【画期的】顔にワセリンを塗って“しっとり美肌”に!?おすすめ商品ご紹介

肌荒れや乾燥肌などの肌トラブルで皮膚科を受診した際に、ワセリンを処方してもらったことはありませんか?半透明でベタベタしたワセリンは、使い心地があまりよくないので、肌トラブルがある程度緩和されたらそのまま放置もしくはゴミ箱に捨ててしまう人もいるでしょう。

ですが、それは実にもったいない!ワセリンは安価に購入できるのにも関わらず、傷口の保護だけでなく保湿剤や顔パック、マッサージオイルの代わりとしても使うことができるんです。

今回は、ワセリンの効果や使い方についてご紹介。これを見ればあなたもワセリンで美肌を手に入れることができますよ。

この記事でわかること
1.リーズナブルなのに美肌効果抜群!ワセリンの効果と使い方
2.ワセリンが肌に合わないときの対処法
3.ドラッグストアで購入できる!顔に塗れるおすすめのワセリン

読むのに必要な時間は約 8 分です。

1.ワセリンの効果

出典:https://www.amazon.co.jp/

皮膚科でも処方されるワセリンですが、実はワセリンは医薬部外品でドラッグストアでも安く購入できます。そんな、ワセリンの原料ってなんでしょうか?また、具体的にどんな効果が期待できるのでしょうか?

■ワセリンとは

ワセリンの原材料はなんと石油。石油を精製することによってワセリンは作られます。石油と聞くと身体に悪そう…と思いますよね。ですが、ご安心ください。石油と言っても、ワセリンは精製されており、不純物はできるだけ取り除いてあります。また、石油は天然由来成分の1つなので肌に塗っても全く問題ありません。

むしろ、ワセリンは石油以外の成分は含まれていませんので無添加で安心して使える化粧品なのです!

■ワセリンの効果


ワセリンは皮膚の上に塗ることによって、角質層に油性の保護膜を作り、水や空気などの外部からの刺激から皮膚を守る効果があります。また、ワセリンが角質層にとどまることで、乾燥してガサガサになった角質を落ち着かせたり固くなった皮膚を柔らかくしたりする効果も期待できますよ。

具体的には
・乾燥による体のかゆみ
・粉ふき
・ひびわれ
・手荒れ、唇の荒れ
・目元の小じわ

などの症状を緩和します。ですが、ワセリンの効果はあくまでも外部からの刺激をバリアするもの。ワセリンにはステロイドのように炎症を抑える効果はありませんので、皮膚にかゆみや炎症が見られる場合は、医薬品やスキンケア商品を使うようにしましょう。

■ワセリンと白ワセリンの違いは?


ワセリンには、黄色味がかっているワセリンと白ワセリンがあります。この2つのワセリンはどちらも100パーセント天然由来成分の石油で作られており、効果も成分も全く同じです。

ワセリンと白ワセリンの違いは、精製度の違いで白ワセリンの方がワセリンよりも精製度が高く、不純物をより多く取り除いています。なので肌が弱い方や小さな子供に使用する場合は、白ワセリン、コスパ重視で保湿を考えている方にはワセリンと言ったように使い分けると良いでしょう。

また、白ワセリンをさらに精製したものに【プロペト】と言うものがあります。これは、病院で処方される保護剤の1つになります。ワセリンに含まれる不純物を可能な限り取り除いたもので、顔や目の周りに使っても問題ありません。極端に言えば、目に塗っても大丈夫なので、肌が弱い赤ちゃんやアトピー症状のある患者さんにも使うことができます。

筆者の息子はアトピー持ちで、生後3ヶ月からこのプロペトにお世話になっています。ベタつきが少ないのにも関わらず、1日中しっとりしたお肌が保てるのが特徴で、ステロイドの後にこのプロペトを塗り続けたおかげで、息子のアトピーによる皮膚の荒れは緩和されました。

このように精製度の違いによって色や不純物の量が異なるワセリンですが、ベタつきも種類によって異なります。ベタベタで油分が多い黄色ワセリンに比べて白ワセリンやプロペトは伸びがよく、ベタつきも少ないものになっています。

2.ワセリンを顔に塗るときの使い方

肌の乾燥を防ぎ、外からの刺激をブロックしてくれるワセリン。天然由来成分100パーセントで、副作用もないため、顔に塗ることもできます。ここでは、ワセリンを顔に塗る時の使い方について詳しくみてみましょう。

■保湿クリームとしての使い方


ワセリンは保湿クリームの代用として使うことができます。化粧水、美容液で肌を潤した後にワセリンを塗ると水分の蒸発を防ぐことができるので、肌の奥まで美容成分を浸透させることができますよ。

顔に塗る保湿クリームとして使用するのであれば、白ワセリンを塗るのがおすすめ。ワセリンでも問題はないのですがベタついたり、肌が弱い人はワセリンに含まれているわずかな不純物がかぶれをおこしたりする恐れあります。

■フェイスパックとしての使い方


ワセリンは外部の刺激から肌を守るのはもちろんのこと、化粧水や美容液を塗った肌をパックし潤いを保つこともできます。そんなワセリンの効果を活用したのが、ワセリンのフェイスパック。やり方はとても簡単で、お風呂で洗顔した後にワセリンを塗るだけ。保湿効果はもちろんのこと、パックをすることで、ワセリンが毛穴の皮脂と同化し、黒ずみの原因となる角栓を柔らかくすることができるので、黒ずみ防止にも効果が期待できます。

ワセリンのフェイスパックの方法
1.手持ちの洗顔料で洗顔する
2.濡れたままの状態でワセリンを顔に塗布する
3.そのまま湯船に入る
4.軽く洗顔または化粧水をつけたコットンで優しく拭き取る
お風呂以外でパックする時は、特に気になるところをパックするようにしましょう。パックするのは寝る前がおススメ。洗顔後に気になる部分にワセリンを塗り、保湿のためにマスクをして就寝します。すると、翌朝には気になる部分の乾燥が改善されますよ。パックしたワセリンは翌朝にしっかり落として保湿しましょう。

ワセリンパックで注意してほしいのが、使用するワセリンは別容器に入れてお風呂に持ってくること。少々面倒に思われるかもしれませんが、ワセリンを保存する容器にお風呂の湿気が付いてしまうとワセリンに雑菌が繁殖してしまう恐れがあります。

また、パックをする際はニキビや吹き出物を避けてワセリンを塗るようにしましょう。ワセリンは油分が多いので、ニキビや吹き出物に塗ると炎症した毛穴にワセリンが詰まり、さらに悪化してしまう恐れがありますよ。

■マッサージオイルとしての使い方


石油を原料としているワセリンはマッサージオイルとして使うこともできます。そのまま使ってもいいのですが、好きな香りと天然の植物油を使ってオリジナルのマッサージオイルを作って顔や身体に塗るのもおススメです。コスパも良いですし、無添加なので肌が弱い人でも使うことができますよ。

 

ワセリンのマッサージオイルの作り方

《材料》
白色ワセリン
植物油:アーモンドオイル・オリーブオイルなど
精油:ラベンダーなどお好みの香りのもの

《手順》
1.ワセリンを湯煎で溶かし、同量の植物油を一緒に入れてさらに混ぜる
2.透明になったらお湯から下ろし、精油を1滴入れる
3.冷めないうちに容器に入れる

作ったオイルは温かいうちに容器に入れないと固まってしまうのでご注意を。手作りマッサージオイルの保存期間は1ヶ月程度になるので、少量ずつ作って使用すると良いでしょう。

ワセリンは肌が乾いた状態で使用すると伸びが悪くベタつくので、お風呂あがりに肌の水分が残った状態で使用するのがベスト。マッサージによる肌への摩擦を保護してくれるのはもちろんのこと、肌の水分を閉じ込めてくれるので、マッサージ後は潤いのあるプルプルのお肌になりますよ。

オイルマッサージ後はそのままでも問題ないのですが、べたつきやテカリが気になる場合は、化粧水を浸したコットンで軽くふき取ると良いでしょう。

■リップクリームとしての使い方


ワセリンは唇にも使用することができます。唇が乾燥して荒れている、唇の縦じわが深くなっている方にオススメです。万が一、口の中に入れてしまってもワセリンは無害なので小さな子供のリップクリームとして使用するのもいいでしょう。

また、唇の皮が剥けてガサガサに荒れてしまった時は、はちみつとワセリンを混ぜたリップパックをするのもオススメです。

ワセリンぼリップパック
1.お湯に浸したコットンを唇にあてて角質をふやかす
2.柔らかくなった唇の皮を綿棒で取り除く
3.ワセリンとはちみつを1:1の量で混ぜて唇に塗る
4.ラップを唇の上にのせて5~10分待つ。

■ハイライトとして


化粧でファンデーションを使うと粉っぽくなったりすることってありますよね。化粧をしていても艶のある肌を見せたいと思いませんか?

でも、艶のある肌を化粧で再現するのはなかなか難しいので専用の化粧品を購入することもあるでしょう。そうなると、家計を支えるママはなかなか手が出せないですよね。でも、大丈夫。実は、ワセリンはメイク時のハイライトとして使うこともできるのです。

使い方は簡単で、ベースメイクの仕上げに艶を出したい頰や鼻筋にワセリンを薄く塗るだけ。それだけで艶のある肌を演出することができますよ。これなら、お金もかかりませんし、簡単にメイクできるので忙しいママでもできますよね。

3.肌に合わない時はどうする?

ワセリンは石油を精製してできているため、100%天然由来成分です。そのため、赤ちゃんからお年寄りまで安心して塗ることができますが、稀に肌にあわずにかゆみやかぶれを起こしてしまう人がいます。

■かゆみ、かぶれ

ワセリンを使ってかゆみやかぶれを起こしてしまう原因は大きく分けて2つあります。

1.精製度が低いワセリンを使用したから
2.間違ったワセリンの使い方をしているから

ここでは、ワセリンでかぶれやかゆみを起こす原因を詳しくみていきましょう。

1精製度が低いワセリンを使用したから

ワセリンは石油を精製したもので、精製度の違いによって呼び名が変わります。精製度の高さは、

ワセリン<白ワセリン<プロペト

となっており、プロペトに至っては目の中に入れても問題ないくらいまで精製されています。精製度が低いと言われているワセリンは、黄色味がかっており、ベタついているのが特徴で白ワセリン、プロペトよりも不純物が多く含まれています。

もちろん、ワセリンは肌に塗っても問題ないくらいの精製を行っていますが、肌が弱い人はワセリンに含まれるわずかな不純物が刺激となりかぶれやかゆみなどを引き起こしてしまうことがあります。
2.間違ったワセリンの使い方をしているから

空気や水、ほこり、乾燥などから皮膚を保護するワセリン。潤いを閉じ込めたり、乾燥した角質を抑えたりする効果が期待できるワセリンですが、ニキビやかゆみ、かぶれといった肌トラブルに見舞われている箇所に塗ると症状が悪化してしまうことがあります。

ワセリンは万能薬と思われがちですが、かゆみやかぶれなどの症状を鎮める効果はありません。そのため、かゆみやかぶれ、炎症などを起こしている箇所にいくらワセリンを塗っても、残念ながら改善することはないのです。

むしろワセリンは、かゆみやかぶれでできた皮膚の小さな傷に蓋をしてしまいます。もし、かゆみやかぶれを起こしている箇所に消毒や処置をせずにワセリンをそのまま塗ってしまうと、傷口に入り込んだ菌を増殖させてしまう恐れもあるのです。さらにニキビにワセリンを塗ると、毛穴にワセリンが詰まりニキビを悪化させてしまうこともあります。

■対処法


ワセリンによってかゆみやかぶれができた場合の対処法は、

1.精製された白ワセリンを使用する
2.ワセリンはニキビ、かゆみ、かぶれのある箇所を避けて塗る

2つの方法があります。

1.精製された白ワセリンを使用
黄色味がかかったワセリンを使用して、肌に合わなかった場合、中の不純物が肌に刺激を与えている可能性があります。この場合は、ワセリンをより精製した白ワセリンを塗ると良いでしょう。精製度の低いワセリンは安価で購入できるものの、不純物が入っているので肌の弱い人や赤ちゃん、お年寄りに塗るのは避けた方がいいかもしれませんね。
なお、精製度が高い白ワセリンでも粘膜や目の周りに塗るのはおすすめできません。粘膜や目の周りなどよりデリケートな部分を塗る際は、より精製されたプロペトを塗ります。ただし、プロペトは医療用医薬品なので市販されていません。
2.ワセリンはニキビ、かゆみ、かぶれのある箇所を避けて塗る

ワセリンは健康な肌にいくら塗っても問題はないのですが、ニキビやかゆみ、かぶれなど肌トラブルのある箇所に塗ると症状が悪化する恐れがあります。

ワセリンにはこれらの症状を改善する効果はありませんので、肌トラブルのある箇所には塗らないようにしましょう。ただ、ニキビ、かゆみ、かぶれに効く薬を塗った後、絆創膏の代わりとしてワセリンを塗るのは傷口の保護になるので、症状改善の効果が期待できますよ。

4.顔に塗れるおすすめワセリン

ここまでワセリンの効果や使い方、注意点についてご紹介しました。では、実際にワセリンを使うとしたら、どんな商品を選べばいいのでしょうか?ここでは、顔に塗れるおすすめのワセリンをいくつかご紹介します。どのワセリンもドラッグストアに販売されているものばかりなので、気になったら、是非、手に取ってみてくださいね。

■健栄製薬 ベビーワセリン 100g

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一般的に販売されている白色ワセリンをさらに精製し、不純物をできるだけ除去しているのが特徴で、肌の弱い赤ちゃんでも安心して使うことができます。柔らかく伸びがいいので、全身にまんべんなく塗ることができますよ。また、チューブタイプなので使いやすく、雑菌に触れにくい作りになっているのも嬉しいポイントです。

■サンホワイトP-1 400g

出典:https://amzn.to/

容器に入っている大容量の白色ワセリンになります。こちらもワセリンの不純物をできるだけ取り除いた作りになっているので、比較的肌の弱い方でも使うことができます。

容器にそのまま手指を突っ込んで使うと、ホコリやごみ、雑菌が入り込んでしまうので、衛生的に使うためには「プラスチックのスプーン」がおすすめです♪

■ヴァセリン オリジナルピュアスキンジェリー 200g

出典:https://amzn.to/

ワセリンを主成分とした保湿剤で、ワセリンの他にアロエエキスやグリセリン、スターチが配合されています。ワセリン以外の成分が入っているので、赤ちゃんや肌の弱い人は控えた方がよさそうですが、リーズナブルな価格で保湿性が優れている商品なので、普段使いはもちろんのこと、保湿パックやオイルマッサージなど特別なケアに使用するのもおすすめです。

5.まとめ

ワセリンは石油から作られた天然由来の保湿剤で、精製度によって中に含まれる不純物の量や色、性質が違います。ワセリンの効果は様々で、傷口の保護や乾燥防止はもちろんのこと、美肌や黒ずみ防止にも効果が期待できます。基礎化粧だけでなく、化粧のハイライトにも使うことができるので、化粧にあまりお金をかけたくないママにも嬉しい商品ですね。

ワセリンは薬用ではないため、副作用はありませんがワセリンの精製度が低いものを使用すると中に入っている不純物でかぶれやかゆみを起こすことがあるので、肌に合わない場合はより精製された白ワセリンを使うと良いでしょう。

リーズナブルで美容効果も期待できるワセリン。毎日のスキンケアの1つとして試してみてはいかがでしょうか?

ライター名
Tag_maru