、ママだってれっきとした参加者。正式な場でそぐわない格好をしていくのは恥ずかしい思いをすることになりますし、その写真はその先ずっと残ります。そして何より、子供と一緒にオシャレをして写真を残せるまたとないチャンス。せっかくの機会ですから、何度も振り返りたくなるようなステキな思い出を残せるよう、七五三での服装についてご紹介します!

この記事でわかること
・七五三での服選びのルールやマナー
・それぞれのタイプの注意点や選び方
・パパの衣装の選び方

読むのに必要な時間は約 5 分です。

 

1.七五三にママが着るものは主に3パターン

ママが着る服は大きく分けて3パターン、着物・スーツ・ワンピースがあります。それぞれ抑えるポイントが違うので、状況に応じてどれにするかを選びましょう。

まず、こういった行事で着る服や着物の考え方には「格式」というものがあり、七五三の主役である子どもより格式の高いものを着てはいけないというルールがあります。

お子さんが和装の時、ママは和装でも洋装でも構いませんが、お子さんが洋装なら、ママが和装を着ると格式が逆転してしまうのでNG!まずは子どもの衣装が決まってから選ぶか、ギリギリまで決まらないようなら、洋装の準備をしておくと無難ですよ。

■着物

着物で気をつけなければいけない点は格式。留袖は格式が高過ぎるので、着ることができません。訪問着、色無地、付け下げを選ぶようにしましょう。付け下げよりも格式が低くなる小紋などは普段着の扱いになるのでNG。(条件によって例外あり)

こういった着物の知識は聞き慣れていないと難しく聞こえてしまいますが、レンタルの場合は七五三用のものを探せばいいですし、手持ちの着物なら美容室や着付け教室などで聞いておけば安心です。

着物というと少し構えてしまう方も多いと思いますが、子どもと一緒に和装する機会というのは、七五三を逃すとその先滅多にありません。ですから、せっかくなら…と少しでもお考えの方には是非おススメです!

■スーツ

お子さんの年齢は、大きくなってきたとはいえまだまだ甘えたい盛り。着物だと対処しきれない!着付けする時間がない!という場合はスーツがおススメ。パパとのバランスも取りやすいですよ。

スーツの場合、種類はどれでも構いませんが、モノによっては合わせ方などに工夫が必要です。カチカチにならないよう気遣いましょう。

また、今後入学式や卒業式といったイベントにも使えるので、ここで一着きちんとしたものを用意しておくと重宝します。

■ワンピース

ワンピースに関しても、普段から着慣れていますし動きやすさは安心。そしてなんといっても様々なシーンで着回しが利く幅広さが魅力です。生地や形があまりにもラフでなければ、ジャケットや上品なアクセサリーを合わせるだけで、普段から着やすいきれい目ワンピースでも充分アレンジできます。種類も豊富なので、オシャレを楽しみたい!というママや、出来るだけ出費を抑えたい!というママにイチオシです。

着物やスーツよりも着慣れていて締め付けがない分疲れにくく、体型に関しても対応が利くので、次のお子さんがお腹にいる場合などにもおススメですね。

2.着物を着る場合

■着方

お持ちの着物が着たい!という場合、次に考えるのが着付け。ご自身や身内でできる人がいれば良いですが、なかなかそうはいかないことの方が多いですよね。

一番ポピュラーなのは美容室。メイクや和装に合う髪のセットも纏めてしてもらうこともできます。もちろん、ほとんどのお店は着付けだけでも受け付けてくれます。お子さんの着付けとあわせて済ましてもらうと、スケジュール的には楽になるかもしれません。

ただし、着付けは要予約のところも多いので、事前に時間を計算して忘れずに予約するようにしましょう!

■レンタルする場合

お祝いごとの時ぐらいしか使わないし、買うには高い、という時はレンタルを頼みましょう。レンタルなら格を間違うことはないし、お子さんや義母さんなどの服に合わせて選びやすい利点もあります。小物なども合わせて頼めるサービスもありますし、クリーニング代も考えないでいい場合がほとんどです。

着物を買っても箪笥の肥やしになりそう…とご心配の方はレンタルの方がいいでしょう。万が一サイズなどに間違いないか確認できるよう、注文は早めに。

3.スーツを着る場合

■カラーフォーマルかセットアップスーツが良い

このどちらかにしておけば、今後のお子さんの行事の服に困ることはほとんどなくなります。他にも結婚式などにも使えるので、お祝い事の衣装として、キチンと感と華やかさを兼ねそなえた優れもの。一着持っておいて損はないですが、毎回同じなのは嫌だな、と思う方は、着物同様レンタルもありますよ。

■コサージュやアクセサリーを合わせる

できれば手持ちのスーツでどうにかしたい!という人もいますよね。けど持っているのはリクルートやビジネススーツしかない…、という人にオススメの方法です。

かっちりし過ぎているスーツをそのまま何もせずに着てしまうと、お祝いムードの中で一人だけ浮いてしまいます(写真だと特に浮いて見えてしまいます)。

そんな時はコサージュやアクセサリーなどで華やかさをアップしましょう!
1つ2つ取り入れるだけで違うので、コストを抑えたい時には助かる手段です。
ただあまりに派手なものだとスーツにも周りの雰囲気にも合わなくなるので、出来るだけ品のあるものを選びましょう。

■インナーを明るめの色にする

これもコサージュやアクセサリー同様、暗めのスーツでの対処としてとっても有効です。パステルカラーなどはスーツの印象をマイルドにしてくれますし、優しい雰囲気にもなるのでオススメですよ。また、フリルなどのアクセントがついたブラウスなども簡単にお祝い感を出せます。

■スカートかパンツスタイルか

どちらでもダメということはないので、状況に合わせて選びましょう。パパとのバランスが取りやすいのはスカート。お子さんがヤンチャしそうだな、と心配されてる場合は動きやすく、しゃがむ時など気を使わなくて済むパンツスタイルがオススメ。

4.ワンピースを着る場合

■派手過ぎはNG、でもお祝いの場なので華やかに

フリルがスカートにふんだんに使われていたり、全体にスパンコールなどの光り物があしらわれていたりするような結婚式の二次会向けのワンピースはやめておきましょう。ママの服がギラギラしていると、子どもとの釣り合いが取れず不自然です。

華美すぎるものではなく、服のシルエット自体がきれい目で、上品な生地のものがベスト。フリルよりレース使いの物の方が落ち着いて見えます。少し若すぎるかな?という時はジャケットを合わせてみるとキッチリ感が出せますよ。

■おすすめの色

今後の着回し力でいうとネイビーが便利。基本的にどこでも使えますし、黒よりも重くならず、写真映えもします。コサージュやアクセサリーなどで差し色を作る時も、薄めの色であればだいたい合わせることができるので扱いやすいです。

ベージュやピンクベージュなどもオススメ。優しい雰囲気でパパとの組み合わせも◎他のアイテムと合わせたい時の相性もあまり悩むことはなく、使いやすさはネイビー同様とても優秀で、明るい色の方がいい場合は、このタイプのカラーリングを選んでおけばまず間違いありません。

■胸元が開き過ぎていたりスカート丈が短すぎるのはNG

七五三は正式な行事です。ハメを外す場ではないので、ママとして大人らしい佇まいが大事。あまり肌の露出が多いと、特にこういった場ではどうしても下品に見えてしまいます。厳格にどこまでがNG!というわけではありませんが、常識の範囲内で判断しましょう。

5.パパの服装はどう決める?

ママの服装が決まったらパパの服装を考えましょう。結構イベントの服装などに無頓着なパパも多いですよね。ママの服の方は多様性があり、選ぶ範囲が広いので、ママが服を選んでからパパの服を選ぶのがスムーズですよ。

パパの服の決め方として、「夫婦の格を合わせる」というのがあります。子どもとママが和装の場合、パパは和装かスーツ、どちらでもOK。和装の場合は羽織付きで着物か袴を。スーツはフォーマルでもビジネスでも構いません。色もダーク系のものなら基本的に問題ないです。もしママがフォーマルスーツ(礼装)を着ていく場合は、できれば合わせた方が馴染みはいいですね。

ほとんどビジネススーツでカバーできますが、お子さんとママと一緒に並んだ時に不自然はないか、ということに気遣っておきましょう。

ネクタイに関しては派手すぎない色物がオススメ。特にNGカラーもないので、好きなものをチョイスしましょう。スーツのカラーが暗く、少し重たい印象ならカラーシャツと合わせてみるのも素敵ですよ。

6.まとめ

子どもの健やかな健康を祈る七五三。同時にこれぐらいの年齢になると、言葉での意思の疎通も出来るようになり、ママの体型も安定してきます。バタバタと自分のことを構う暇もなかった育児が、ほんの少し落ち着きだして、余裕が持てるようになってくる頃。

七五三は確かに子どもの行事ですが、しばらくないがしろにするしかなかったオシャレをもう一度楽しめるキッカケになるかもしれませんね。

みんなで和装をするのも、スーツでスマートにキメるのも、ワンピースを綺麗に着こなすのも、どれも素敵な思い出になると思います。是非、良い七五三を過ごしてくださいね!

ライター:本間